SEOの検索順位とクリック率(CTR)の関係
検索順位とクリック率は、密接に関係しています。
検索順位が高いほどクリック率は高くなる傾向がありますし、クリック率が高いほど検索順位にも好影響を及ぼします。
検索エンジンは、ユーザー体験を重視しているからです。
クリック率が高いのはユーザーに興味関心をもたれている証拠ですし、多くのユーザーがWebページに長く滞在するほど、SEO評価の向上が期待できます。
このように、検索順位とクリック率は深く関係しています。
SEOの検索順位別クリック率【1位は約14%】
SEOの検索順位別クリック率は、以下のとおりです。
出典:seo Clarity「CTR調査研究」
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
1位は13.94%、10位は1.32%と、11倍ほどの差があります。
キーワードによって異なるものの、検索1位だとクリック率が30%を超えることも多いです。
クリック率を高めるためにも、検索上位を獲得することがいかに重要であるかがわかります。
SEOにおいてクリック率が重要な理由
SEOにおいてクリック率が重要な理由は、以下のとおりです。
- アクセスが増えるから
- SEO評価の向上が期待できるから
- コンバージョン数の向上が期待できるから
クリック率が高くなるほど、アクセスが増えます。
例えば、月間検索数が1,000のキーワードであれば、クリック率が10%向上するとアクセスが100増えます。
アクセスが増えるほどコンバージョン数の向上も期待できるので、Webサイトの収益性を高めるためにもクリック率は重要です。
SEOのクリック率はGoogleサーチコンソールで確認できる
SEOのクリック率を確認する方法は簡単で「Googleサーチコンソール」で確認できます。
左メニューの「検索結果」をクリックし「平均CTR」にチェックを入れます。
チェックの下にあるのがサイト全体のクリック率です。
ページ別のクリック率は、下にある「クエリ」や「ページ」で確認できます。
SEOのクリック率を上げる7つのコツ
最後に、SEOのクリック率を上げるコツを解説します。
- タイトルに数字を入れる
- タイトルでターゲットを絞る
- タイトルで簡便性を伝える
- タイトルにベネフィットを入れる
- タイトルの文字数を32文字前後にする
- タイトルに入れるキーワードを左側に配置する
- メタディスクリプションを設定する
クリック率を高めたい方は、参考にしてみてください。
タイトルに数字を入れる
タイトルにはなるべく数字を入れましょう。
数字を入れると具体的なイメージをもてるので、説得力が高まるからです。
- 悪い例:「クリック率を改善する方法」
- 良い例:「クリック率を200%改善した5つの方法」
良い例のほうがクリックしたくなると思います。
無理に入れる必要はありませんが、なるべく数字を入れましょう。
タイトルでターゲットを絞る
タイトルでターゲットを絞る方法もあります。
ターゲットを絞って伝えることで「この記事は私に関係がありそう」と思われ、関心をもってもらいやすくなります。
例えば、以下のようにターゲットを絞ると良いでしょう。
- 初心者向け
- Web担当者必見!
- ブロガーが知っておくべき3つのSEO対策
タイトルで簡便性を伝える
タイトルで簡便性を伝えると、クリック率が高くなる傾向があります。
- 悪い例:「高確率で挫折する、3年間毎日10時間勉強して司法試験に合格する方法」
- 良い例:「1年間毎日3時間勉強するだけで司法試験に合格する方法」
良い例をクリックしたくなるのではないでしょうか。
簡単にクリック率を高められるので、試してみてください。
ただし、タイトルでは簡単だと伝えているのに、本文の内容が難しいと嘘をいっていることになります。
タイトルと本文の内容を一致させましょう。
タイトルにベネフィットを入れる
ベネフィットとは、商品やサービスから得られる恩恵のことです。
【ベネフィットを含めたタイトル例】
- 「ブログ初心者必見!半年以内に月3万円を達成する方法を解説」
- 「未経験からFXで1億円稼いだノウハウを公開」
得られる恩恵を具体的にイメージしてもらえれば、ユーザーから関心をもたれ、タイトルがクリックされる可能性が高くなります。
悩みを解決するために検索しているユーザーも多いです。悩みを解決するのも、ユーザーが得られる恩恵です。
先ほどのタイトル例を参考にして「記事を読むと悩みを解決できそう」と期待してもらえるタイトルにしましょう。
タイトルの文字数を32文字前後にする
タイトルは長くなりすぎないよう注意しましょう。
長すぎるとタイトルが途中で切れたり、読みづらいタイトルになります。
文字数の目安としては、32文字前後です。32文字前後であれば、仮にタイトルが途中で切れても、表示されなくても大した問題のない言葉が切れるだけです。
狙っているキーワードやユーザーに見せたい言葉が切れるのはよくありません。
そのため、32文字前後を目安にしてタイトルを作りましょう。
タイトルに入れるキーワードを左側に配置する
タイトルに入れるキーワードは、左側に配置しましょう。ユーザーは左側から順番にタイトルを読むからです。
キーワードを右側に配置してしまうと、キーワードを見逃される可能性が高くなりますし、前述したようにタイトルが途中で切れて表示されない可能性もあります。
確実にキーワードを認識してもらうためにも、キーワードは左側に入れましょう。
メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプション(meta description)とは、タイトルの下にある記事内容をまとめた文章です。
人によりますが、記事を読むかを判断する際に、タイトルだけでなくメタディスクリプションをチェックするユーザーもいます。
タイトルほど重要ではないものの、少しでもクリック率を高めるためにも、メタディスクリプションを設定しましょう。
メタディスクリプションの書き方は以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は読んでみてください。
まとめ:SEOの検索順位を上げてクリック率を高めよう!
SEOのクリック率を上げるには、タイトルを改善するのが効果的です。この記事の内容を参考にして、タイトルの改善に着手してみてください。
また、クリック率を上げるには、検索順位を上げることが最重要です。検索順位を上げるために、SEO対策も始めましょう。
SEO対策のやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。SEO対策のやり方がよくわからない方は、参考にしてみてください。