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【超基本】ネイティブ広告の定義と活用方法

ネイティブ広告は、ウェブサイトなどのコンテンツに広告が自然に組み込まれることで、ユーザーの注意を引きつける広告手法です。 メディアの記事やニュースなどのコンテンツと同じ形式で表示されるため、一見広告とは分からず、ユーザーに違和感なく見てもらうことができます。 本記事では、ネイティブ広告の種類や活用方法について紹介していきます。

ネイティブ広告の種類

ネイティブ広告にはいくつか種類があります。

  • インフィード型
  • ペイドサーチ型
  • レコメンドウィジェット型
  • プロモートリスティング型
  • ネイティブ要素のあるインアド型
  • カスタム型(その他)

ひとつずつみていきます。

インフィード型

ウェブページやアプリのコンテンツフィード内に表示される広告形式です。

フィード内のコンテンツと同じ形式やデザインで表示され、ユーザーの注目を引きます。

ペイドサーチ型

検索エンジンの検索結果ページに表示される広告です。

特定の検索クエリに関連した広告が検索結果と同じ形式で表示され、ユーザーの検索体験に統合されます。

レコメンドウィジェット型

ウェブサイトやアプリ内の関連コンテンツの一部として表示される広告です。

関連記事や商品、アプリのおすすめなどをユーザーに提示し、関心を引く役割を果たします。

プロモートリスティング型

オンラインマーケットプレイスや電子商取引サイト内で、特定の商品やサービスを他のリスティングと区別して表示する広告形式です。

上記の画像だと、上段の右上にPRと記載され広告であることが分かります。

おもにこの広告は商品のリストや検索結果の上位に表示されることが多いです。

ネイティブ要素のあるインアド型

バナーや動画広告の中にネイティブ広告が組み込まれた形式です。

広告がコンテンツに一体化し、ユーザーの注意を引きながら自然な体験を提供します。

カスタム型(その他)

上記に含まれていない他の形式や独自のネイティブ広告形式を指します。

Spotifyのアプリ内に出る「Branded Playlist」やLINEの「スポンサードスタンプ」などがあります。

企業や広告主が独自のコンテンツやデザインを活用し、ユーザーに合わせた独自の広告体験を提供します。

ネイティブ広告のメリット

ここでは、ネイティブ広告のメリットを紹介していきます。

ユーザーエンゲージメントの向上

ネイティブ広告はコンテンツに自然に組み込まれるため、ユーザーのストレスが少なく、広告をスキップする傾向が低くなります。

その結果、広告への注意やエンゲージメントが高まります。ネイティブ広告はユーザーの興味を引く魅力的なコンテンツを提供することで、ブランドや商品への関心を喚起しやすくなります。

拡散力を期待できる

ネイティブ広告の中でもSNS広告のインフィードや記事コンテンツに関しては、ユーザーが「面白い!」「共感できる!」と感じれば拡散される可能性があります。

シェアされることで、多くのユーザーに見てもらうことができ、広告費以上の効果が期待できます。

ネイティブ広告の注意点

次にネイティブ広告のデメリットを紹介していきます。

情報の誤解や混乱の可能性

ネイティブ広告は、コンテンツに溶け込んでいるため、一部の人々が広告とコンテンツを区別するのが難しい場合があります。

コンテンツ制作に時間を要する

ネイティブ広告の最大のポイントである「コンテンツに溶け込んだ広告」という部分で、メディアとの親和性に注意する必要があります。

また、ユーザーに興味を持ってもらうコンテンツにしていく必要があるため制作にかかる工数が多くなる傾向です。

ステマと勘違いされないように

ステマ=ステルスマーケティングとは、「広告」「PR」などの表記を行わず広告だと分からないように宣伝することです。

ネイティブ広告を出稿する際には必ず広告と分かるように「広告」「PR」「Ad」「sponsored」等記載するようにしましょう。

ネイティブ広告と記事LP

ネイティブ広告の中でも多く見られるのが「記事LP」です。

通常LPというと、商品やサービスの紹介・提案を行い、カートや会員登録に促すだけのものというイメージですが、「記事LP」は読み物でありユーザーの潜在的な悩みに訴えかけ興味を引いてから購入ページへと誘導するものになります。

記事LP制作のためのコツ

ここからは記事LPにおける注意点やコツを紹介していきます。

  • ユーザーの悩みや知りたいことに寄り添う
  • 広告っぽさをなるべく出さない
  • UGC(口コミなど)を活用する

ユーザーの悩みに寄り添う

ユーザーが「悩んでいる」「知りたい」と思っていることを把握して、その問題に寄り添って内容を作っていく必要があります。

そのためにはペルソナ設計は大事です。

ユーザーのニーズに合致しない場合は離脱してしまう可能性もあるので、ペルソナ設計は都度見直しながら記事を構成していくのがいいでしょう。

広告っぽさをなるべく出さない

ネイティブ広告の一番の魅力は広告っぽくなくコンテンツに馴染んでいることです。

ユーザーは読み物として見ているので宣伝っぽさが出てしまうとネガティブに捉えられてしまいます。

UGC(口コミなど)を活用する

UGCとは「User Generated Content」の略で、「一般ユーザーによって作られたコンテンツ」のことです。

具体的には個人のSNSやブログ、口コミなどが挙げられます。

記事LPに口コミなどが載ることで信頼性があがり通常LPへの遷移やコンバージョン率があがります。

近年ではこのUGCが多く活用されています。

まとめ:ネイティブ広告を活用しよう!

ネイティブ広告の種類やメリット、注意点、そして記事LPについて紹介してきました。

ネイティブ広告はユーザーに自然なかたちで自社商品やサービスを売ることができる手法です。

活用次第ではまだまだ色々な手法や可能性が秘められていると考えます。

まずはユーザーのニーズを把握して、素敵なコンテンツを作ってみてくださいね。