オウンドメディアとは|企業が所有するメディア
オウンドメディアとは、WebサイトやSNSなどの企業が所有するメディアを指します。
あなたが読んでいるこの記事も、弊社のオウンドメディアで発信しているコンテンツです。
近年は広告に嫌悪感を示すユーザーも多いため、オウンドメディアで集客する方法が主流になりつつあります。
インターネット上で自社商品やサービスの売上を伸ばしたい方に、オウンドメディアはおすすめです。
次で、オウンドメディアのメリットを解説します。
オウンドメディア7つのメリット
オウンドメディアのメリットは以下のとおりです。
- 見込み客を集客できる
- 自社商品やサービスの成約につながる
- 売上の向上につながる
- 広告費を抑えられる
- 長期的な資産になる
- 自社が求める人材を獲得しやすくなる
- 自社のブランド価値を高められる
1つずつ解説します。
1.見込み客を集客できる
専門的で価値ある情報を継続的に発信することで、多くの見込み客を集客できます。
例えば、Web記事やSNSなどを活用して見込み客を集客するのが一般的です。
検索エンジンで上位表示されるとより多くの見込み客に情報を届けられるため、効率よく集客できます。
自社に関心をもつ見込み客を自然なかたちで集める手段として、オウンドメディアは効果的です。
2.自社商品やサービスの成約につながる
見込み客をオウンドメディアに集客することで、自社商品やサービスの成約につながる点がメリットです。
集客した見込み客の悩みや課題を解決するコンテンツを発信すると、見込み客の信頼を獲得しやすくなります。
見込み客と信頼関係を築けると、抱えている悩みや課題の解決策として自社商品やサービスの成約につながります。
3.売上の向上につながる
見込み客を集客して自社商品やサービスの成約につなげると、結果として売上の向上につながります。
WebサイトやCTAボタン(ユーザーの行動を促すボタン)などを改善して成約率を高めていくと、さらに売上の向上が期待できます。
4.広告費を抑えられる
オウンドメディアはWeb広告と違って表示やクリックなどで費用が発生しないため、広告費を抑えられます。
見込み客を集客してくれるコンテンツさえ作成してしまえば、低コストで集客を展開できます。
5.長期的な資産になる
作成したコンテンツは、長期的に集客に貢献してくれる資産となります。
オウンドメディアにコンテンツが蓄積されるほど集客効果は高まる傾向にあり、オウンドメディアの成長に応じて集客効果は伸びていきます。
6.自社が求める人材を獲得しやすくなる
企業の価値観や求める人物像などを発信することで、自社が求める人材を獲得しやすくなります。
また、業界内での専門性をアピールする記事を公開することで、優秀な人材から注目される機会も増える点がメリットです。
7.自社のブランド価値を高められる
専門性の高いコンテンツや業界のトレンド情報などを発信することで、業界内での信頼性を高め、自社のブランド価値を高める効果も期待できます。
また、見込み客が共感するストーリーや事例を発信することで、ブランドに対する親近感を高めることも可能です。
ブランド価値を高めることで、企業の売上に寄与します。
オウンドメディア3つのデメリット
多くのメリットがある一方で、以下のデメリットがあります。
- 成果が出るまでに早くても半年ほどかかる
- 専門知識やノウハウのある社員が必要
- オウンドメディア運用を外注する場合は費用がかかる
オウンドメディアを始めるか迷っている方は、メリットだけでなくデメリットも考慮したうえで始めるか検討してみてください。
1.成果が出るまでに早くても半年ほどかかる
オウンドメディアは成果が出るまでに早くても半年ほどかかる点がデメリットです。
オウンドメディアの代表的な集客手法であるSEOは、検索エンジンから評価されるまでに時間がかかります。
評価されるまでに早くても半年ほどを要し、1年以上かかるケースもあります。
そのため、仮にオウンドメディアを始める場合、中長期的な視点で地道にコンテンツを作成し続けることが大切です。
「少しでも早く成果を出したい」という企業は、オウンドメディアよりWeb広告などの即効性の高い集客手法が向いています。
2.専門知識やノウハウのある社員が必要
オウンドメディアを運用する場合、以下の専門知識やノウハウが必要です。
- SEO対策
- Webライティング
- マーケティング
- プログラミング
- Webデザイン など
自社に専門知識やノウハウをもつ人材がいない場合、新しく採用したり社員に教育したりするコストと時間が発生する点がデメリットです。
3.オウンドメディア運用を外注する場合は費用がかかる
専門知識やノウハウをもつ人材がいない場合、オウンドメディア運用を外注する方法もあります。
採用や教育にかかる時間を節約できますが、外注費が発生する点がデメリットです。
外注費は依頼する会社の規模や作業内容などによって異なりますが、数万~数十万円の費用がかかります。
外注して成果が出るならよいですが、必ずしも成果が出るとは限りません。
そのため、費用対効果を考慮したうえで外注するかを決めましょう。
オウンドメディア運用に向いている企業・向いていない企業
オウンドメディア運用に向いている企業・向いていない企業は、以下のとおりです。
オウンドメディアに向いている企業 | オウンドメディアに向いていない企業 |
---|---|
・SEOで中長期的な集客を目指したい ・自社商品に関する情報を発信したい ・オウンドメディア運用で必要な専門知識やノウハウをもつ社員がいる | ・すぐにでも成果を出したい ・運用リソースが不足している ・ターゲット顧客が検索エンジンをあまり利用していない |
オウンドメディアは成果が出るまでに早くても半年ほどかかるため、中長期的な集客を目指したい企業は向いています。
一方で「すぐにでも成果を出したい」という企業は、即効性の高いリスティング広告やSNS広告などがおすすめです。
上記を参考にして、オウンドメディアを始めるか検討してみてください。
オウンドメディアについてよくある質問
最後に、オウンドメディアについてよくある質問にお答えします。
オウンドメディアを始めても意味ないのでは?
オウンドメディアの運用に失敗する企業もあるため「始めても意味がない」と考える企業もいると思います。
特にオウンドメディアは意味がないと感じやすいのは、すぐに成果を出したい企業です。
成果が出るまでに時間がかかるほど失望してしまい、意味がないと考えて早々に撤退します。
オウンドメディアも企業によって向き不向きがあるため、自社は向いているのかを確認したうえで始めることをおすすめします。
関連記事:オウンドメディアは意味がないといわれる5つの理由|成功ポイントを解説!
オウンドメディアは費用対効果の高いマーケティング施策ですか?
オウンドメディアは費用対効果の高いマーケティング施策です。
一度コンテンツを作成すると長期間にわたって情報を見込み客に発信できるため、継続的に集客できます。
コンテンツを制作する費用はかかりますが、Web広告のように永続的に費用が発生するわけではないため、中長期的な視点で見ると費用対効果は高くなります。
オウンドメディア運用に失敗してしまう原因は?
オウンドメディア運用に失敗してしまう主な原因は、以下のとおりです。
- オウンドメディアを始める目的が不明確
- 早く結果を出したいと焦っている
- 社内での協力が不十分
- コンテンツの質が低い
- SEO対策に問題がある
SEO対策に問題があると集客に失敗します。仮に集客が成功しても、売上が伸びるとは限りません。
コンテンツの質が低いと見込み客からの信頼を得られないため、自社商品の成約につながらないのです。
オウンドメディアを成功させるには「集客+良質なコンテンツの発信」が必要です。
オウンドメディアの集客方法は何がある?
オウンドメディアの集客方法は、主に以下があります。
- SEO
- SNS
- 動画プラットフォーム
- Web広告
詳しくは以下の記事で解説しているので、オウンドメディアの集客について知りたい方は読んでみてください。
オウンドメディアのメリット・デメリットまとめ
オウンドメディアのメリット・デメリットを解説しました。
オウンドメディアのメリット | オウンドメディアのデメリット |
---|---|
・見込み客を集客できる ・自社商品やサービスの成約につながる ・売上の向上につながる ・広告にかかる費用を抑えられる ・長期的な資産になる ・自社が求める人材を獲得しやすくなる ・自社のブランド価値を高められる | ・成果が出るまでに早くても半年ほどかかる ・専門知識やノウハウのある社員が必要 ・オウンドメディア運用を外注する場合は費用がかかる |
デメリットよりもメリットのほうが多いため、オウンドメディアはおすすめのマーケティング手法です。
成果が出るまでに時間はかかりますが、成功すると長期的な資産として見込み客を集客し続けてくれます。
本記事の内容を参考にして、オウンドメディアを始めるか検討してみてください。
オウンドメディアの立ち上げ方は、以下の記事で確認できます。