そもそも離脱率とは
離脱率とは、Webサイトに訪れたユーザーが最終的に離脱したページの割合を表す指標です。
ユーザーが検索結果画面に戻ると、離脱としてカウントされます。
「離脱率が高い=ユーザーが求める情報を提供できていない」といえるため、基本的に離脱率は低いほど良いです。
離脱率を改善する10のコツ
離脱率を改善するコツを解説します。
- 読者ニーズに合致した記事を書く
- ヒートマップを利用する
- ページの読み込み速度を改善する
- モバイルファーストで記事を書く
- 内部リンクで関連記事に誘導する
- CTAボタンを改善する
- タイトルと記事の内容を一致させる
- 入力フォームを最適化する
- 記事の見た目を改善する
- 読者の目を引くアイキャッチ画像を作る
1.読者ニーズに合致した記事を書く
読者ニーズに合致した記事を書くことが、離脱率を下げるために大切です。
Webサイトを訪れたユーザーは、悩みや疑問を解決したくてサイトを訪れています。
そのため、記事を読んで「自分の知りたい情報がない」と思われると、ユーザーは離脱し、結果的に離脱率が高くなります。
読者ニーズに合致した記事を書くことはSEOで上位表示するためにも大切ですが、離脱率を下げるためにも欠かせません。
読者ニーズを把握するには「ラッコキーワード」「Ubersuggest」などの検索キーワード調査ツールを利用するのがおすすめです。
例えば「筋トレ ダンベル」というキーワードであれば「おすすめのダンベルが知りたい」という読者ニーズがあるとわかります。
読者ニーズに合致した記事を書くために、キーワードから調べましょう。
関連記事:SEOキーワード選定のやり方!選定のコツやおすすめツール5選も紹介
2.ヒートマップを利用する
ヒートマップとは、Webサイトを訪れたユーザーの行動記録を追跡できるツールです。
熟読されている箇所や、設置したボタンがクリックされたかなどを確認できます。ヒートマップを利用すればユーザーがどこで離脱したかわかるため、離脱率の改善に役立ちます。
ヒートマップに興味のある方は、弊社が提供する「サイトリード」のご利用を検討してみてください。
【サイトリードを利用するメリット】
- ヒートマップのほかに離脱防止ポップアップも搭載
- PV数に応じて月額料金を選べる(無料プランあり)
- 今なら年間契約で全プラン40%オフ
ヒートマップを利用できるだけでなく、離脱防止ポップアップを利用できるのがサイトリードの強みです。
離脱率の改善に役立つため、サイトリードのご利用を検討してみてください。
3.ページの読み込み速度を改善する
ページの読み込み時間が長いとユーザーに不満をもたれるため、結果として早期離脱される可能性が高くなります。
そのため、離脱率を改善するためにページの読み込み速度を改善しましょう。
ページの読み込み速度を改善するには「PageSpeed Insights」というツールを使います。
上記のように、表示速度をスコアにして表示してくれます。
スコアの色が緑やオレンジなら特に問題ありませんが、赤なら読み込み速度を改善しましょう。
4.モバイルファーストで記事を書く
基本的に記事はパソコンで書くかと思いますが、Webサイトに訪れるユーザーの多くはスマートフォンで記事を読みます。
そのため、スマートフォンで記事を読んで「読みにくいな」と思われると、離脱される可能性が高くなります。
離脱を防ぐためにも、モバイルファーストで記事を書きましょう。
パソコンでスマートフォンの画面を確認するのに便利なのが「検証」です。
使い方は簡単で、右クリックすると「検証」というコマンドが出るので、それをクリックするだけです。
検証でスマートフォンの画面を確認した際に、デザインの崩れや押しにくいボタンがないかなどをチェックします。
パソコンで見ると問題なくても、スマートフォンだとデザインが崩れて読みにくくなっていることがあるため、注意が必要です。
チェックするのは面倒かもしれませんが、離脱率を下げるためにもスマートフォンの画面をチェックしてみてください。
5.内部リンクで関連記事に誘導する
内部リンクを設置して、関連記事に誘導しましょう。内部リンクがクリックされてサイト内を回遊されるほど、離脱率は下がるからです。
ただし、適当に内部リンクを貼ってもクリックされる可能性は低いため、ユーザーが興味関心のある内部リンクを設置します。
例えば、減量するための運動方法について記事を書いた場合、おすすめの有酸素運動については内部リンクを設置して読んでもらうイメージです。
ポイントは、ユーザーが気になる内容を想定した記事を書き、内部リンクを設置することです。
ユーザーの悩みや疑問を解決できる内部リンクを設置しましょう。
関連記事:内部リンクとは?SEO効果を最大化するための貼り方を解説!
6.CTAボタンを改善する
CTAボタンとは、ユーザーの行動を促すボタンを指します。
例えば、以下はCTAボタンです。
ボタンをクリックしてほかのページに遷移してもらうと、離脱を防げます。
1回でも多くクリックしてもらうためにも、CTAボタンを改善してみてください。
【CTAボタンの改善方法】
- シンプルな文章にする
- 行動のハードルを下げる文言を入れる
- マイクロコピーを活用する
- 自サイトのブランドカラーに合わせる
- 写真や画像を活用する
- ABテストを活用してCTAボタンを改善する
- ヒートマップを活用してクリックアクションを確認する
CTAボタンの改善方法は、以下の記事で詳しく解説しています。CTAボタンを改善したい方は、参考にしてみてください。
関連記事:CTAボタンのデザインや作り方などをわかりやすく解説!
7.タイトルと記事の内容を一致させる
ユーザーは知りたい情報があるかを判断するために、ページのタイトルをチェックします。タイトルと記事の内容が不一致だと不満をもたれ、すぐに離脱されやすくなります。
ユーザーに不満をもたれないためにも、タイトルと記事の内容を一致させることが大切です。
注意したいのが「絶対に痩せる」とか「小学生でもわかる」などの誇張表現です。
誇張表現自体がダメなわけではないですが、絶対に痩せるというからには、根拠を用意しないと不信感をもたれます。
ユーザーに満足してもらうためにも、タイトルと記事の内容を一致させましょう。
8.入力フォームを最適化する
入力項目が多すぎたり入力内容がわかりにくかったりすると、離脱される可能性が高くなります。
離脱を防ぐためにも、入力フォームを最適化しましょう。入力フォームの最適化は、コンバージョンを増やすためにも重要な施策です。
入力フォームを最適化する方法は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
9.記事の見た目を改善する
ユーザーは文章を読むだけでなく、記事の見た目もチェックしています。パッと見て「読みづらいな」と思われると、離脱される確率も高くなります。
満足してもらえる記事を書くのはもちろん、見た目も整える必要があるのです。
具体的には、以下の改善方法が考えられます。
- 文字を装飾する
- 画像を用意する
- 図解を作成する
- 表やグラフを載せる
- パソコンとスマートフォン両方の画面をチェックする など
文章しかない記事も見かけますが、読みづらいのでおすすめしません。
離脱率を下げるためにも、記事の見た目を整えましょう。
10.読者の目を引くアイキャッチ画像を作る
アイキャッチ画像とはユーザーの目を引くための画像で、記事の冒頭に大きく表示される画像を指します。
冒頭に画像がないと、記事の内容に興味をもってもらいにくいです。興味をもってもらえないと、すぐに離脱されます。
離脱を防ぐためにも、読者の目を引くアイキャッチ画像を作りましょう。
離脱率の改善でよくある質問
最後に、離脱率の改善でよくある質問にお答えします。
離脱率と直帰率の違いは何ですか?
離脱率と似た言葉に「直帰率」があり、ややこしいですよね。
直帰率とは、ユーザーが最初に訪れたページで離脱した割合を表す指標です。
例えば、Webサイトに訪れた10人のうち5人が最初のページで離脱した場合、直帰率は50%となります。
一方の離脱率は、最終的に離脱したページの割合を表します。
つまり、離脱率と直帰率は最初のページで離脱しているかの違いです。
関連記事:直帰率と離脱率の違いは?直帰率の計算方法や平均値などとあわせて解説
離脱率はどうやって計算するですか?
離脱率の計算式は、以下のとおりです。
離脱数÷PV数×100
例えば、離脱数が50でPV数が100の場合、離脱率は「50÷100×100=50%」となります。
どうやって離脱率を確認するのですか?
離脱率はGoogleが提供している「GA4」というツールで確認できます。
確認方法は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
離脱率の平均はどれくらいですか?
離脱率の平均は業界やジャンルによって異なるため、平均の算出は容易ではありません。
そのため、他サイトの平均で判断するのではなく、あなたが運営しているWebサイトの状況に合った分析を行うと良いでしょう。
例えば、今まで50%前後だった離脱率が80%を超えるほど高くなった場合は、改善するタイミングだと考えられます。
他サイトの平均で離脱率を改善するのではなく、自サイトの状況に合わせて改善してみてください。
離脱率が高い原因は?
離脱率が高い原因は、主に以下が考えられます。
- 読者ニーズを満たした記事が書けていない
- リード文が魅力的でない
- ページの読み込み時間が長い
- スマートフォンやタブレットなどで使いづらい
- 内部リンクを設置していない
該当する原因がある場合は、先ほど解説した方法で離脱率を改善しましょう。
まとめ:離脱率の改善に「ヒートマップ」を活用しよう!
離脱率の改善方法やよくある質問について解説しました。
この記事の要点を以下にまとめます。
- 離脱率とはユーザーが最終的に離脱したページの割合を表す指標
- 離脱率を改善するために読者ニーズに合致した記事を書く
- 読者ニーズを満たす記事を書くだけでなく見た目も整える
- 離脱率は「Googleアナリティクス」で確認できる
- 離脱率の平均は業界やサイトによって異なる
離脱率を改善するために特に大切なことは、読者ニーズに合致した記事を書くことです。
読者の悩みや疑問を解決できる記事を書けると、離脱率を改善できるだけでなく、SEOでも上位表示されやすくなります。
「ラッコキーワード」「Ubersuggest」などのツールを利用して、読者ニーズを把握しましょう。
また、離脱率の改善にはヒートマップがおすすめです。
ヒートマップで離脱ポイントを改善すると、離脱率を下げられます。
離脱率を改善する際には、ヒートマップのご利用を検討してみてください。