ランディングページとホームページの違い
ランディングページとホームページの違いは、以下のとおりです。
- 目的
- ページ数
- ターゲット
- 集客方法
それぞれの違いを1つずつ解説します。
違い①:目的

ランディングページの目的は、商品やサービスの売上アップにつながるコンバージョン(成約)の獲得です。
例えば、商品の購入や資料請求、お問い合わせなどが該当します。
一方のホームページは、会社やブランドの概要を紹介することが目的です。ホームページを訪れたユーザーは、会社や採用に関する情報などを確認します。
このように、ランディングページとホームページは目的に違いがあります。
違い②:ページ数

ランディングページは、1枚の長いページで構成されています。
スクロールすると、商品の説明や料金などの情報を閲覧できるよう設計されている点が特徴です。
ユーザーがほかのページへ移動することを防ぐために、外部へのリンクは基本的に設置しません。
一方のホームページは「会社概要」「採用情報」など、複数のページで成り立っています。
さまざまな情報をまとめたページに簡単にアクセスできるのがホームページの特徴です。
違い③:ターゲット

ランディングページは、具体的なターゲットに絞って設計されています。
例えば「乾燥肌に悩む20代の女性」「体力の衰えが気になる50代の会社員」など、特定のターゲットに向けて焦点を当てるのがランディングページの特徴です。
ホームページは取引先や株主、求職者などさまざまな人に向けて情報を提供しています。
このように、ランディングページとホームページはターゲットに違いがあります。
違い④:集客方法

ランディングページの主な集客方法は「リスティング広告」「SNS広告」などのWeb広告です。
広告をクリックすると、直接ランディングページにジャンプします。
一方のホームページは、SEO(GoogleやYahoo!などの検索エンジンを活用した集客方法)による集客がメインとなります。
ランディングページ・ホームページの事例
文章だけで違いを説明されてもわかりにくいと思うので、実際に企業が制作したランディングページ・ホームページを紹介します。
日清食品
ランディングページ

日清食品の主力商品である「UFO」のランディングページを紹介します。
ページを開くと、迫力のある商品写真とフォントが目に飛び込んできます。
黒・赤・黄の3色を中心にページを構成しており、UFOのおいしさが伝わってくるようです。
ボタンにカーソルを合わせると、文字がすごい勢いで動きます。一貫してド迫力の世界観を演出している点が参考になります。
ホームページ

ホームページも独特の世界観です。
ページを開くと、インパクトのあるYouTube動画が自動で流れます。
下にスクロールすると、ユニークなCMの人気ランキングがまとめられています。

顧客を楽しませる工夫が満載のホームページですが、上部には企業情報や採用サイトにアクセスできるリンクが設置されています。
ホームページとしての機能は果たしつつ、日清食品の世界観を全力で表現している事例でした。
RIZAP
ランディングページ

パーソナルトレーニングジムである「RIZAP」のランディングページを紹介します。
RIZAPというと「ストイック」「きつそう」という印象があるかもしれませんが、このランディングページでは、そういった先入観を払拭する内容になっています。
例えば「トレーニング編」「食事編」などで、運動が苦手な女性が登場する4コマ漫画を掲載。

漫画に登場する女性のように、運動に苦手意識をもつ女性が興味を引く内容となっています。
「結果にコミットする」というRIZAPのコンセプトは表現しつつ、手軽に無理なく続けられることをうまく訴求している事例でした。
ホームページ

RIZAPの代名詞であるビフォーアフターが印象的なホームページです。
一見するとランディングページのように見えますが、会社概要や採用情報などにもアクセスできます。

RIZAPに興味をもつ見込み客はもちろん、求職者や協業パートナーなどにも役立つ情報を閲覧可能です。
コナミ
ランディングページ

スポーツクラブやデジタルエンタテインメント事業などを手掛ける「コナミ」のランディングページを紹介します。
「フィットネス」「キッズ」などのカテゴリーで構成されており、知りたい情報にすぐアクセスできるように設計されています。

ページの上部に体験や見学を訴求するCTAボタンも設置されており、コンバージョンの導線設計も参考になります。
ホームページ

ホームページにアクセスすると、アプリやTVゲームが順番に表示されます。
ゲームに関する情報が多いですが、株主・投資家情報や事業領域など幅広く情報をまとめています。

ホームページのお手本のような事例でした。
ランディングページ3つのメリット
ランディングページのメリットは、以下のとおりです。
- 必要な情報を集約して伝えられる
- 自社商品やサービスの売上アップが期待できる
- 資料請求・お問い合わせなどの申し込みにつながる
ランディングページの制作を検討している方は、参考にしてみてください。
必要な情報を集約して伝えられる
必要な情報を集約して伝えられるため、ユーザーは1ページ読むだけで知りたい情報を把握できます。
また、商品の特徴・お客様の声などを順序立てて伝えることで、ユーザーの疑問を解消しながら閲覧を促進できる点もメリットです。
ユーザーが知りたい情報を順序立てて伝えることで、購買意欲を高められます。
自社商品やサービスの売上アップが期待できる
ユーザーの購買意欲を高めることに成功すると、自社商品やサービスの売上アップが期待できます。
また、ランディングページは「購入」「申し込み」など購買に関する行動に焦点を当てた設計になっているため、コンバージョンを獲得しやすい点もメリットです。
コンバージョンを多く獲得するほど、商品やサービスの売上がアップします。
資料請求・お問い合わせなどの申し込みにつながる
ランディングページは、資料請求・お問い合わせなどの将来的な売上につながるコンバージョンも効率よく獲得できます。
例えば、ランディングページの目立つ位置に資料請求ボタンやお問い合わせフォームを設置することで、コンバージョンの獲得が期待できます。
「自社商品の売上を伸ばしたい」という方は、ランディングページの作成を検討してみてください。ランディングページの作り方は、以下の記事で確認できます。
ランディングページのQ&A
最後に、ランディングページについてよくある質問にお答えします。
ランディングページ作成の費用相場は?
自社で作成するか代行するかで相場は大きく変わります。自社で作成する場合は、ツール代が年間で15,000~35,000円ほどかかります。
代行する場合の費用相場は、以下のとおりです。
費用相場 | 概要 |
---|---|
10万円以下 | ・フリーランスや副業ワーカーへの依頼 ・作業内容はデザイン・コーディングなどがメイン ・構成案や原稿は発注者が用意 |
10~30万円 | ・フリーランスや中小規模の制作会社への依頼 ・構成案やLPの原稿は発注者が用意 ・オリジナルのデザインで作成 |
30~60万円 | ・中小規模の制作会社への依頼 ・作業内容は戦略設計・原稿作成など |
60万円以上 | ・大手制作会社への依頼 ・戦略設計から公開後の運用改善までトータルでサポート |
費用はあくまで目安のため、詳細は代行を検討している制作会社にお問い合わせください。
おすすめのLP作成ツールは?
以下のツールがおすすめです。
「Wix」「Jimdo」は、無料プランがあります。
ほかのLP作成ツールも比較検討したい方は、以下の記事を読んでみてください。無料から有料までおすすめのLP作成ツールを12個紹介しています。
>関連記事:おすすめのLP作成ツール12選|無料から有料まで徹底比較
ランディングページのデザインの参考になるサイトは?
以下のサイトが参考になります。
- LP advance:検索がしやすい
- Land-book:海外のランディングページが参考になる
- LP アーカイブ:4万点以上のランディングページを参考にできる
おしゃれなランディングページが多いサイトは、デザインの参考になります。
ランディングページとホームページの違いまとめ
ランディングページとホームページの違いは、以下のとおりです。
- 目的
- ページ数
- ターゲット
- 集客方法
商品やサービスの売上を伸ばすことが目的の方は、ランディングページがおすすめです。
本記事を参考にして、ランディングページとホームページのどちらを始めるか検討してみてください。