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GA4のセッション数とは?基礎知識や見方をわかりやすく解説

「GA4のセッション数って何?ユーザーや表示回数と何が違うの?」 「セッション数はどこで確認できるの?」 こういった疑問を解決する記事です。 【この記事でわかること】 ・GA4のセッション数の基礎知識 ・GA4のセッション数の見方 ・GA4のセッションが切れるタイミング ・セッション数を活用したサイト分析方法 ・GA4のセッション数を増やす4つのコツ GA4でサイト分析していると「セッション数」という用語をよく目にするかと思います。 GA4を使い始めたばかりの方からすると、意味がよくわからないですよね。 そこで本記事では、GA4のセッション数の基礎知識や見方などを解説しています。 GA4のセッション数について詳しく知りたい方は、最後まで読んでみてください。

GA4のセッション数とは

GA4のセッション数は、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の行動を指します。

例えば、Aさんという人が5ページ読んでWebサイトを離脱すると「1セッション」としてカウントされます。

「5ページ読んでるから、5セッションじゃないの?」と勘違いされる方がいるかもしれませんね。

セッション数はサイト訪問から離脱までの行動をカウントするので、5ページ読んでも1セッションとなります。

ただし、同じ5ページを読むのでも、読むタイミングによってセッション数が異なります。例えば、朝に3ページ、夜に2ページ読むと、途中でセッションが切れるので「2セッション」でカウントされる仕組みです。

GA4のセッション数をカウントする仕組みの説明。

セッションとユーザーの違い

セッションとユーザーは似たような意味なので、違いがよくわからない方も多いでしょう。

両者は「Webサイトを訪れた際に計測される」という点では同じですが、少し意味が異なります。

GA4におけるユーザーは、前面に1秒以上表示されたユーザーが対象となる「アクティブユーザー」を指します。

一方、セッションは前述したようにユーザーがWebサイト内でとった一連の行動です。

【参考記事】GA4の新規ユーザーの見方やユーザーの種類について徹底解説!

セッションと表示回数の違い

GA4は似たような意味の用語がいくつかあり、セッションと表示回数もそのひとつです。

表示回数は、特定のページがどれだけ見られたかがわかる指標です。

例えば、1回のセッションで10ページ読んだ場合、表示回数は「10」でカウントされます。

一方、セッションはユーザーの一連の行動がわかる指標なので、何10ページ読んでもセッションは「1」です。

GA4のセッション数の見方

ここでは、セッション数の見方を解説していきます。

セッション数の見方がわからない方は、参考にしてみてください。

Webサイト全体のセッション数

まずは、Webサイト全体のセッション数の見方をお伝えします。

レポート画面のメニューにある「集客」→「トラフィック獲得」をクリックしてください。

すると、Webサイト全体のセッション数が表示されます。

ランディングページ別のセッション数

ランディングページ別にセッション数を確認するには、先ほど出した画面にある+マークを押します。

次に「ページ/スクリーン」→「ランディング ページ+クエリ文字列」をクリックしてください。

これでランディングページ別にセッション数を確認できます。

【参考記事】GA4でランディングページを分析する方法を徹底解説!

GA4のセッションが切れるタイミング

ここでは、GA4のセッションが切れるタイミングを解説します。

  • 30分以上操作しなかった
  • 異なるデータストリームをまたいでページ遷移した
  • 異なるドメイン間を遷移した

30分以上操作しなかった

GA4は、30分以上操作がないとセッションが切れます。

30分以上経ってから操作を再開すると、新しいセッションが計測されます。

異なるデータストリームをまたいでページ遷移した

異なるデータストリームをまたいでページ遷移すると、別のセッションとして計測されます。

異なるドメイン間を遷移した

同じデータストリームで計測しても、異なるドメイン間を遷移するとセッションが分かれます。

GA4のセッション数を活用したサイトの分析方法

最後に、セッション数を活用したサイトの分析方法を解説します。

セッション数をWebサイトの改善に活用したい方は、参考にしてみてください。

各ページの流入を確認する

流入を調べるには、前述したランディングページ別のセッション数で確認できます。

流入が多いページを確認できたら、流入が多い理由やニーズを想像するのに役立てるとよいでしょう。

また、セッション数が多いページほどリライトに成功した際の効果が大きいので、優先してリライトすることをおすすめします。

チャネルごとの流入数を確認する

チャネルごとの流入数を確認するのもWebサイトを改善する際に役立ちます。

確認するには、前述した手順で「集客」→「トラフィック獲得」を選ぶと表示されます。

もっとも重要なのは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの流入である「Organic Search」です。

SEOに成功すると大幅に流入数が増えるので、SEO施策の効果を把握する際に役立ちます。

また、昨今ではSNSからの流入である「Organic Social」も重要視されているので、SNSを運用している場合は確認しておくと良いでしょう。

チャネルを詳細に調べる方法

チャネルを詳細に調べる方法もあります。

下向き三角を押して「セッションの参照元」を選んでください。

すると、詳細なチャネルが表示されます。

チャネルをより詳しく調査したい方は、利用してみてください。

GA4のセッション数を増やす4つのコツ

最後に、GA4のセッション数を増やすコツを4つ解説します。

  1. SEO対策をして検索順位を上げる
  2. 良質なコンテンツを増やす
  3. SNSを活用する
  4. Web広告を活用する

セッション数を増やしたい方は、参考にしてみてください。

SEO対策をして検索順位を上げる

セッション数を増やすには、SEO対策をして検索順位を上げるのが効果的です。

検索上位を獲得すればユーザーの流入が増え、セッション数の増加が期待できます。

【主なSEO対策】

  • キーワード選定
  • 良質なコンテンツの制作
  • 被リンクの獲得
  • サイテーションの獲得
  • ページ表示速度の改善

SEO対策は以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は読んでみてください。

【初心者OK】SEO対策のやり方を基本からわかりやすく解説

良質なコンテンツを増やす

セッション数を増やすためにも、読者の悩みを解決できる良質なコンテンツを増やすことが大切です。

良質なコンテンツを増やせば検索エンジンからの評価が高まり、検索上位を獲得しやすくなります。

また、良質なコンテンツはセッション数を増やす効果だけでなく、コンバージョンを増やしてWebサイトを収益化することにもつながります

良質なコンテンツを増やして、セッション数やコンバージョン数を高めていきましょう。

SNSを活用する

SNSを活用するのも効果的です。

定期的にSNSで情報発信することで、新規ユーザーやフォロワーからのセッションが期待できます。

特に、X(旧Twitter)はバズれば情報が拡散されやすく、多くのセッションを獲得できるチャンスがあります。

SEO対策やコンテンツ制作だけでなく、余裕があればSNSも運用すると良いでしょう。

Web広告を活用する

セッション数を増やす手段として、Web広告もあります。

【主なWeb広告】

  • リスティング広告
  • SNS広告
  • 動画広告
  • ディスプレイ広告
  • アフィリエイト広告

同じWeb集客であるSEO対策と比べて、費用が高い傾向にあるのが難点です。

しかし、SEOと比べて効果が早く出やすいメリットがあります。

もちろん、SEOとWeb広告を両方やるのもアリです。

自社のマーケティング戦略に合わせて、Web広告を運用するか検討してみてください。

まとめ:セッション数をWebサイト改善に活かそう!

GA4のセッション数について解説しました。

セッション数はサイト改善において重要な指標のひとつです。

この記事の内容を参考にして、セッション数をWebサイト改善に活かしましょう。

セッション数以外の指標について知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。GA4の主な指標9つを解説しています。

【9つ覚えればOK】GA4で見るべき指標をわかりやすく解説!