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GA4のスクロール率を計測する方法や設定手順などを解説!

「GA4のスクロール率の定義は?」 「GA4でスクロール率を設定する方法が知りたい」 「設定したスクロール率はどこで確認できるの?」 こういった疑問や悩みに応える記事です。 【この記事でわかること】 ・GA4のスクロール率の定義 ・GA4でスクロール率を計測する方法 ・GA4でスクロール率を設定する4つの手順 ・GTMでスクロール率を設定する5つの手順 ・スクロール率をページごとに確認する方法 ・GA4のスクロール率を探索レポートで確認する方法 本記事では、GA4のスクロール率を設定する手順や、設定したスクロール率をページごとに確認する方法などを解説しています。 この記事を読むと、誰でも簡単にGA4でスクロール率を設定する方法がわかります。 GA4のスクロール率を設定したい方は、最後まで読んでみてください。

GA4のスクロール率とは

GA4のスクロール率とは、Webページがスクロールされた割合を表す指標です。

例えば、GA4の拡張計測機能であればスクロール率が90%に達すると「scroll」としてカウントされます。

Webページの90%まで読んでもらえた場合、ほぼ読了してもらえたといえます。

つまり、GA4のスクロール率は読了率に近い指標です。

最後まで読んでもらえるほど自社商品やサービスが成約するチャンスが増えるので、GA4の数ある指標のなかでも重要です。

GA4でスクロール率を計測する方法

GA4でスクロール率を計測する方法は、以下のとおりです。

  • GA4の拡張計測機能
  • GTM

GA4の拡張計測機能

スクロール率を計測する場合は、GA4の拡張計測機能を用いるのが一般的です。

後述するGTMより簡単に設定できるため、拡張計測機能でスクロール率を計測するのがおすすめです。

ただし、拡張計測機能の場合GTMのようにスクロールを計測するポイントを変更できません

GTM(グーグルタグマネージャー)

GTMとは、GoogleアナリティクスやSNSのタグなどを一元管理できる無料ツールです。

スクロールの計測ポイントを50%や75%などに設定したい場合は、GTMを利用しましょう。

GTMでスクロール率を計測したい方は「GTMでスクロール率を設定する5つの手順」にお進みください。

GA4でスクロール率を設定する4つの手順

ここでは、GA4でスクロール率を設定する手順について解説していきます。

  1. 「データストリーム」を選択する
  2. 「ストリーム」を選択する
  3. 「拡張計測機能の設定」を選択する
  4. 「スクロール数」をオンにする

非常に簡単で、1分ほどで終わります。

スクロール率を計測したい方は、設定してみてください。

手順1:「データストリーム」を選択する

最初に「データストリーム」を選択します。

GA4の左メニュー下部にある「管理」をクリックし「データストリーム」を選択しましょう。

GA4でスクロール率を設定する方法

手順2:「ストリーム」を選択する

次に、スクロール率を設定したい「ストリーム」を選択してください。

手順3:「拡張計測機能の設定」を選択する

続いて、画面右にある歯車マーク「拡張計測機能の設定」をクリックします。

GA4でスクロール率を設定する方法

手順4:「スクロール数」をオンにする

最後に「スクロール数」をオンにして保存すれば、スクロール率の設定は完了です。

GA4でスクロール率を設定する方法

GTMでスクロール率を設定する5つの手順

ここでは、GTMでスクロール率を設定する手順を解説していきます。

  1. 変数を設定する
  2. トリガーを設定する
  3. タグを設定する
  4. プレビューを確認する
  5. 公開する

GTMでスクロール率を計測したい方は、参考にしてみてください。

「GA4でスクロール率を設定できればいい」という方は「GA4のスクロール率をページごとに確認する方法」にお進みください。

手順1:変数を設定する

最初に、変数を設定します。

GTMの左メニューにある「変数」をクリックしてください。

次に、画面上部にある「設定」をクリックし、組み込み変数の設定から「Scroll Depth Threshold」にチェックを入れます。

GTMでスクロール率を設定する方法

手順2:トリガーを設定する

変数を設定したあとは、トリガーを設定します。

左メニューにある「トリガー」をクリックし、画面右上にある「新規」を選択してください。

続いて「トリガーの設定」をクリックし「スクロール距離」を選択します。

GTMでスクロール率を設定する方法

すると、以下の画面が表示されます。

GTMでスクロール率を設定する

「縦方向スクロール」にチェックを入れ、測定したい割合を入力します。

一部のページのみでトリガーを発生させたい場合は「一部のページ」を選んでください。

GTMでスクロール率を設定する方法

入力が終わったら「保存」をクリックします。

手順3:タグを設定する

トリガーを設定したあとは、タグを設定しましょう。

左メニューにある「タグ」→「新規」をクリックします。

次に「タグの設定」を選択し「Googleアナリティクス」→「Googleアナリティクス:GA4イベント」をクリックしてください。

GTMでスクロール率を設定する方法

すると、以下の画面が表示されます。

GTMでスクロール率を設定する方法
  1. 測定ID:GA4から取得
  2. イベント名:任意の項目(今回はscroll_measurementと入力)
  3. Event Settings Variable:「なし」を選択
  4. パラメーター:percent_scrolledと入力
  5. 値:{{Scroll Depth Threshold}}と入力

測定IDを取得するには「管理」→「データストリーム」をクリックし、計測したいストリームを選択してください。

画面右に「測定ID」と書いてあるので、コピーしましょう。

タグの設定が終わったら、先ほど作成した「スクロール距離」のトリガーを設定し、保存します。

手順4:プレビューを確認する

タグの設定が完了すれば公開してもよいのですが、念のためにプレビューで確認しておくことをおすすめします。

プレビューを確認するには、画面上部にある「プレビュー」をクリックしてください。

GTMでスクロール率を設定する

クリックすると、以下の画面が表示されます。

GTMでスクロール率を設定する

確認したいWebサイトのURLを入力し「Connect」をクリックしてください。

設定したタグが「Tags Fired」に表示されていれば、タグは正常に動いています。

GTMでスクロール率を設定する

手順5:公開する

プレビューを確認したら、あとは公開するだけです。画面上部にある「公開」をクリックしてください。

これでGTMの設定は完了です。

GTMでスクロール率を計測する場合は、GA4の拡張計測機能はオフにしておきましょう

GTMとGA4で重複して計測することを防ぐためです。

GA4のスクロール率をページごとに確認する方法

スクロール率をページごとに確認するには、左メニューから「レポート」→「ページとスクリーンを表示」をクリックしてください。

GA4のスクロール率をページごとに確認する方法

続いて「イベント数」の下向き三角を選択します。

GA4のスクロール率をページごとに確認する方法

最後に「scroll」をクリックしてください。

GA4のスクロール率をページごとに確認する方法

これでページごとのスクロール率を確認できます。

GA4のスクロール率をページごとに確認する方法

GA4のスクロール率を改善するなら「ヒートマップ」がおすすめ

ヒートマップとは、Webサイトを訪問したユーザーの詳細な行動を把握できるツールです。

ヒートマップの紹介

ユーザーが離脱したポイント・熟読されているエリアなどを把握できるため、スクロール率を改善するのに役立つデータを取得できます。

ヒートマップツールを導入していないと「いつも決まった箇所で読者が離脱している」といった損失に気づけません。

本来であればコンバージョンにつながったはずのアクセスを捨てていることになるため、Webサイトに投資してきた資金や時間を捨てているのと同じです。

損失を防ぎたい方は、ヒートマップツールを導入することをおすすめします。

ヒートマップツールに興味のある方は「サイトリード」のご利用を検討してみてください。

サイトリードは、3種類のヒートマップを搭載しているツールです。

サイトリードのヒートマップ機能

サイトリードで取得したデータをWebサイトの改善に活用すると、アクセスや売上の増加につながります

1,000PV未満の小規模のWebサイトであれば、無料でお試しいただけます。

「コスパNo.1のヒートマップツール」とご好評をいただいているサイトリードを、この機会に無料で利用してみてください。

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GA4のスクロール率についてよくある質問

最後に、GA4のスクロール率についてよくある質問にお答えします。

GA4で「not set」が表示される原因は?

GA4で「not set」が表示される原因は以下のとおりです。

  • GA4の設定ミス
  • セッションデータの欠損
  • リファラースパム
  • page_viewイベントの未発生 など

データを正しく取得できなかった場合に「not set」は表示されます。

スクロール以外のイベントはどんなものがある?

スクロール以外のイベントは、例えば以下があります。

  • 初回訪問(first_visit)
  • 訪問回数(session_start)
  • クリック数(click)
  • 広告のクリック数(ad_click)
  • 画面の遷移(screen_view)
  • ページビュー数(page_view)
  • 離脱クリック(click)
  • サイト内検索(view_search_results)
  • フォームの操作(form_start)

スクロールだけでなく、Webサイト改善において重要なデータを取得できます。

関連記事:GA4のイベントとは?種類や設定方法などを徹底解説!

まとめ:スクロール率を改善してWebサイトの収益性を高めよう!

スクロール率は、GA4の数ある指標のなかでも重要です。

Webページを最後まで読んでもらえるほど、自社商品やサービスが成約するチャンスが増えます

本記事の内容を参考にしてGA4のスクロール率を設定し、Webサイトの収益性を高めていきましょう。

GA4についてより詳しく学びたい方は、以下の記事を読んでみてください。GA4の使い方を詳しく解説しています。

GA4の基本的な使い方を初心者向けに徹底解説!