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Facebook広告のクリエイティブまとめ!種類ごとの制作のポイントを徹底解説!

「Facebook広告の画像・動画・テキスト制作のポイントがわからない」 「Facebook広告のクリエイティブのサイズ一覧が知りたい」 Facebook広告を運用しようと検討中のWeb担当者のなかには、クリエイティブで悩むことも多いでしょう。 Facebook広告配信にはクリエイティブと呼ばれる配信素材が必須で、それぞれの特徴を理解したうえで、最適なクリエイティブを制作することが重要です。 本記事では、Facebook広告のクリエイティブの種類と制作のポイントについて解説しています。 この記事を参考にしてFacebook広告のクリエイティブを制作すれば、コンバージョン率やクリック率を高められます。

 Facebook広告用クリエイティブとは

Facebook広告において、クリエイティブは広告の成否を左右する重要な要素です。

クリエイティブとは、広告のビジュアル(画像・動画)とテキストのことです。

興味を引くビジュアルと、商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えるテキストを組み合わせることで、効果的な広告を制作できます。

Facebook広告用クリエイティブ要素の種類一覧

Facebook広告のクリエイティブは下記3つの要素で構成されます。

  • ビジュアル(画像)
  • ビジュアル(動画)
  • テキスト

それぞれの要素について、詳しく解説していきます。

画像

画像はFacebook広告のクリエイティブにおいて、もっとも重要な要素のひとつです。

ユーザーの興味を引くために、明るく鮮やかな色彩や目を引くデザイン、インパクトのあるキャッチコピーなどを工夫して作成しましょう。

画像の種類としては、商品やサービスの写真を使用するのが一般的です。

またイラストやグラフィックを用いて、商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えるのも効果的です。

いくつか押さえておくべき制作のポイントは後述します。

動画

動画は画像よりも多くの情報を動きや音声によって伝えることができるため、ユーザーの興味関心を惹くことができます。

そのため、適切な動画広告を配信することによって、バナー広告以上の効果が期待できると考えられます。

テキスト

テキストは商品やサービスの魅力をわかりやすく伝えるための重要な要素です。

商品やサービスの特徴やメリット、ユーザーにとってのメリットなどを簡潔にわかりやすく伝えましょう。

また、アクションを促すような呼びかけも忘れずに入れてください。

テキストの種類としては商品やサービスの説明文、キャンペーンの概要などを記載するのが一般的です。

また、キャッチコピーやコピーライティングを工夫することで、より効果的な広告を作成できます。

画像で効果を出す3つのポイント

Facebook広告で画像広告を活用する際は、下記3つのポイントを押さえることでより効果的な広告を作成できます。

  • 推奨される画像サイズ・アスペクト比にする
  • 商材、サービスが伝わる画像は積極的に使う
  • 画像は複数パターン試す

Facebook広告で画像広告を利用される方は、ぜひ参考にしてください。

推奨される画像サイズ・アスペクト比にする

Facebook広告では、画像のサイズやアスペクト比が推奨されています。

推奨サイズにすることで、広告が表示されるスペースにきちんと収まり、ユーザーの視認性を高められます。

画像サイズの推奨は、以下のとおりです。

配信枠

推奨アスペクト比

推奨ピクセル数(解像度)

Facebookフィード

1:1

1080×1080

Facebook右側広告枠

1.91:1

1200×628

Facebookマーケットプレイス

1:1

1080×1080

Facebookストーリーズ

9:16

1080×1920

Facebook上の検索結果

1.91:1

1200×628

Facebook動画フィード

1:1

1080×1080

Facebookインストリーム動画

16:9

1920×1080

推奨の画像サイズのほとんどが「1.91:1」と「1:1」のため、最小工数でクリエイティブを用意する際は、2種類のサイズを用意しておくとよいでしょう。

商材、サービスが伝わる画像は積極的に使う

広告素材において画像はアイキャッチ(注意を引く)目的と、商品やサービスの魅力をユーザーに伝える重要な役割を果たします。

具体的には、下記のような点を意識して制作しましょう。

  • 商品やサービスが直感的に伝わるわかりやすい画像
  • 商品やサービスの品質や信頼性をアピールする画像
  • 商品やサービスの使用イメージをわかりやすく伝える画像

上記を意識することで、アイキャッチの効果と魅力をわかりやすく伝える目的を達成できるクリエイティブになります。

画像は複数パターン試す

画像のパターンを変えて効果を検証することも重要です。

同じ商品やサービスを扱う広告でも画像のパターンによって、クリック率やコンバージョン率が大きく変わることがあります。

具体的には、以下のようなものを試してみるとよいでしょう。

・画像の構図や色彩を変える

・画像のキャッチコピーやテキストを変化させる

上記を取り入れつつ画像のABテストをすることで、より高いクリック率やコンバージョンを達成できる画像の特徴が見えてきます。

動画で効果を出す4つのポイント

Facebook広告で動画広告を活用する際は、下記のポイントを押さえることでより効果的な広告を作成できます。

  • 冒頭の3秒に伝えたいことを盛り込む
  • 動画の長さは10~30秒以内に抑える
  • 音声なしでも伝わる表現にする
  • 行動喚起の文言を入れる

冒頭の3秒に伝えたいことを盛り込む

動画広告はユーザー側が任意でスキップできるため、冒頭の3秒で伝えたいことを盛り込むことが重要です。

具体的には、下記のような内容を盛り込むとよいでしょう。

  • 商品やサービスの名称や特徴
  • 訴求したいメリットや効果
  • 行動喚起の文言

冒頭の3秒でユーザーの興味を引くことができれば、動画を最後まで視聴してもらえる可能性が高まります。

動画の長さは10~30秒以内に抑える

動画が長すぎるとユーザーの興味が散漫になり、最後まで視聴してもらえない可能性が高くなります。

また、Facebook広告ではフィード広告やストーリーズ広告など、配信フォーマットそれぞれに動画の長さに制限があります。

そのため、動画の長さは10〜30秒以内に抑えましょう。

音声なしでも伝わる表現にする

Facebook広告では、音声をオフにして視聴するユーザーもいるため、音声なしでも伝わる表現を心がけることが大切です。

具体的には、下記の点を意識するとよいでしょう。

  • 字幕やテロップを入れる
  • 視覚的な表現を多用する
  • シンプルでわかりやすい表現をする

音声なしでも理解できるようにすることで、より多くのユーザーに広告を訴求できます。

行動喚起の文言を入れる

動画の最後には、ユーザーに行動を起こしてもらうための文言を入れましょう。

具体的には下記のようなものが考えられます。

「詳しくはこちら」

「今すぐ購入する」

「問い合わせる」

行動喚起の文言を明確にすることで、ユーザーの行動を促せます。

ここまで紹介したポイントを押さえて、効果的な動画広告を作成しましょう。

テキストで効果を出す3つのポイント

Facebook広告のテキストは、商品やサービスの魅力をわかりやすく伝える重要な要素です。

しかし、テキストの内容や量によっては効果が落ちてしまうこともあります。

そこで、テキストで効果を出すためのポイントをご紹介します。

  • 画像内のテキスト量は20%以内にする
  • メインテキストは3行以内に収める
  • 冒頭で端的に「何の広告か」を伝える

画像内のテキスト量は20%以内にする

Facebook広告のテキスト量は、20%以内にするのが望ましいです。

というのも、以前は「広告画像内のテキスト量が20%以下でないと広告配信されない」というルールがあったほど、テキストは少ないほどよいとされているからです。

現在は配信ペナルティはなくなりました。しかし、画像内のテキスト量が20%以内のほうが効果がよい傾向にあるため、できるだけ短い文章で魅力が伝わるよう設定していきましょう。

テキスト量に関しても、ABテストは必須です。

バナー内のテキスト量が多い広告と少なめの広告を実際に配信してみたうえで、ユーザーの反応や実績を見つつ判断することが大切です。

メインテキストは3行以内に収める

Facebook広告ではテキストの表示されるスペースが限られているため、メインテキストは3行以内に収めましょう。

Facebook広告では広告が配信されるデバイスによって、表示可能な文字数が異なるためです。

3行を超えるテキストは「…もっと見る」や「…See More」をタップすることで表示される仕様に変更されているため、広告文が省略されてしまいます。

文章の後半になるほど省略されてしまう可能性が高まるため、すべてのデバイスで表示させたい大切な訴求点は冒頭から記載しましょう。

下記の表に設定できる文字数を推奨値として記していますが、実際は推奨値以上の文字数を設定することも可能です。

メインテキスト

見出し

説明

画像広告

125文字以内

27文字以内

27文字以内

動画広告

125文字以内

27文字以内

27文字以内

コレクション広告

125文字以内

40文字以内

なし

カルーセル広告

125文字以内

32文字以内

18文字以内

上記の推奨値を参考にしつつ、できるだけ3行以内に収めることで、ユーザーに重要な情報を端的に伝えることができます。

参考:Facebook「Meta広告マネージャの目的のアップデート

 冒頭で端的に「何の広告か」を伝える

テキストの冒頭では、ユーザーに「何の広告か」を端的に伝えることが重要です。

ユーザーは広告が自分にとって興味のある情報かを瞬時に判断したうえで、テキストを読むかを決めるからです。

冒頭でユーザーの興味を引くことができれば、テキスト全体を読んでもらえる可能性が高まります。

ここまでのポイントを押さえて、効果的なテキスト広告を作成しましょう。

 まとめ

Facebook広告のクリエイティブは、画像・動画・テキストの3つの要素で構成されます。

画像は広告の印象を決める重要な要素です。

ユーザーの目に留まる明るく鮮やかな色彩や目を引くデザイン、インパクトのあるキャッチコピーなどを工夫しましょう。

動画は画像よりも多くの情報を伝えることができるため、より効果的な広告を作成できます。

冒頭の3秒で伝えたいことを盛り込み、音声なしでも伝わる表現を心がけましょう。

テキストは商品やサービスの魅力をわかりやすく伝える重要な要素です。

画像内のテキスト量は20%以内に抑え、メインテキストは3行以内に収め、冒頭で端的に「何の広告か」を伝えましょう。

上記のポイントを押さえて、効果的なFacebook広告のクリエイティブ制作に役立ててください。