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ブラックハットSEOとは?主な手法9つを徹底解説!

「ブラックハットSEOはどんな行為が該当するの?」 「ブラックハットSEOって違法なの?」 上記の疑問を解決します。 昔は人気だった「ブラックハットSEO」ですが、近年は衰退しつつあります。 Googleの検索エンジンが進歩し、不正を見抜けるようになってきたからです。 そんなブラックハットSEOですが「現在でも通用する方法があるのか」「知らずにブラックハットSEOをやっていないか」などが気になる方も多いでしょう。 そこで本記事では、ブラックハットSEOについて詳しく解説しています。 この記事を読んでわかること ・ブラックハットSEOの基礎知識 ・ブラックハットSEOの主な手法 ・ブラックハットSEOを避けるポイント

ブラックハットSEOとは

ブラックハットSEOとは、Googleが推奨していないSEO対策です。

検索エンジンの裏をかく不正な方法で、検索順位を上げるのが目的です。

正当な方法でSEO対策をすると、どうしても成果が出るまでに時間がかかります。

反対に、ブラックハットSEOであれば、短期間で順位を上げることが可能です。

しかし、ブラックハットSEOはGoogleのガイドラインに反しているので、ペナルティの対象となります。

そのため、ブラックハットSEOはおすすめしません。

ブラックハットSEOは違法?

違法というほどの行為ではないですが、ブラックハットSEOのひとつである「コピーコンテンツの作成」は著作権法に違反しています。

ほかは違法ではないものの、Googleからペナルティの対象となるおそれはあるので、注意が必要です。

ペナルティを受けると検索順位が下がるだけでなく、最悪の場合、インデックスから除外されます。

インデックスから除外されるとWebサイトのアクセスが減り、収益の減少にもつながります。

ホワイトハットSEOとの違い

ブラックハットSEOがGoogleが推奨していないSEO対策であるのに対し「ホワイトハットSEO」は、Googleが推奨しているSEO対策を指します。

主なホワイトハットSEOの手法は以下のとおりです。

  • 内部対策を実践する
  • 定期的にリライトする
  • ページ表示速度を上げる
  • 自然に被リンクを獲得する
  • ユーザーの役に立つ記事を書く
  • ロングテールキーワードで検索上位を狙う
  • モバイルフレンドリーを意識して記事を書く

ブラックハットSEOと比べると、検索上位を取るまでに時間がかかります。

しかし、長期的にWebサイトの信頼性を高め、安定したアクセスを獲得できるメリットがあります。

ブラックハットSEOの主な手法9つ

ブラックハットSEOの主な手法は以下の9つです。

  • ワードサラダ
  • スパムコメント
  • リンクファーム
  • コピーコンテンツ
  • 不正なクローキング
  • 外部からのリンク購入
  • 隠しテキストと隠しリンク
  • キーワードスタッフィング
  • 自動生成されたコンテンツ

ひとつずつ見ていきましょう。

ワードサラダ

ワードサラダとは、意味のない文章やキーワードを羅列する行為を指します。

検索エンジンに「狙っているキーワードを多く含むサイト」だと認識させるための手法ですが、ユーザーからすれば読む価値のないコンテンツです。

コンテンツの読みやすさや信頼性を損なうだけでなく、検索エンジンからの評価も下がります。

スパムコメント

スパムコメントとは、自サイトや商品などを宣伝するために、他サイトのコメント欄に無意味なコメントやリンクを大量に投稿する行為を指します。

他サイトの管理者やユーザーに迷惑をかけるだけなので、Googleからペナルティの対象として処罰される可能性があります。

リンクファーム

リンクファームは、互いにリンクを張り合うサイトの集まりです。

自サイトの被リンク数を増やすのが目的ですが、これはGoogleが推奨しているSEO対策ではありません。

Google検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。

それに、被リンクが増えたところで、自サイトと関連性の低いサイトであれば大した評価になりません。

あくまでユーザーから評価されたうえで張られる被リンクに価値があります。

コピーコンテンツ

他サイトのコンテンツをコピーしてそのまま使うのも、ブラックハットSEOに該当します。

推奨しないどころか著作権法で禁止されている違法行為です。

不正なクローキング

不正なクローキングとは、ユーザーと検索エンジンに対して異なるコンテンツを表示する手法を指します。

検索エンジンにはキーワードを多く含むコンテンツを見せ、ユーザーには広告やスパムなどを表示することで、ランキングを向上させるのが目的です。

この手法は検索エンジンやユーザーに対しての不正行為に該当するので、ペナルティの対象となります。

外部からのリンク購入

自サイトにリンクを貼ってもらうために、有料でリンクを購入するのもブラックハットSEOに該当します。

自サイトのドメインパワーを高めるための手法ですが、検索エンジンからは不自然なリンクと判断され、評価が下がります。

隠しテキストと隠しリンク

隠しテキストと隠しリンクとは、サイトを訪問したユーザーに見えない文字やリンクを配置する手法です。

【隠しテキストと隠しリンクの例】

  • 白の背景に白文字を使う
  • フォントサイズを見えないくらい小さくする
  • 目立たない1文字のみをリンクにして隠す

検索エンジンに多くのキーワードやリンクを含むサイトだと認識させるのが目的であり、ユーザーにとって価値のないコンテンツです。

当然、Googleが推奨しているSEO対策ではありません。

キーワードスタッフィング

キーワードスタッフィングとは、不自然なほど大量のキーワードを見出しや本文などに詰め込む手法です。

検索エンジンにキーワードの密度が高いコンテンツだと認識させるのが目的ですが、ユーザーにとっては読みにくいだけです。

サイトの品質や評判が下がるだけでなく、ペナルティの対象となります。

自動生成されたコンテンツ

自動生成されたコンテンツとは、AIによって生み出されたコンテンツを指します。

AIが書いているので独自性や信憑性も乏しく、ユーザーや検索エンジンからの評価を下げる手法です。

近年はAIが大流行していることもあり、自動生成されたコンテンツも増え、問題となっています。

そのため、今後ますますGoogleからきびしくマークされる手法だと予想できます。

ブラックハットSEOを避けるためのポイント

最後に、ブラックハットSEOを避けるためのポイントを解説します。

  • 検索エンジンのガイドラインに従う
  • ユーザーファーストでコンテンツを作成する

検索エンジンのガイドラインに従う

ブラックハットSEOを避けたいなら、以下のガイドラインに従いましょう。

ガイドラインで公表されている手法は、ホワイトハットSEOです。

ボリュームが多いので内容を理解するのに苦労しますが、本気でSEO対策をしたい方はガイドラインで勉強しましょう。

ユーザーファーストでコンテンツを作成する

ユーザーファーストでコンテンツを作成できていれば、自然とブラックハットSEOは避けられます。

キーワードを詰め込んだコンテンツや、コピーコンテンツをユーザーが読みたいと思うわけありません。

ユーザーが読みたいのは「自分の悩みを解決してくれるコンテンツ」です。

悩みを解決することに真摯に取り組んでいれば、ブラックハットSEOに手を出すことはありません。

ユーザーファーストでコンテンツを作成し、ブラックハットSEOを避けましょう。

まとめ:ブラックハットSEOではなく正攻法で勝負しよう!

ブラックハットSEOは、Googleが推奨していない不正なSEO対策であり、ペナルティの対象となります。

ペナルティを受けると検索順位が下がるだけでなく、最悪の場合、インデックスから除外されます。

そのため、ブラックハットSEOではなく、正攻法であるホワイトハットSEOで勝負しましょう。

具体的なホワイトハットSEOの手法については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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