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アンカーリンクとは?使い方や注意点、ずれを解決する方法を徹底解説!

「アンカーリンクって何?ハイパーリンクとの違いは?」 「アンカーリンクの正しい使い方を知りたい!」 こういった疑問や悩みに応える記事です。 本記事では、アンカーリンクの基礎知識や正しい使い方を解説しています。 この記事を読めば、アンカーリンクについて理解でき、使い方もわかります。 アンカーリンクについて詳しく知りたい方は、最後まで読んでみてください。

アンカーリンクとは

アンカーリンク(anchor link)とは、Webページ内の指定した場所に移動するためのHTMLタグを指します。

アンカーリンクをクリックすると、指定した場所にジャンプする仕組みです。

設置する目的としては、サイトの利便性を良くするためです。アンカーリンクがあれば、読者は知りたい情報をすぐに読めます。

このように、サイトの利便性を向上させるためにアンカーリンクを設置します。

ハイパーリンクとの違い

ハイパーリンクもアンカーテキストも指定した場所に移動する点では同じですが、少し意味が異なります。

ハイパーリンクはWebページだけでなく、メールやPDFファイルなどのリンクも含まれます。

一方、アンカーリンクはWebページ内のリンクのみが対象です。

アンカーリンクの使い方

ここでは、アンカーリンクの使い方を解説していきます。

アンカーリンクの使い方がわからない方は、参考にしてみてください。

href属性

href属性は、リンク先のURLを指定するために使います。この属性を設定することで、別ページへのアンカーリンクを設定できます。

記述方法は以下のとおりです。

<a href="https://〇〇.jp">表示させたいリンクの名称</a>

「https://〇〇.jp」部分にリンク先にしたいドメインを入力。そして「表示させたいリンクの名称」に移動先ページの内容を表すアンカーテキストを入力してください。

これでhref属性を設定できます。

id属性

id属性は、Webページ内の特定の場所を指定し、移動するリンクを設定する方法です。

例えば、以下のようにHTMLに記述すると「アンカーリンクの使い方」の見出しにid属性を設定できます。

【id属性の記述例】

<a href="test">テキスト

<p id="test">テキスト</p>

「test」に指定したいアンカーリンクの名称を記載します。そして「テキスト」に表示させたいテキストを入力すると、id属性を設定できます。

target属性

target属性は、新しいタブページへ移動するアンカーリンクを作成したいときに使います。

新しいタブでリンク先のページを開くことで、違うページに移動したあとも前のページを簡単に確認できます。

【target属性の記述例】

<a href="リンク先URL" target="_blank">新規タブ</a>

「リンク先URL」にリンクさせたいページのURLを入力。そして「新規タブ」にリンク名を入れると、target属性を設定できます。

アンカーリンクを設置する3つのメリット

ここでは、アンカーリンクを設置するメリットを解説していきます。

  1. サイトの利便性が向上する
  2. SEO評価の向上が期待できる
  3. コンバージョン率の向上が期待できる

サイトの利便性が向上する

アンカーリンクを設置することで、サイトの利便性が向上します。アンカーリンクが適切に設定されていると、読者はページ内の情報を効率よく探せるからです。

サイトの利便性が向上することで、滞在時間や回遊率の向上が期待できます。

上記の指標はSEOやコンバージョン率(CVR)にも好影響を及ぼすので、アンカーリンクを設置するメリットは大きいです。

SEO評価の向上が期待できる

アンカーリンクを設置することで、SEO評価の向上が期待できます。

アンカーリンクを設置することで、検索エンジンがページ内の情報を理解しやすくなるからです。

検索エンジンがページ内容を正確に理解し、適正な評価を得られることで、検索順位の向上につながります。

また、前述したように滞在時間や回遊率の向上により、SEO効果が上がりやすくなります。

コンバージョン率の向上が期待できる

アンカーリンクを設置するとサイトの利便性が良くなるので、コンバージョン率の向上が期待できます。

例えば、滞在時間が10秒しかないページと1分あるページでは、1分のページのほうがコンバージョンが発生するチャンスは多いです。

コンバージョン率は収益に直結するので、アンカーリンクを設置してみてください。

アンカーリンクを設置する際の注意点3つ|失敗を防ぐ

ここでは、アンカーリンクを設置する際の注意点を解説していきます。

  1. パッと見てリンクだと気づいてもらえる工夫をする
  2. シンプルでわかりやすいテキストにする
  3. リンク先のページに問題がないか確認する

アンカーリンクの設置で失敗しないためにも、注意点を押さえておきましょう。

パッと見てリンクだと気づいてもらえる工夫をする

アンカーリンクを設置しても、気づいてもらえないと意味がありません。そのため、パッと見てリンクだと気づいてもらえる工夫をしてみてください。

例えば、アンカーリンクを太字で強調したり、下線を入れたりすると良いでしょう。アンカーリンクはテキストも重要ですが、デザインも重要です。

ユーザーが一目でリンクだとわかる工夫を施しましょう。

シンプルでわかりやすいテキストにする

シンプルでわかりやすいテキストにしましょう。

複雑でわかりにくいテキストだと、アンカーリンクだと気づかれずに離脱される可能性が高くなるからです。

また、シンプルであってもわかりにくいテキストもNGです。例えば「詳しくはこちら」や「ここをクリック」などのテキストでは、リンク先の内容がわかりません。

以下のように、リンク先の内容がわかるシンプルなテキストにしてみてください。

アンカーテキストとは?作り方のポイントや注意点などを解説!

シンプルでわかりやすいテキストにすれば、クリック率の向上につながります。

リンク先のページに問題がないか確認する

リンク先のページに問題がないか確認しましょう。

【よくあるリンク先のページの問題】

  • リンク切れ
  • 関連性の低いリンクを張っている
  • 低品質なコンテンツにリンクを張っている

リンク切れを起こしているとユーザビリティを損ねてしまうので、リンク切れは定期的にチェックする必要があります。

また、リンク元のページと関連性が低いページにリンクを張っていると、検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。

ユーザビリティや検索エンジンからの評価を損ねないためにも、定期的にリンク先に問題がないか確認しましょう。

アンカーリンクのずれを解決する方法

アンカーリンクを設定した際に、移動してほしい場所からずれるケースがあります。ヘッダーを「position:fixed;」にしていることがよくある原因です。

アンカーリンクがずれると見出しや一部の文字などが見えなくなるので、サイトの利便性が低下します。

気づいたら直すようにしましょう。

ずれを解決する方法はいくつかありますが、ここではCSSを使った方法を解説します。

コードの記述例は以下のとおりです。

#anchor{

padding-top:100px;

margin-top:-100px;

}

仮にヘッダーの高さ(padding-top)を100pxとした場合、margin-topを-100pxにして高さを相殺します。これで、アンカーリンクのずれを直せます。

まとめ:アンカーリンク以外のSEO内部対策も実践しよう!

アンカーリンクの基礎知識や正しい使い方を解説しました。アンカーリンクを設置することで、以下のメリットがあります。

  • サイトの利便性が向上する
  • SEO評価の向上が期待できる
  • コンバージョン率の向上が期待できる

本記事の内容を参考にして、アンカーリンクを設置してみてください。

アンカーリンク以外のSEO内部対策をしたい方は、以下の記事がおすすめです。

SEO内部対策とは?チェックすべき19項目やおすすめのツールを紹介!