SEO対策におけるキーワードの重要性
SEO対策においてキーワードは重要です。
検索エンジンは、タイトルタグやhタグなどに設定されているキーワードを基にして、コンテンツの内容を読みとるからです。
仮にコンテンツの内容が素晴らしかったとしても、検索エンジンにコンテンツの内容を正しく理解してもらえないと、上位表示は期待できません。
そのため、SEO対策においてキーワードを入れることは必須です。
SEOキーワードの選定方法
適切なSEOキーワードを入れるために、キーワードの選定を先にやっておきましょう。
【SEOキーワードを選定する手順】
- ビッグキーワードを決める
- ミドルキーワードを決める
- ツールを使ってロングテールキーワードを探す
- ロングテールキーワードを選定する
詳しくは以下の記事で解説しているので、SEOキーワードの選定方法がわからない方は参考にしてみてください。
選定したSEOキーワードの入れ方【6つの設置場所】
ここでは、選定したSEOキーワードを入れる場所を解説します。
- titleタグへの入れ方
- hタグへの入れ方
- alt属性への入れ方
- 本文への入れ方
- アンカーテキストへの入れ方
- descriptionへの入れ方
1.title(タイトル)タグへの入れ方
キーワードを入れる場所のなかでも最重要です。
検索エンジンにコンテンツの内容を伝えるうえで重要なのはもちろん、タイトルは検索結果ページ(SERPs)に表示されるからです。
タイトルはコンテンツを読むかを判断する重要な要素なので、クリック率を大きく左右します。
クリック率が高いほどアクセスが増えやすくなるので、必ずタイトルに狙っているキーワードを入れましょう。
SEOに効果的なタイトルの付け方を知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
SEOに効果的なタイトルの付け方7つのコツ!例文を交えてわかりやすく解説
2.hタグへの入れ方
「h2」「h3」などの見出しにもSEOキーワードを入れましょう。
検索エンジンにページの情報を伝えるのが目的ですが、ユーザーにページ内容を伝えるためにも重要です。検索エンジンやユーザーに情報を正しく伝えるためにも、h2タグには狙っているSEOキーワードをなるべく入れましょう。
h3やh3より下の見出しは、無理に入れる必要はありません。SEOキーワードを無理に入れすぎると、不自然な見出しになってしまうからです。
不自然な見出しはユーザーから不信感を抱かれ、離脱につながる可能性があります。
そのため、h2にはなるべく狙っているSEOキーワードを入れ、h3やh3より下のタグには自然にSEOキーワードを入れましょう。
3.alt属性への入れ方
alt属性とは、画像に設定するテキストのことです。設定することで、画像が非表示になった際に代替テキストを表示できます。
alt属性にもSEOキーワードを入れることで、SEOキーワードと画像の関連性をGoogleに伝える効果が期待できます。
タイトルタグやhタグにSEOキーワードを入れるよりは重要度は低いですが、SEO対策を万全にするためにも、alt属性にSEOキーワードを入れておきましょう。
alt属性の書き方がわからない方は、以下の記事を参考にしてみてください。
4.本文への入れ方
検索エンジンに狙っているSEOキーワードとページの関連性を認識してもらうために、本文にもSEOキーワードを入れておきましょう。
ただし、無理にSEOキーワードを入れる必要はありません。SEOキーワードとページに関連性がある場合、自然にSEOキーワードを入れられます。
あくまで自然にSEOキーワードを入れましょう。
5.アンカーテキストへの入れ方
アンカーテキストとは、クリックするとリンク先に飛ぶテキストのことで、以下の文章はアンカーテキストです。
関連ページ同士をつなぐのもSEO効果が期待できるので、アンカーテキストも設置しましょう。
簡単な書き方は、タイトルをそのままアンカーテキストにすることです。先ほど紹介したアンカーテキストは、ページタイトルをそのままアンカーテキストにしています。
SEOキーワードを自然に入れられるので、アンカーテキストを設置する際には、ページタイトルをそのまま使うと良いでしょう。
6.descriptionへの入れ方
descriptionとは、タイトルの下に表示されるページの要約文です。
タイトルほどではないですが、クリック率に影響を及ぼします。
つまり、最適なdescriptionを設定すればクリックされやすくなり、アクセスが増える効果が期待できるのです。
また、descriptionにキーワードを入れると、太字で強調されて目立ちます。
クリック率を高めてアクセスを増やすためにも、descriptionにSEOキーワードを入れましょう。
SEOキーワードの入れ方3つの注意点
ここでは、SEOキーワードの入れ方の注意点を解説します。
- キーワードを入れすぎない
- 不自然なキーワードの入れ方をしない
- h2より下の階層のhタグには無理にキーワードを入れない
SEOで失敗しないためにも、注意点を押さえておきましょう。
1.キーワードを入れすぎない
くりかえしですが、SEOキーワードは入れすぎないようにしましょう。
SEOキーワードは、ひとつの記事に1つ入れることをおすすめします。
「ブログ 書き方」というSEOキーワードを狙っていると想定して、悪い例と良い例を解説します。
- 悪い例:ブログ記事の書き方!構成、リード文、まとめ文の書き方を解説!
- 良い例:ブログ記事の書き方を初心者向けに徹底解説!
悪い例はSEOキーワードを入れすぎて、何を伝えたいのかわかりにくいです。
良い例のように、SEOキーワードは入れすぎないよう注意しましょう。
2.不自然なキーワードの入れ方をしない
不自然なほどSEOキーワードを入れるのもNGです。前述したように、ユーザーに不信感を抱かれ、離脱される可能性が高くなるからです。
例えば、以下の文章はSEOキーワードを入れすぎています。
- 狙っているキーワード:沖縄旅行
- 本文:沖縄旅行の定番といえば「波上宮」への沖縄旅行です。沖縄旅行を代表する格式高い神社である波上宮は、沖縄旅行で必ず回りたい沖縄旅行の観光スポットです。沖縄旅行に行くなら、沖縄旅行で有名な観光スポットである波上宮に行きましょう。
見てもわかるとおり、SEOキーワードを入れすぎて不自然な文章になっています。
不自然な文章はユーザーの早期離脱につながるので、不自然なほどSEOキーワード入れないようにしましょう。
3.h2より下の階層のhタグには無理にキーワードを入れない
前述したように、h2より下の階層のhタグには無理にキーワードを入れないようにしましょう。
【h2より下の階層のhタグに無理にSEOキーワードを入れた例】
- 対策キーワード:「ブログ 始め方」
- h2:ブログの始め方7STEP
- h3:ブログの始め方1
- h3:ブログの始め方2
- h3:ブログの始め方3
たまに上記のような見出しを見かけますが不自然です。
h2を見ればブログの始め方の手順を解説しているとわかるので、無理にSEOキーワードを入れる必要はありません。
h2より下の階層のhタグには、無理にSEOキーワードを入れることは避けましょう。
SEOキーワードを選定する際に便利なツール5選
最後に、SEOキーワードを選定する際に便利なツールを紹介します。
- GetKeyword
- ラッコキーワード
- ruri-co
- 再検索キーワード調査ツール
- Googleキーワードプランナー
1.GetKeyword
「GetKeyword」は、サジェストワードや検索ボリューム(検索数)などを同時に取得できるツールです。
サジェストワードを取得できるだけでなく、SEO難易度や検索ボリュームや検索数の増減まで確認できる優れモノです。
調査回数に制限がありますが、SMS認証すると月40回まで使えるようになります。
2.ラッコキーワード
「ラッコキーワード」は、サジェストキーワードや共起語などを取得できるツールです。
サジェストキーワードは無料で取得できますが、検索ボリュームを取得したい場合は有料プランに加入する必要があります。
また、ラッコキーワードはサジェストキーワードや共起語などを取得できるだけでなく、競合記事の見出しを抽出したり、Q&Aサイトの質問を見られたりします。
SEOキーワードの取得に役立つのはもちろん、構成を作る際にも便利なツールです。
3.ruri-co
「ruri-co」は、関連キーワードや検索ボリュームを取得できるツールです。ruri-coの特徴は、類似率の高いキーワードを取得できることです。
狙っているSEOキーワードと類似率が高いほど、既存記事と一緒に順位が下がりやすくなります。この現象を「カニバリゼーション」といいます。
ruri-coで類似率の高いSEOキーワードを調査することで、カニバリゼーションを防ぐのに役立つのです。
4.再検索キーワード調査ツール
「再検索キーワード調査ツール」は、名前のとおり再検索キーワードを調べられるツールです。
構成を作る際に再検索キーワードは役に立つので、利用してみてください。
利用する場合は、開発者である「柏崎さん」のX(旧Twitter)のアカウントから、パスワードを取得する必要があります。
5.Googleキーワードプランナー
「Googleキーワードプランナー」は、関連キーワードを無料で調査できるツールです。関連キーワードを取得できるだけでなく、検索ボリュームや競合性も把握できます。
ただし、無料版だと検索ボリュームは「1000~1万」「100~1000」など、ざっくりとした数字しかわかりません。
より正確に検索ボリュームを調査したい場合は、Googleに広告出稿する必要があります。
SEOキーワードの入れ方まとめ
SEOキーワードの入れ方や、SEOキーワードを入れる際の注意点などを解説しました。
【SEOキーワードを入れる場所】
- titleタグ
- hタグ
- alt属性
- 本文
- アンカーテキスト
- description
SEOキーワードを入れることは、SEOにおいて必須です。
この記事の内容を参考にして、正しくSEOキーワードを入れましょう。
SEOキーワードを入れる以外のSEO対策を詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。