GA4のレポートとは
GA4のレポートは、Webサイトやアプリで計測されたデータをまとめたものです。
具体的には「どんなユーザーがWebサイトを訪れたか」「ページの閲覧時間」「流入チャネル」などがわかります。
レポートを見ればWebサイトの改善点を把握するのに役立つので、レポートはGA4の機能のなかでも特に利用頻度が高いといえます。
GA4のレポートを確認する方法
GA4のレポートを確認する方法は簡単で、左メニューにある「レポート」をクリックすると表示されます。
次に、レポートの種類を解説します。
レポートの種類
レポートは下記の3種類あります。
- 基本レポート
- 探索レポート
- 広告レポート
ひとつずつ見ていきましょう。
基本レポート
基本レポートは、先ほど出し方を解説したレポートのことです。
サイト全体のデータの概要を表示してくれます。
具体的には「ユーザー数」「平均エンゲージメント時間」「表示回数」などを確認できます。
探索レポート
探索レポートは、Webサイトやアプリのデータをより深く掘り下げて分析できるレポートです。
このレポートを使うと、ユーザーがどんな行動をしているか、どのページが人気なのかなど、さまざまな角度から分析できます。
探索レポートを確認するには、基本レポートの下にある「探索」をクリックしてください。
広告レポート
「どの広告がクリックされたか」「どの広告からユーザーが流入したか」などの情報がわかります。
広告を運用している方には、便利な機能といえるでしょう。
レポートを確認するには、探索レポートの下にある「広告」をクリックしてください。
探索機能を使ってレポートを作成する方法
ここでは、探索機能を使ってレポートを作成する方法を2つ解説します。
- 空白から作成する
- 経路データ探索から作成する
順番に解説していきます。
空白から作成する
最初に「空白」を使ったレポート作成方法を解説します。
シンプルな表を用いてデータを確認したいときにおすすめのレポートです。
まず、左メニューの「探索」から「空白」を選んでください。
データを表示するには「変数」「設定」にディメンションと指標をセットする必要があります。
セットするには、ディメンションと指標の右にある+マークをクリックしてください。
一例として、ディメンションに「ランディング ページ+クエリ文字列」指標に「総ユーザー数」「セッション」をセットしてみました。
続いて「行」「列」などに、先ほど用意したディメンションをセットします。選択するか、ドラッグ&ドロップしてください。
そして「値」も同様の方法でセットします。すると、以下のようにデータが表示されます。
経路データ探索から作成する
次に、経路データ探索から作成する方法を解説します。
「探索」→「経路データ探索」を選んでください。
経路データ探索は空白と違って、デフォルトでディメンションや指標がセットされています。
今回は、ランディングページから2ページ目に遷移したレポートを作成してみます。
まず、ステップ1の下向き三角をクリックしてください。すると、以下の画面が表示されます。
「イベント名」以外のノードを選びましょう。今回は「ページパスとスクリーンクラス」にします。
URLをクリックすると、ユーザーが遷移した2ページ目が表示されます。
以上で、探索機能を使ったレポートの作成方法は終わりです。
探索機能の使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。探索レポートの使い方をより詳しく解説しています。
GA4のレポートで利用頻度の高い5つの項目
最後に、GA4のレポートで利用頻度の高い項目を解説します。
- ページとスクリーン
- トラフィック獲得
- ユーザー属性
- ランディングページ
- リアルタイム
ページとスクリーン
「ページとスクリーン」は、ページごとの表示回数や平均エンゲージメント時間などが表示されます。
確認するには、基本レポートから「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」クリックしてください。
人気ページの把握や平均エンゲージメント時間を確認するのに役立てるとよいでしょう。
トラフィック獲得
「トラフィック獲得」は、ユーザーがどのチャネルから流入しているか把握できます。
確認するには、基本レポートから「集客」→「トラフィック獲得」を選んでください。
すると、以下の画面が表示されます。
流入チャネルごとのコンバージョン数や平均エンゲージメント時間がわかるので、Webサイト改善に役立てることができます。
また「セッションの参照元」を選択して、より詳細に流入経路を調べることも可能です。
セッションの参照元を確認するには「セッションのデフォルトチャネルグループ」の右にある下向き三角を押し「セッションの参照元」をクリックしてください。
ユーザー属性
ユーザー属性は、Webサイトに訪れたユーザーの年齢や性別などの属性を確認できます。
確認するには、基本レポートの「ユーザー属性」→「ユーザー属性の詳細」をクリックします。
すると、以下の画面が表示されます。
Webサイトを訪れたユーザーの国や地域を確認できます。
ランディングページ
ランディングページとは、Webサイトを訪れたユーザーが最初に閲覧したページを指します。
確認するには「エンゲージメント」→「ランディングページ」を選んでください。
これでランディングページの「セッション数」「コンバージョン」などのデータを確認できます。
ランディングページレポートについてさらに知りたい方は、以下の記事をご覧ください。ランディングページレポートの使い方を詳しく解説しています。
リアルタイム
リアルタイムでは、30分以内に発生したユーザー行動を確認できます。
確認するには「レポート」→「リアルタイム」を選択してください。
ユーザーの最初の参照元やイベント名などが表示されます。
リアルタイムについては以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は読んでみてください。
まとめ
GA4のレポートについて解説しました。
レポートを確認することで「どんなユーザーがWebサイトを訪れたか」「ページの閲覧時間」などを把握できます。
レポートで取得したデータは、Webサイトを改善するのに役立ちます。
この記事の内容を参考にして、GA4のレポートを利用してみてください。