インスタグラム広告の特徴
ここではインスタグラム広告の特徴を解説します。
インスタグラム広告の特徴は下記のとおりです。
- フィード
- リール
- ストーリーズ
- 発見タブ
- ショッピング
ひとつずつ解説していきます。
フィード
フィードとは、通常投稿と呼ばれる正方形の画像や動画などの投稿を指します。
フィードに広告を出す方法はあるものの、あまり一般的ではありません。
というのも、コンテンツの間に広告が差し込まれると、不快に感じるユーザーも少なくないからです。
そのため、仮にフィードで広告を出すのであれば、通常の投稿として出しても通用するレベルのクオリティが求められます。
リール
リールとは、最大90秒のショート動画の投稿です。
投稿をタップすると、動画が流れる仕様となっています。
リールに広告を差し込む場合、最初の数秒で印象づけることが重要です。
ユーザーに「興味のない動画」と判断されると、すぐに次の動画へスキップされます。
そのため、最初の数秒で印象づけるために、アイキャッチ画像やキャッチコピーなどを工夫することが大切です。
ストーリーズ
ストーリーズとは24時間で消える投稿で、画像や動画などを配信できます。
アイコンにピンク色の丸型で表示され、タップすると投稿を閲覧できる仕組みとなっています。
ストーリーズは、インスタグラム広告の配信方法のなかで一般的です。
画面に自社コンテンツ以外の情報が表示されないので没入感が高く、ブランドの認知度向上に向いています。
また、ストーリーズに表示された広告をタップするとアカウントに飛ぶので、フォロワーの増加も期待できます。
発見タブ
発見タブとは、インスタグラムの虫眼鏡アイコンをタップすると表示される機能です。
ユーザーが興味関心のありそうな投稿をセレクトし、表示してくれます。
インスタグラムにおいてユーザーがフォローしていない人の存在を知るきっかけは、発見タブです。
発見タブで検索する人は、新しいコンテンツを主体的に探しにいこうとしているユーザーです。
そのため、発見タブ広告を通してアカウントへの流入を増やし、認知度向上やフォロワーの増加などが期待できます。
ショッピング
ショッピングとは、投稿をタップすると商品ページに遷移し、商品を購入できる機能です。
ショッピング広告では、ショッピングの機能を利用した投稿をフィードや発見タブに出稿します。
ショッピング広告はECサイトを有している企業と相性がよく、商品タグなしの通常の広告と比べて、顧客獲得単価の削減が期待できます。
インスタグラム広告のやり方
いよいよインスタグラム広告のやり方を詳しく解説します。
- インスタグラムのプロフィール画面を開く
- 「広告ツール」を選択する
- 「投稿を選択」を選び、投稿を選択する
- 「次へ」を選び、詳細を入力する
- 設定した広告を確認する
手順に沿って順番に解説していきます。
手順1:インスタグラムのプロフィール画面を開く
最初に、インスタグラムのプロフィール画面を開きます(ビジネスアカウントに切り替えておく必要あり)。
手順2:「広告ツール」を選択する
プロフィール画面にある「広告ツール」を選択します。
手順3:「投稿を選択」をタップし投稿を選択する
「投稿を選択」をタップし、投稿を選択します。
ターゲットに見てほしい投稿や、反応のよかった投稿を選択するとよいでしょう。
手順4:「次へ」を選び詳細を入力する
目標の選択は下記から選べます。
- 問い合わせを増やす
- ウェブサイトへのアクセスを増やす
- プロフィールへのアクセスを増やす
自社の目標に合った選択から選びましょう。
オーディエンス設定では、カスタムオーディエンスか自動設定から選べます。
カスタムオーディエンスにすると、性別・年齢・地域・興味・関心などに絞れます。
最後に、予算と掲載期間を入力しましょう。
手順5:設定した広告を確認する
最後に、設定した広告のプレビューを確認します。
確認後に支払い方法を追加し「投稿を宣伝」を選択すれば、インスタグラム広告の作成は完了です。
インスタグラム広告4つの課金方式
ここではインスタグラム広告の課金方式について解説します。
インスタグラム広告の課金方式は下記のとおりです。
- CPC
- CPM
- CPV
- CPI
「インスタグラム広告ってどのくらい費用がかかるの?」と疑問に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
ひとつずつ見ていきましょう。
CPC
CPC(Cost Per Click)とは、広告がクリックされるごとに費用が発生する課金方式です。
1クリックあたりの相場は、50〜100円です。
例えば、広告予算が1日1万円と仮定した場合、100~200クリックほどで予算に達すると考えられます。
自社サイトや商品ページに誘導したい場合に効果的な課金方式です。
CPM
CPM(Cost Per Impression)とは、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式で、1表示あたりで発生する費用は0.2〜1円が相場です。
表示回数に応じて費用が発生するので、クリックされても費用は発生しません。
CPMは広告の露出回数を増やすのが目的で、ブランドの認知度向上が期待できます。
一方、アプリのインストールやサイトへの遷移など、広告に対して行動してもらうことを目的とする場合は、適していない課金方式といえるでしょう。
CPV
CPV(Cost Per View)は、広告動画が10秒以上再生されるか、最後まで再生された場合に課金される課金方式です。
費用相場は、1再生あたり4〜7円です。
動画の内容を見てほしい場合や、認知度の向上やブランディングが目的であれば、CPVを選ぶとよいでしょう。
CPI
CPI(Cost Per Install)とは、ユーザーがアプリをインストールすると課金される課金方式です。
1インストールあたりの相場は、100〜200円です。
例えば、広告経由で1万回インストールされると「100円 × 1万インストール」で、100万円の広告費用となります。
アプリのインストールを促すことが目的であれば、CPIがおすすめです。
インスタグラム広告で成果を出すポイント3つ
ここではインスタグラム広告で成果を出すためのポイントについて解説します。
- A/Bテストで検証する
- CTAを明確にする
- 最初はオーディエンス設定を控える
インスタグラム広告で成果を出すためにも、ポイントを押さえておきましょう。
ひとつずつ解説していきます。
A/Bテストで検証する
インスタグラム広告で成果を出すためには、インスタグラム広告のA/Bテスト機能を使用するのが効果的です。
具体的には、同じ広告を複数作成し、キャッチコピー・画像・CTAなどを変えて検証してみましょう。
ただし、A/Bテスト実施のうえで注意したいのは、広告の制作コストです。
特に動画だと編集に時間がかかるうえに、動画作成スキルのあるデザイナーが必要です。
そのため、ABテストを実施する前に、かけるコスト以上のリターンが見込めるかを検討しておくことをおすすめします。
CTAを明確にする
CTAを明確にしておくことで、インスタグラム広告で成果を出しやすくなります。
例えば「今すぐ購入する」「アプリをダウンロードする」「公式サイトをチェックしてみる」など、具体的な行動を訴求するのがポイントです。
CTAの有無によって、ユーザーが行動に移してくれる確立も変わってきます。
前述したA/Bテストなどを実施し、ユーザーが思わず行動したくなるようなCTAを設置しましょう。
最初はオーディエンス設定を控える
前述したように、インスタグラム広告ではオーディエンス設定ができます。
具体的には、性別・地域・興味関心などを細かく設定可能です。
オーディエンス設定をすることでターゲットを絞り込めるメリットがある一方で、広告を届けられるユーザー数も少なくなる点は注意が必要です。
広告を届けられるユーザーが減ると競合との奪い合いになり、クリック単価や顧客獲得単価が高騰するおそれがあります。
そのため、始めたばかりの段階では、広告オーディエンスを絞りすぎないことをおすすめします。
インスタグラム広告のやり方まとめ
インスタグラム広告のやり方についてまとめます。
インスタグラムのプロフィール画面を開く
- 「広告ツール」を選択する
- 「投稿を選択」を選び、投稿を選択する
- 「次へ」を選び、詳細を入力する
- 設定した広告を確認する
手順も多くはないので、すぐに広告を出稿できるかと思います。
この記事の内容を参考にして、インスタグラム広告をぜひ始めてみてください。