Webゼミ

GA4の回遊率とは?確認方法や回遊率を上げる7つのコツを解説

「GA4の回遊率って何?直帰率や離脱率との違いは?」 「GA4の回遊率はどこで確認できるの?」 「Webサイトの回遊率を上げるコツが知りたい」 こういった疑問や悩みに応える記事です。 【この記事でわかること】 ・GA4の回遊率の基礎知識 ・GA4の回遊率の確認方法 ・GA4の回遊率が下がる3つの原因 ・Webサイトの回遊率を上げる7つのコツ 「ユーザーがうまくサイト内を回遊してくれない」と悩むWeb担当者も多いでしょう。 本記事では、GA4の回遊率の確認方法や、回遊率を上げるコツなどを解説しています。 この記事を読めば、GA4の回遊率の理解が深まり、Webサイトの回遊率を上げるコツがわかります。 GA4の回遊率について詳しく知りたい方は、最後まで読んでみてください。

GA4の回遊率とは

GA4の回遊率とは、Webサイト上でユーザーが複数のページを読んだ割合を表した指標です。

特定のページを読んだユーザーが、ほかのページにどれだけ遷移したかがわかります。

つまり、回遊率が高いほど、ユーザーがほかのページに興味を示していることがわかるのです。

Webサイトの利便性やコンテンツの魅力を把握するうえで役立つため、GA4で回遊率をチェックしてみてください。

回遊率の確認方法

GA4で回遊率を確認する方法は簡単です。

最初に、GA4の左メニューから「レポート」を選び「ユーザー属性」→「オーディエンス」をクリックしてください。

回遊率の確認方法

「セッションあたりのページビュー数」という項目がGA4の回遊率になります。

回遊率の確認方法

回遊率の計算式

回遊率の計算式は以下のとおりです。

PV数 ÷ 訪問数=回遊率

例えば、PV数が1,000で訪問数が500だった場合、回遊率は2です。

GA4の場合は「表示回数 ÷ セッション数」となります。

直帰率との違い

回遊率と似ている指標に「直帰率」があります。

直帰率とは、ユーザーが最初のページで離脱した割合を表す指標です。

例えば、ユーザーが最初に読んだページである「ページC」のみを読んで離脱すると、直帰としてカウントされます。

一方、回遊率は前述したように、ユーザーが複数のページを読んだ割合を表す指標です。

【回遊率と直帰率の違いまとめ】

  • 直帰率:最初のページで離脱するとカウントされる
  • 回遊率:複数のページを読まれるとカウントされる

直帰率については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は読んでみてください。

関連記事:GA4の直帰率とは?基本知識や離脱率との違いなどを解説!

離脱率との違い

離脱率も回遊率と似た指標です。離脱率とは、ユーザーが特定のページを見たあとに離脱した割合を表す指標です。

例えば、ホームページにアクセスしたユーザーが「ページA」で離脱すると、離脱としてカウントされます。

両者の違いは、回遊率はユーザーが複数のページを読んでいるかを表すのに対し、離脱率は特定のページからの離脱を表す指標です。

関連記事:GA4の離脱率をページごとに確認する方法を解説!

GA4の回遊率が下がる3つの原因

GA4の回遊率が下がる原因は以下のとおりです。

  1. コンテンツの質が低い
  2. 回遊を促す導線が少ない
  3. Webサイトの使い勝手がよくない

回遊率が低い方は、該当するものがないかチェックしてみてください。

コンテンツの質が低い

コンテンツの質が低いと、回遊率が下がる可能性があります。

具体的には「知りたい情報がない」「情報がわかりにくい」などとユーザーから思われるほど、ほかのページを読んでもらえません。

回遊率を上げるには、ユーザーが知りたい情報を把握したうえで、理解してもらえるようにわかりやすく伝えることが大切です。

コンテンツの質を改善したい方は「ヒートマップ」の利用をおすすめします。

ヒートマップとは、Webサイトを訪問したユーザーの行動を詳細に把握できるツールです。

ユーザーの行動を詳細に把握できるため「CTAがクリックされていない」「訪問したユーザーがすぐに帰ってしまう」などの課題を簡単に見つけられます。

課題を解決すると、アクセスや売上の増加につながります

ヒートマップについては以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:ヒートマップとは?分析ツールを利用してできるWebページの改善方法を解説

回遊を促す導線が少ない

回遊率が低いのは、回遊を促す導線(内部リンク)が少ないことが原因かもしれません。

導線が少ないほど、ユーザーがほかのページに移動する選択肢が制限されます。

結果として、コンテンツの品質には満足しても、ほかのページを読むことなく離脱します。

つまり、回遊率が下がるのです。

Webサイトの使い勝手がよくない

Webサイトの使い勝手がよくないことが原因で、回遊率が下がる場合もあります。使い勝手がよくないと、ユーザーはストレスを感じてしまうからです。

ストレスを感じるほど滞在するのが苦痛になり、結果として離脱されます。

【使い勝手のよくないWebサイトの特徴】

  • ページの読み込み速度が遅い
  • リンク切れが多い
  • 画像や文字のサイズが適切でない
  • 知りたい情報がすぐに見つからない
  • 広告が多くて記事の内容に集中できない など

回遊率が低いと思う方は、上記に該当するものがないかチェックしてみてください。

Webサイトの回遊率を上げる7つのコツ

最後に、Webサイトの回遊率を上げるコツを解説していきます。

  1. GA4で回遊率を確認する
  2. ユーザーが知りたい情報を提供する
  3. 記事内容と関連した内部リンクを設置する
  4. わかりやすいアンカーテキストを設置する
  5. 離脱防止ポップアップツールで離脱を防ぐ
  6. 読みやすいように記事の見た目を整える
  7. スマートフォンでも読みやすい見た目に整える

回遊率を上げたい方は、参考にしてみてください。

1.GA4で回遊率を確認する

基本的なこととして、Webサイトの回遊率がどのくらいなのかを確認しておきましょう。

回遊率がわからないと、改善施策を実行したところで、成果が出ているのかわかりません

改善施策の結果を正確に把握するためにも、最初にGA4で回遊率を確認してみてください。

2.ユーザーが知りたい情報を提供する

回遊率を上げるには、ユーザーが知りたい情報を提供することが大切です。

ユーザーが知りたい情報を提供するには、知りたい情報の把握が欠かせません。

【ユーザーが知りたい情報を把握する方法】

  • キーワードを分析する
  • アンケートやインタビューを実施する
  • 「ヤフー知恵袋」や「教えて!goo」などのQ&Aサイトを活用する

知りたい情報を把握したら、うまくユーザーに伝える工夫を施しましょう。

知りたい情報を書いたところで、理解してもらえなければ書いていないのと同じようなものです。

【ユーザーの知りたい情報をうまく伝えるコツ】

  • 見出しにキーワードを入れる
  • リード文で本文の概要を伝える
  • 結論ファーストで文章を書く

上記を実践して、ユーザーの知りたい情報をうまく伝えましょう。

3.記事内容と関連した内部リンクを設置する

記事内容と関連した内部リンクを設置しましょう。

関連した情報であれば、ユーザーも「読みたいな」となる可能性が高いです。

内部リンクを設置することは回遊率を上げるために大切ですが、記事内容と関連性のない内部リンクの設置は避けましょう

例えば、GA4の使い方を解説している記事で「おすすめのランニングシューズ」の内部リンクを設置しても、まず読んでもらえません。

回遊率を上げるためにも、記事内容と関連した内部リンクを設置しましょう。

4.わかりやすいアンカーテキストを設置する

内部リンクを設置する際には、わかりやすいアンカーテキストを設置しましょう。

アンカーテキストとは、ページ内に設置するリンク付きの文章を指します。

一例として、NGなアンカーテキストと良いアンカーテキストを紹介します。

【NGなアンカーテキストの例】

パッと見て、どんな内容が書かれているのかわからないですよね。これでは、関連のある情報だと認識してもらうのは難しいです。

反対に、良いアンカーテキストはパッと見てどんな内容かがわかります。

【良いアンカーテキストの例】

わかりやすいアンカーテキストを簡単に作る方法は、記事タイトルをそのままアンカーテキストにすることです。

誰でも簡単にできるので、試してみてください。

5.離脱防止ポップアップツールで離脱を防ぐ

「離脱防止ポップアップツール」で離脱を防ぐのもおすすめです。

離脱防止ポップアップツールとは、ユーザーがWebページを離れようとすると表示される「ポップアップ広告」を作成できるツールです。

離脱防止ポップアップツールの説明

ポップアップ広告を表示してユーザーの離脱を防げば、ほかのページに遷移してもらえる可能性が高くなります

離脱防止ポップアップツールに興味のある方は、弊社が提供している「サイトリード」のご利用を検討してみてください。

離脱防止ポップアップ機能を使えるだけでなく、Webサイト内でのユーザー行動を可視化できる「ヒートマップ機能」も搭載されています。

また、今なら年間払いで「40%OFFキャンペーン」も実施しております

サイトリードに興味のある方は、公式サイトをご覧ください。

サイトリードの公式サイトを見る>>

6.読みやすいように記事の見た目を整える

ユーザーの早期離脱を防ぐためにも、読みやすいように記事の見た目を整えましょう。

記事の見た目を整えるポイントは、以下のとおりです。

  • 要点がすぐわかるように文字を装飾する
  • 図解を制作する
  • 箇条書きや表を活用する

パッと見て要点を理解できるようにするのがポイントです。

7.スマートフォンでも読みやすい見た目に整える

スマートフォンでも読みやすい見た目に整えましょう。

近年は、パソコンよりスマートフォンでインターネットを利用するユーザーが多いからです。

PCネットとモバイルネットの利用状況の比較。

出典:総務省|令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 9P

スマートフォンで読みやすい見た目に整えるポイントは、以下のとおりです。

  • 記事を執筆後にモバイル画面で確認する
  • 画像を最適化する
  • 文字の大きさを「16px」程度にする
  • 最大5行を目安に改行する

パソコンだけでなく、スマートフォンでも読みやすい見た目に整えましょう。

まとめ:GA4の回遊率を確認してWebサイトを改善しよう!

回遊率は直帰率や離脱率などと比べると軽視されがちですが、重要な指標の1つです。回遊率が高いほど、ユーザーがほかのページに興味を示しているかを把握できます

この記事の内容を参考にしてGA4で回遊率を確認し、Webサイトを改善していきましょう。

GA4についてより詳しく学びたい方は、以下の記事を読んでみてください。GA4の使い方を詳しく解説しています。

関連記事:GA4の基本的な使い方を初心者向けに徹底解説!