Webサイトの改善で確認したい5つの指標
Webサイトの改善で確認したい指標を解説します。
- PV数
- クエリ
- コンバージョン数
- リピート訪問率
- ユーザーの流入元
Webサイトの改善を成功させるためにも、まずは基本を押さえておきましょう。
1.PV数
PV(ページビュー)数は、Webサイトのページが閲覧された回数を表す指標です。
サイトのアクセス数を把握するために必須の指標なので、確認しておきましょう。
PV数は「GA4」というツールで確認できます。
2.クエリ
クエリとは、ユーザーがGoogleで検索したときに入力した語句を指します。
ユーザーがどんな情報を求めているかを知るために、クエリも確認しておきたいところです。
クエリは「Googleサーチコンソール」というツールで確認できます。
3.コンバージョン数
コンバージョン数は、商品の購入や資料請求など、サイトで設定した目標の達成度を測るための指標です。
サイトの収益性に直結する指標なので、Webサイトを改善する際に必ず確認しましょう。
コンバージョン数は、GA4で設定すると確認できるようになります。
4.リピート訪問率
リピート訪問率とは、過去にサイトを訪れたユーザーが再び訪問した割合を表す指標です。
この指標は、サイトの利便性や魅力度を測るうえで重要となります。
リピート訪問率は、GA4で確認できます。
5.ユーザーの流入元
ユーザーの流入元には、検索エンジンやSNSなどがあります。
どこから多く流入しているかで最適な集客方法が変わってくるので、ユーザーの流入元も調べておきましょう。
ユーザーの流入元は、GA4で確認できます。
Webサイトを改善する7つの手順
Webサイトを改善する手順は以下のとおりです。
- Webサイトのゴールを明確にする
- Webサイトを分析する
- 分析データを参考にして課題を抽出する
- 改善策を考える
- 改善策を実施する
- 定期的に施策の効果を確認する
- PDCAを回していく
手順に沿って解説していきます。
手順1:Webサイトのゴールを明確にする
最初に、Webサイトのゴールを明確にしましょう。ゴールが不明確だと、具体的に何をどうやって改善すればいいのかわからないからです。
ゴールを明確にすることで、改善点も明確になります。
【Webサイトのゴールの例】
- 月間10万PVの獲得
- 月間コンバージョン数100以上
- リピート訪問率30%など
手順2:Webサイトを分析する
ゴールを明確にしたら、GA4やGoogleサーチコンソールなどを利用して、Webサイトを分析しましょう。
分析する指標は、先ほど紹介した指標を参考にしてみてください。
- PV数
- クエリ
- コンバージョン数
- リピート訪問率
- ユーザーの流入元
【関連記事】サイト分析は5つの手順を踏めばOK!おすすめのサイト分析ツールも紹介
手順3:分析データを参考にして課題を抽出する
続いて、分析したデータを参考にして課題を抽出します。
【Webサイトの課題の例】
- 検索エンジンからの流入が少ない
- 設置しているCTAボタンがクリックされていない
- リピート訪問率が10%を下回っている
分析したデータを参考にして、ゴールの達成を妨げている原因を特定します。
原因を特定することで、改善策が見えてきます。
手順4:改善策を考える
課題を抽出したあとは、改善策を考えます。
先ほどの課題であれば、例えば以下の改善策が考えられます。
課題 | 改善策 |
検索エンジンからの流入が少ない | ・SEO対策を自社で実施する |
設置しているCTAボタンがクリックされていない | ・ボタンのサイズやカラーをA/Bテストする |
リピート訪問率が10%を下回っている | ・LPを見直す |
手順5:改善策を実施する
考えた改善策を実施していきます。
実施する際には、優先順位をつけると良いでしょう。
重要性や緊急性の高い改善策から実施し、反対に重要性が低い改善策は後回しにします。
手順6:定期的に施策の効果を確認する
改善策を実施したあとは、定期的に施策の効果を確認しましょう。
施策の効果が出ていれば問題ありませんし、効果が出ていなければ再び改善策を考えて実施します。
手順7:PDCAを回していく
最後に、施策の効果を確認したうえで、PDCAを回していきます。
PDCAサイクルを回すことで、持続的にサイトを改善し、成果の向上を図ります。
Webサイトの改善点の見つけ方
ここでは、Webサイトの改善点の見つけ方を解説します。
- Webツールを使う
- アンケートを集計する
- 競合サイトを参考にする
「改善点をうまく見つけられない」という方は、参考にしてみてください。
Webツールを使う
改善点を見つけるための基本的な方法がWebツールです。
有料ツールでもいいですが、GA4やGoogleサーチコンソールなど、無料ツールでも改善点を見つけられます。
また、ユーザーのWebサイト内の行動を可視化できる「ヒートマップツール」もおすすめです。
Webツールを活用して、サイトの改善点を見つけていきましょう。
アンケートを集計する
改善点を見つけるために、アンケートを集計する方法もあります。
アンケートを集計すれば、サイトの利便性やデザインなどの改善点を客観的に把握できます。
【アンケートの集計方法】
- Googleフォーム
- クラウドソーシング など
競合サイトを参考にする
競合サイトを参考にして改善点を見つける方法もあります。競合サイトを参考にする際のポイントは、以下のとおりです。
- コンテンツの内容
- コンテンツのジャンル
- 利用しているSNS
- サイトのデザイン
- サイト構造など
競合サイトを分析して自社に足りない要素を洗い出すことで、改善につなげられます。
Webサイトを改善する際の注意点4つ|失敗を防ぐ
ここでは、Webサイトを改善する際の注意点を解説します。
- 目的が不明確な状態でサイト改善をしない
- 経験や勘でサイト改善をしない
- 企業目線でサイト改善をしない
- 施策の効果を確認せずにサイト改善をしない
Webサイトの改善で失敗しないためにも、注意点を押さえておきましょう。
1.目的が不明確な状態でサイト改善をしない
目的が不明確な状態でサイト改善するのは避けましょう。
目的が不明確だと方向性や優先順位などが定まらず、ムダな改善をくりかえす恐れがあるからです。
効率よくサイトを改善するためにも、目的を明確にしたうえでサイトを改善しましょう。
2.経験や勘でサイト改善をしない
どれだけWebサイトを改善してきた実績があっても、経験や勘だけでサイト改善をするのはよくありません。
根拠や仮説もなくサイトを改善すると、的外れな改善策をしてしまう可能性が高いからです。
また、経験や勘だけでサイト改善をしてしまうと、効果を検証しづらくなります。
そのため、経験や勘でWebサイトを改善するのではなく、Webサイトで測定したデータやユーザーの声など、客観的な情報を活かしてサイトを改善しましょう。
3.企業目線でサイト改善をしない
企業目線のみでサイト改善するのはNGです。
ユーザー視点を欠いてしまうと、ユーザーが求めるニーズやサイトの課題に対応できないからです。
ユーザー満足度を高めるためにも、企業目線だけでなくユーザーの視点も取り入れましょう。
4.施策の効果を確認せずにサイト改善をしない
施策の効果を確認せずにサイト改善をすると、改善策の効果や問題点を把握できません。
改善手の効果や問題点を把握できないと、最適な改善策につなげられません。
サイト改善で成果を出すためにも、施策を実施したあとに効果を確認することが大切です。
Webサイトの改善に役立つツール3選
最後に、Webサイトの改善に役立つツールを紹介します。
- サイトリード
- Googleサーチコンソール
- GA4
1.サイトリード
「サイトリード」は、3種類のヒートマップを搭載したヒートマップツールです。
サイト内のユーザー行動を可視化することで、Webサイトの改善点を見つけられます。
また、ヒートマップを利用できるだけでなく「離脱防止ポップアップ機能」を搭載しているので、離脱率の改善にも役立ちます。
サイトリードに興味のある方は、以下の公式HPをチェックしてみてください。
2.Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、クエリやサイトの平均掲載順位などを確認できるアクセス解析ツールです。
また、クリック率やページの表示回数など、アクセスに関連する重要な指標も確認できます。無料で利用できるので、設定しておくことをおすすめします。
設定方法も含めて詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
Googleサーチコンソールの使い方7選をブログ初心者向けに解説!
3.GA4(Googleアナリティクス4)
GA4は、PV数(表示回数)やコンバージョン数などを確認できるアクセス解析ツールです。
PV数やコンバージョン数だけでなく、ページ滞在時間やスクロール率など、SEOやコンバージョンを左右する重要な指標も確認できます。Googleサーチコンソールと同様、Webサイトを改善する際に必須のツールといえます。
GA4のアカウントをまだ作成していない方は、以下の記事を読んでみてください。アカウントの作成する方法を解説しています。
Webサイトの改善まとめ
Webサイトを改善する方法は以下のとおりです。
- Webサイトのゴールを明確にする
- Webサイトを分析する
- 分析データを参考にして課題を抽出する
- 改善策を考える
- 改善策を実施する
- 定期的に施策の効果を確認する
- PDCAを回していく
本記事の内容を参考にして、Webサイトを改善してみてください。