Webゼミ

【無料OK】Webマーケティングの独学でおすすめの勉強法7選を紹介

「Webマーケティングについて勉強したいけど、スクールに通うのはお金がかかるから抵抗がある。独学で勉強できないかな」 Webマーケティングのスクールに通うと数十万円はかかるので、独学で勉強したい人も多いでしょう。 本記事では、Webマーケティングを独学で勉強する方法について詳しく解説しています。 最後まで読むと、Webマーケティングの勉強にかかる費用を最小限に抑えつつ、Webマーケティング業界で活躍できる知識やスキルを得られます。 Webマーケティングを独学で勉強したい方は、参考にしてみてください。

WebマーケティングとはWeb上で売れる仕組みを作ること

Webマーケティングとは、Web上で商品やサービスを売るための仕組みを作る仕事です。

Web上とは、自社Webサイト、SNSなどを含みます。

インターネット市場が拡大している影響からWebマーケティングの需要も年々高まっており、Webマーケティング業界に就職を希望する人も増えています。

Webマーケティングの主な施策

Webマーケティングの主な施策は、以下のとおりです。

  • SEO
  • SNS運用
  • コンテンツマーケティング
  • メールマーケティング
  • Web広告(リスティング広告・SNS広告など)

ターゲットとする顧客層や商材、目的に合わせて最適な手法を選択し、組み合わせて展開するのが一般的です。

これらの施策はそれぞれ役割が異なり、例えばSEOは長期的な集客の実現に貢献します。

Web広告は長期的な集客に向かないものの、特定のターゲット層へすぐにアプローチする際に効果的です。

このように、各施策の特性を理解して戦略的に活用する能力がマーケターには求められます

知っておきたいWebマーケティングの基本用語

以下の用語は職場で日常的に使われるため、覚えておきましょう。

頻出用語

説明

SEO

検索エンジンで上位表示を獲得するための対策

コンバージョン(CV)

自社の目標(商材の成約、資料請求など)

コンバージョン率(CVR)

コンバージョンに至った割合

PV(ページビュー)

サイト内の特定のページが表示された回数

クリック率(CTR)

記事や広告がクリックされた割合

LP(ランディングページ)

コンバージョンの獲得に特化した縦長のページ

ペルソナ

商品やサービスの具体的なユーザー像

先輩社員とのコミュニケーションで恥をかかないためにも、まずは基本用語から勉強することが大切です。

Webマーケティンの独学でおすすめの勉強法7選【無料あり】

Webマーケティングの独学でおすすめの勉強方法は、以下のとおりです。

  • Webサイトで勉強する
  • 本で勉強する
  • YouTubeで勉強する
  • オンライン動画学習サービスで勉強する
  • 自分でブログを運営して勉強する
  • SNSを運用して勉強する
  • 無料セミナーで勉強する

あなたに合う勉強方法を探してみてください。

それぞれの勉強法を1つずつ紹介します。

Webサイトで勉強する【無料】

Googleなどの検索エンジンで上位表示されているWebサイトを参考にすると、無料でWebマーケティングの勉強ができます。

Webサイトには多くの情報や学習資料があるため、初心者にもおすすめです。

しかし、Webサイトのなかには信頼性に欠ける情報もあるため、基礎知識を学んだあとは信頼性の高い書籍などで学習することをおすすめします

【おすすめのWebサイト】

  • Webゼミ
  • ferret
  • WEB担当者Forum
  • バズ部
  • MarkeZine

本で勉強する

Webマーケティングの勉強を始める人は、本で勉強するのも効果的です。

本は多くの情報が体系的にまとめられており、基礎から応用的な知識を効率よく勉強できます。

初心者向けの本も数多く出版されており、数冊読めば基礎知識や専門用語を十分に学べます

【おすすめの本】

  • マンガでわかるWebマーケティング
  • 沈黙のWebマーケティング
  • 10年つかえるSEOの基本
  • SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
  • SNSマーケティングのやさしい教科書

YouTubeで勉強する【無料】

YouTubeでもWebマーケティングを無料で勉強できます。

動画で勉強できるため、テキストを読むのが苦手な方に向いている勉強方法といえます。

以下におすすめのYouTubeチャンネルをまとめてあるので、参考にしてみてください。

【おすすめのYouTubeチャンネル】

  • ウェブ職TV
  • SEO研究チャンネル
  • マーケティング大学by桜井茶人

オンライン動画学習サービスで勉強する

オンライン動画学習サービスを利用するのも効果的な勉強方法です。

YouTubeを使って無料で勉強することもできますが、無料動画のみで活躍できるWebマーケターになるのは難しいです。

Webマーケティングを本格的に学びたい方は、オンライン動画学習サービスを利用すると良いでしょう。

次で、おすすめのオンライン動画学習サービスを紹介します。

Googleデジタルワークショップ

「Googleデジタルワークショップ」は、Googleが提供しているオンライン動画学習サービスです。

Webマーケティング関連の講座が無料で提供されており「Google認定資格」を取得することも可能です。

Googleアナリティクスアカデミー

「Googleアナリティクスアカデミー」は、Googleアナリティクスの使い方やデータ分析手法を無料で学べるオンライン講座です。

「Googleアナリティクスを本格的に学びたい」という方におすすめです。

ferretのWebマーケティング講座

「ferret」というメディアが無料でWebマーケティングの情報を提供しています。

提供する講座はWebマーケティングだけでなくインターネット広告やSEOなどもあり、Webマーケティングを幅広く学べる内容が揃っています

ジッセンオンライン

「ジッセンオンライン」は、デジタルマーケティングに特化した国内最大級のオンラインサービスです。

約200講座を提供しており、一部の動画は無料会員でも視聴できます

デジタルマーケティングの最先端で活躍する講師陣から実践的な知識とノウハウを学べるため、学んだ知識をすぐに社内研修や勉強会などで活用可能です。

Udemy

「Udemy」はWebマーケティングだけでなく、プログラミングやデザインなど幅広いジャンルのコンテンツが揃っています。

価格帯は1万円を超える講座が多いですが、頻繁にセールが開催されているので割安で講座を受講可能です。

また、30日間の返金保証があるので安心して利用できます。

自分でブログを運営して勉強する

Webマーケティングのスキルを効率的に習得するために、ブログがおすすめです。

ブログ運営を通して、以下のスキルを習得できます。

  • SEOを意識したキーワード選定
  • 読者のニーズを満たすコンテンツ作成
  • 収益化に向けた改善施策の立案
  • GA4やGoogleサーチコンソールを用いたアクセス解析

インプットした知識をブログでアウトプットし、PVやコンバージョンなどの成果を自分で分析するサイクルを回せます。

データに基づいた改善を繰り返すことで、マーケティングの実務で役立つスキルが身につきます。

また、ブログの運用経験は就職活動の際に実績としてアピールできる点もメリットです。

ブログの収益化を目指すなら「ヒートマップ」を利用する

ヒートマップとは、サイトを訪問したユーザーの詳細行動を分析できるツールです。

ヒートマップの説明

ユーザーが「ページのどこをよく見ていているか」「どこで離脱したか」などを色で可視化します。

この分析結果に基づいてコンテンツの構成やデザインを改善することで、ブログの収益化につなげられます

ブログで収益化すると実績として使えるため、ヒートマップを利用して収益化を目指してみてください。

ヒートマップの詳細は、ヒートマップとは?仕組みや見方、分析方法までわかりやすく解説で確認できます。

SNSを運用して勉強する【無料】

各SNSの特性を理解し、それに合う情報発信やコミュニケーションを実践することで、ファンを増やすノウハウが身につきます。

主要なSNSと運用を通して学べるスキルは、以下のとおりです。

SNSの種類

特徴と学べるスキル

X(旧Twitter)

リアルタイム性や拡散力が高く、短い文章で情報を的確に伝える訓練になる

Instagram

画像や動画が中心で、ビジュアルでブランドイメージを伝えるスキルが身につく

Facebook

実名登録制でビジネス利用が多く、ターゲティング広告の知識を深められる

最初は個人アカウントで特定のテーマについて発信する形でも良いです。

ターゲット設定から投稿の作成、フォロワーとの交流などを1人で担当することで、SNSマーケティングの一連の流れを無料で学べます

関連記事:SNSマーケティングとは?Webマーケティングとの違いや5つの手法などを解説!

無料セミナーで勉強する

現場で活躍するプロから直接話を聞くことで、独学だけでは得にくい新鮮な情報が手に入ります。

無料セミナーの主な内容は、以下のとおりです。

  • Webマーケティングの基礎知識
  • 最新のSEOトレンド解説
  • 広告運用の成功事例
  • マーケティングツールの紹介

体系的な知識のインプットはもちろん、質疑応答の時間を通して日頃の疑問を専門家に直接質問できます

また、学習のモチベーション維持や同じ目標をもつ仲間との交流の場としても活用可能です。

Webマーケティングでおすすめの資格3選

ここでは、Webマーケティングでおすすめの資格を紹介します。

  • ネットマーケティング検定
  • マーケティング・ビジネス実務検定
  • ウェブ解析士

Webマーケティング業界に就職するのに資格は必須ではありませんが、一定の知識を有している証明になります。

Webマーケティング関連の資格取得を検討している方は、参考にしてみてください。

ネットマーケティング検定

運営

サーティファイ

費用

6,000円

特徴

・試験問題は40問で構成され、全て択一選択式(4択)

・合格するとオープンバッジ・デジタル認定証明書が授与される

・試験はリモートWebテストで実施

「ネットマーケティング検定」は、サーティファイが運営するネットマーケティングに関する知識や技能を測定する検定試験です。

「インターネット広告」「SNS」「SEO」など、ネット上でのマーケティングに必要な知識を問われます。

合格者には資格証明書が授与され、就職活動で役に立ちます

マーケティング・ビジネス実務検定

運営

国際実務マーケティング協会

費用

A級:12,760円

B級:7,480円

C級:6,270円

特徴

・試験には3つのレベルがある

・年4回検定試験を実施している

・マーケティング・ビジネス情報メルマガを無料で登録できる

「マーケティング・ビジネス実務検定」は、日本マーケティング協会が主催する検定試験です。

3つのレベルからマーケティングに関する実務知識が問われます。

基礎だけでなく実務レベルの知識を身につけられるため、就職活動やキャリアアップに役立ちます。

ウェブ解析士

運営

一般社団法人ウェブ解析士協会

費用

・認定講座を受講する場合:33,300円

・認定講座を受講しない場合:22,000円

特徴

・3つのグレードがある

・認定後はウェブ解析士名簿に掲載される

・Zoomを使ったオンライン講座あり

「ウェブ解析士」は、一般社団法人ウェブ解析士協会が提供する資格です。

3種類のグレードがあり、Zoomを使ったオンライン講座もあります。なお、講座の受講は必須ではなく、テキスト購入だけで勉強して受験も可能です。

認定後はウェブ解析士名簿に掲載され、専門性をアピールできます

Webマーケティングを独学で勉強する際の注意点|失敗を防ぐ

Webマーケティングの独学は、ただ知識を詰め込むだけでは失敗しがちです。

失敗を防ぐためにも、以下の注意点を押さえておきましょう。

  • 最新情報に触れることを意識する
  • 実績を作るために勉強する
  • インプットよりアウトプットを重視する

それぞれの注意点を1つずつ解説します。

最新情報に触れることを意識する

検索エンジンのアルゴリズムやSNSの仕様は頻繁に更新されるため、古い知識のままでは成果を出すのが難しくなります。

昨日まで有効だったSEOの手法がアップデートで効果がなくなる場合もあります。

以下のような信頼できる情報源から、常に新しい知識を取り入れましょう。

  • 業界大手の専門メディア
  • Googleの公式情報
  • 第一線で活躍するマーケターのSNS

日常的にアンテナを張り、得た情報を自身の学習に反映させる習慣がスキルアップにつながります

実績を作るために勉強する

どれだけマーケティングの知識が豊富でも、実践で成果を出せるとは限りません。

マーケターを採用する企業が求めるのは成果であり、評価されるのはマーケティングの実績です。

例えば「マーケティングの本を10冊読んだ」というより「ブログで月1万円の収入があります」といってポートフォリオを見せるほうが、スキルの証明になります。

勉強はマーケティングで成果を出すための手段であり、目的ではありません。

実績を作るためにマーケティングを勉強し、ブログやSNSなどのアウトプットを通して実績を作りましょう。

インプットよりアウトプットを重視する

インプットした知識は、アウトプットを通じて初めて実践的なスキルになります。

独学の場合、以下の「インプットとアウトプットのサイクル」を意識的に回すことが上達の近道です。

学習フェーズ

具体的なアクションの例

①インプット

本や動画でSEOについて勉強する

②アウトプット

学んだSEOの知識を自分のブログ記事で実践する

③分析・改善

順位をチェックし改善策を考える

こうした一連の流れは、Webマーケティングの実務そのものです。

独学の段階からこのサイクルを習慣化しておくと、就職後も即戦力として活躍できる土台を築けます。

インプットのみで終わりにせず、必ずアウトプットと分析・改善をセットで行いましょう。

Webマーケティングを独学する際によくある質問

最後に、Webマーケティングを独学する際によくある質問にお答えします。

独学は何から始めるのがおすすめ?

まずはWebマーケティングの全体像を把握するために、情報を体系的にまとめた本を読むことから始めるのがおすすめです。

専門用語やマーケティングの基本的な考え方を学び、ブログやSNSアカウントを開設し、学んだ知識をアウトプットしましょう。

インプットとアウトプットを同時に進めることで、実務レベルのスキルを効率的に習得できます

どのくらいの期間で基礎を習得できる?

一般的には200〜300時間程度、期間にすると3ヶ月程度が目安です。

ただし、基礎知識を活用して実際に成果を出せるようになるには、さらに実践と分析の時間が必要です。

実務レベルのスキルを身につけるには、少なくとも半年から1年程度の継続的な学習が求められます。

Webマーケティングに向いている人は?

以下のような特徴をもつ人は、Webマーケティングに向いていると考えられます。

  • 論理的思考力がある
  • 知的好奇心が強い
  • 行動力がある
  • 数字を分析するのが好き
  • 人の行動心理に興味がある

これらの要素は日々の業務で発生する課題を解決し、成果を出すうえで直接的に役立ちます。

関連記事:Webマーケティングに向いてる人9つの特徴!適性診断で向き不向きがわかる

Webマーケティングにおすすめのツールは?

以下のツールは実務でよく使うためおすすめです。

ツールの種類

代表的なツール

主な用途

アクセス解析

GA4

サイト訪問者の行動や属性を分析

キーワード調査

ラッコキーワード

関連キーワードや検索需要の調査

競合調査

Similarweb

競合サイトのアクセス状況や流入元の分析

実務で利用頻度の多いツールを使えると転職においてアピール材料になるため、Webマーケティングに役立つツールは触れておきましょう。

ツールを使いこなせるようになると、実践的なスキルとして実務に活かせます。

Webマーケティングツールの詳細は、Webマーケティングツール20選を徹底比較!無料・有料まで幅広く紹介で確認できます。

独学だけでWebマーケティング会社に転職できる?

独学だけで転職は可能です。

ポイントは「何を学んだか」ではなく「何ができるか」「どんな実績があるか」を具体的に示すことです。

例えば「ブログで月間1万PVを達成した」「Xのフォロワーを1,000人増やした」などの実績を作り、ポートフォリオにまとめます。

採用担当としても何を勉強したかは興味がなく「具体的に自社でどう貢献できるの?」ということを知りたがっています。

転職を成功させるためにも、勉強したことをブログやSNSで実践して実績を作りましょう。

転職するならスクールで本格的に勉強したほうがいい?

独学とスクールのどちらが良いかは、個人の状況や学習スタイルによって異なります。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、自身に合う方法を選びましょう。

比較項目

独学

スクール

費用

数千~数万円

数十万円

学習ペース

自分のペースで自由に調整可能

カリキュラムに沿って進む

学習環境

基本的に自力で解決する必要がある

講師にいつでも質問できる

成長速度

時間がかかる

プロから直接学べるため早い

人脈作り

機会が少ない

講師や同期とのつながりができる

費用を抑えてマイペースに学習を進めたい方は独学、少しでも早く実務レベルのスキルを身につけたい方はスクールが向いています。

30代未経験でもWebマーケティング会社に転職できる?

30代未経験からでも、Webマーケティング会社への転職は可能です。

むしろ、前職で培ったビジネススキルや業界知識を評価されるケースも少なくありません。

例えば、営業経験があれば顧客理解力、企画職の経験があれば戦略立案能力をWebマーケティングの業務に活かせます。

独学で得たマーケティング知識とこれまでの社会人経験を掛け合わせ、自身の強みをアピールすることがポイントです。

まとめ:学んだことを実践してスキルアップしよう!

Webマーケティング業界に就職や転職をするために勉強するのは大切ですが、勉強して終わりではなく、ブログ運営や副業を始めてみましょう。

ブログ運営や副業などで実績を出せば、書類選考や採用面接で有利に働きます。

今回紹介した勉強方法を参考して、Webマーケティング業界への就職や転職にお役立てください。

関連記事:【今後も需要が高い?】Webマーケティングの将来性について徹底予測!