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オウンドメディア運用を成功させる7つのコツ、運用代行を選ぶポイントなどを解説

「オウンドメディアを始めたけど、どう運用すればいいのかわからない…」とお悩みの方も多いと思います。 昨今は多くの企業がオウンドメディアを立ち上げており、Webマーケティング施策のなかでも主流といえます。 しかし、重要なのはオウンドメディアを立ち上げたあとであり、適切に運用できずに失敗する企業も少なくありません。 本記事では、オウンドメディア運用を成功させるコツや運用代行を選ぶポイントなどを解説 しています。 オウンドメディアの運用を成功させたい方は、最後まで読んでみてください。

オウンドメディア運用を成功させる7つのコツ

オウンドメディア運用を成功させるコツは、以下のとおりです。

  1. ゴールを明確にする
  2. 中間ゴールを設定する
  3. 運用体制を整える
  4. SEOで集客する
  5. 定期的に施策の効果を測定する
  6. Webツールを活用してコンテンツを改善する
  7. 自社のリソースで運用が難しい場合は運用代行を検討する

1つずつ解説します。

1.ゴールを明確にする

オウンドメディア運用を成功させるには、最初に達成したいゴールを明確にすることが大切です。

明確なゴールがあることで、オウンドメディアの方向性や戦略をブレさせずに運用できます

例えば、以下のゴールがあります。

  • 自社商品の売上向上
  • ブランド価値の向上
  • リードの獲得
  • 競合他社との差別化
  • 顧客との信頼関係の強化 など

上記を参考にしてゴールを設定してみてください。

2.中間ゴールを設定する

ゴールを実現するために、中間ゴールも設定しましょう。

中間ゴールを設けることで進捗状況を確認できるだけでなく、軌道修正が必要な場合にも対応しやすくなります。

例えば、以下の中間ゴールが考えられます。

  • 月10万PVを達成する
  • コンバージョンを月に10件獲得する
  • コンテンツのクリック率を平均3%にする
  • リードを月5件獲得する
  • SNSのフォロワーを月に1,000人増やす など

達成度合いを把握するために、具体的な数字を入れるのがポイントです。

中間ゴールを達成するたびに成果を実感でき、チーム全体のモチベーション向上につながります。

関連記事:【超実践的】KPIを設定する方法を手順に沿ってわかりやすく解説

3.運用体制を整える

ゴールと中間ゴールを設定したあとは、オウンドメディアの運用体制を整えます。

運用体制を整えることで、効率よくオウンドメディア運用を進められます

具体的には、以下のようにして運用体制を整えましょう。

  • オウンドメディア運用の責任者を決める
  • コンテンツの企画や編集などの担当を決める
  • オウンドメディア運用のルールを決める
  • 運用に必要なツールを導入する(アクセス解析やヒートマップなど)

責任者や企画・編集などの担当を決めるだけでなく、コンテンツの執筆やオウンドメディアを構築する担当も決めてみてください。

4.SEOで集客する

SEO(検索エンジン最適化)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを活用した集客方法です。

検索結果ページの上部にコンテンツを表示させることで目立たせ、見込み客の流入を狙います。

数多く集客方法があるなかで、SEOはオウンドメディア運用において最もメインの集客方法といえます。

集客を成功させるためにも、SEO対策を行いましょう。SEO対策のやり方は、以下の記事で確認できます。

関連記事:【初心者OK】SEO対策のやり方を基本からわかりやすく解説

5.定期的に施策の効果を測定する

定期的に施策の効果を測定することで、より効果の高い施策を立案しやすくなります。

効果を測定する際は「GA4」「Googleサーチコンソール」などのツールを活用しましょう。

上記のツールはGoogleが無料で提供しているため、活用しない手はありません。

「使い方がわからない」という方は、以下の記事を読んでみてください。

GA4とGoogleサーチコンソールの登録方法や使い方などを解説しています。

6.Webツールを活用してコンテンツを改善する

オウンドメディアのコンテンツは一度作ったら終わりではなく、定期的に改善する必要があります。

反応を見ながらユーザーが望むコンテンツにしていくほど、アクセスやコンバージョンの増加につながるからです。

データがないと改善の精度が悪くなるため、Webツールを活用してコンテンツを改善しましょう。

コンテンツの改善には「ヒートマップ」の利用がおすすめ

ヒートマップとは、Webサイトを訪問したユーザーの行動を詳細に分析できるツールです。

ヒートマップの説明

ヒートマップを導入していないと「いつも決まった箇所で読者が離脱している」といった損失に気づけません。

本来であればコンバージョンにつながったはずのアクセスを捨てていることになるため、Webサイトに投資してきた資金や時間を捨てているのと同じです。

損失を防ぎたい方は、ヒートマップを導入してコンテンツを改善しましょう。


ヒートマップツールに興味のある方は「サイトリード」のご利用を検討してみてください。

サイトリードは、3種類のヒートマップと離脱防止ポップアップを搭載したツールです。

3種類のヒートマップの説明

詳細なユーザー行動を分析できるため「コンバージョンが発生しない」「訪問したユーザーがすぐに帰ってしまう」などの課題を、簡単に見つけられます。

見つけた課題を解決すると、アクセスや売上などの増加につながります。

サイトリードは1,000PV未満のWebサイトであれば、無料でご利用可能です。

「コスパNo.1のヒートマップツール」とご好評をいただいているサイトリードを、この機会に無料で試してみてください。

無料でサイトリードを試してみる>>

7.自社のリソースで運用が難しい場合は運用代行を検討する

「自社に任せられる人材がいない」「コンテンツを制作している時間がない」などのリソース不足の場合は、運用代行に外注する方法もあります。

運用代行は、以下の作業を対応できます。

  • コンテンツの制作
  • SEO対策
  • 制作したコンテンツのデータ分析 など

コンテンツ制作のプロがオウンドメディア運用を代行してくれるため、成果を出しやすい点が魅力です。

自社のリソースだけで無理して運用するよりも、効率的に運用できる場合もあります。


必ずしも自社でオウンドメディア運用する必要はないため、リソースを確認したうえで外注するかを決めましょう。

次で、オウンドメディアの運用代行を選ぶポイントを解説します。

オウンドメディアの運用代行を選ぶポイント

オウンドメディアの運用代行を選ぶポイントは、以下のとおりです。

  • オウンドメディア運用の実績を確認する
  • 作業内容を確認する
  • 費用対効果を確認する

運用代行を検討している方は、参考にしてみてください。

オウンドメディア運用の実績を確認する

運用代行を選ぶ際は、依頼先の実績を確認することが大切です。

信頼できる実績をもつ運用代行を選ぶことで、オウンドメディア運用のゴールを達成できる可能性が高まります。

実績を確認する際のポイントは、以下のとおりです。

  • PV数
  • コンバージョン率
  • オウンドメディア運用を成功させた業界や規模 など

自社と同じ業界での成功事例があると、成果が出る可能性がより高くなります

運用代行を依頼する前に、ホームページなどで実績を確認してみてください。

作業内容を確認する

依頼前に作業内容やサービスの詳細について確認しておきましょう。

作業内容が不明確だと、契約したあとに「想定していた作業が含まれていなかった」というトラブルにつながる可能性があるからです。

トラブルを防ぐためにも、以下を参考にして作業内容を確認してみてください。

【オウンドメディアに必要な作業】

  • Webサイト構築
  • コンテンツ制作
  • SEO対策
  • データ分析
  • コンテンツの改善 など

費用対効果を確認する

運用代行にかかる費用が期待する成果と見合うかを検討することが大切です。

例えば「費用に対してどの程度のアクセス増加が見込めるか」「問い合わせ件数の増加が期待できるか」といった点を比較すると、費用対効果を判断しやすくなります。


また費用が安すぎる場合、サービスの質が低い可能性もあるため注意が必要です。

見積もり内容を確認しつつ、コストに見合う価値がある代行業者を選びましょう。

オウンドメディアの運用代行の費用相場

オウンドメディアの運用代行の費用相場は、月20〜100万円ほどです。

作業内容

費用相場/月

基本的な運用代行

20~30万円

複雑な機能やデザインを含む運用代行

30〜50万円

コンテンツ制作を含む総合的な運用

50〜100万円

※上記はあくまで目安です。費用は依頼内容や運用代行会社の規模によって変わるため、詳細は運用代行会社にお問い合わせください。

大手の運用代行会社ほど費用が高額になる傾向がありますが、実績があるため安心して運用を代行できるメリットがあります。

オウンドメディアを運用する目的や予算に合わせて、運用代行の利用を検討してみてください。

オウンドメディア運用の成功事例3選

最後に、オウンドメディア運用の成功事例を紹介します。

  1. ボクシルマガジン
  2. FASHION HEADLINE
  3. TERIYAKInews

成功事例を参考にして、オウンドメディアを運用してみてください。

1.ボクシルマガジン【toB】

出典:ボクシルマガジン

1つ目の成功事例は、SaaS関連のお役立ち情報を発信している「ボクシルマガジン」です。

クラウド型サービスの導入を検討している見込み客をターゲットにしており、ツールの基礎知識を発信しています。

自社商品の特徴やツールの価格を比較するコンテンツがメインで、見込み客をコンバージョンへ誘導するための導線設計も行っています。

上記の施策が実を結び、ボクシルマガジンは2019年1月に月間1,000万PVを達成しました。

参考:BOXIL|SaaS比較サイト「ボクシル」が実現したい世界とは

2.FASHION HEADLINE【toC】

出典:FASHION HEADLINE

2つ目の成功事例は、ファッションのトレンドやライフスタイルなどの情報を発信している「FASHION HEADLINE」です。

コンテンツ内容はファッションをメインとして、美容やアートなど幅広く発信しています。

マネタイズよりは、業界の認知度向上のための施策がメインです。

東コレやパリコレの現地取材など、自社の専門性を活かしたクオリティの高いコンテンツが支持を得ています

ユーザー視点のコンテンツ展開が成功し、2014年3月時点で300万PVを達成しました。

参考:SOMEWRITE|三越伊勢丹のオウンドメディア「FASHION HEADLINE」が目指す成果目的とは?

3.TERIYAKInews【SNS】

出典:TERIYAKInews

3つ目の成功事例は、堀江貴文氏がプロデュースする「TERIYAKInews」です。

TERIYAKInewsはグルメアプリで載せきれない情報を発信しており「本当にうまい店が探せるグルメサービス」というコンセプトを掲げています。

食に詳しい「テリヤキスト」がおすすめの飲食店を紹介しており、Twitterのフォロワーは44,000人を超えています(2025年1月時点)。

双方向のコミュニケーションを大切にしており、ユーザーと近い距離感でオウンドメディアを運用することで、多くの支持を獲得することに成功しました。

まずは継続してコンテンツを発信しよう!

オウンドメディア運用を成功させるコツや運用代行を選ぶポイントなどを解説しました。

まずは継続してコンテンツを発信し、量を確保しましょう。

コンテンツの質も大切ですが、ある程度は量がないとメディアとしての格好がつきません

自社のリソースでは継続してコンテンツを発信することが難しい場合は、運用代行を利用する手もあります。

運用代行の実績や作業内容などを確認したうえで、オウンドメディア運用を依頼するか検討してみてください。


継続してコンテンツを発信できる体制を整えたあとは、SEO対策以外の集客も検討しましょう。

SEO対策以外の集客方法は、以下の記事で確認できます。

関連記事:オウンドメディア8つの集客方法!集客を成功させるコツとあわせて解説