SEOにおける内部リンクとは
内部リンクとは、同じWebサイト内の異なるページを結ぶリンクのことです。
内部リンクはサイトのSEOにおいても重要なだけでなく、サイトの利便性を高めるうえでも重要です。
適切な内部リンクが設置されているサイトは読者満足度が向上し、検索エンジンからの評価が高まる可能性があります。
内部リンクのSEO効果
「内部リンクはSEO効果がある」という話を聞いて半信半疑かもしれないので、SEO効果がある理由について解説しますね。
内部リンクがSEOにおいて効果がある理由は、以下のとおりです。
- クローラビリティが向上する
- インデックスされるスピードが早くなる
- 読者満足度の向上につながる
「クローラー」というロボットが内部リンクを経由することで、短時間で記事がインデックスされます。
インデックスされないと記事が検索ページに載ることはないので、SEOにおいて重要です。また、内部リンクを設置することで、読者満足度の向上につながる効果があります。
内部リンクを設置すれば読者は興味のある情報のみを閲覧できるので、読者満足度の向上につながるのです。読者満足度が向上すれば早期離脱の防止につながるだけでなく、再度アクセスして記事を読んでもらえる可能性もアップします。
このように、内部リンクを設置することで、SEOにおいてさまざまな効果が期待できます。
内部リンク外部リンクの違い
内部リンクと外部リンクの違いですが、前述したように、内部リンクは同じWebサイト内の異なるページを結ぶリンクを指します。
一方、外部リンクとは「自サイトと異なるサイトをつなぐリンク」のことです。
外部リンクは情報を引用するために使ったり、記事の内容に関連した別サイトを紹介するために使います。
また、別のサイトが自サイトを紹介するために、外部リンクを張ってくれることもあります。
外部リンクを張ってもらえるとドメインパワーがアップし、作成した記事が上位表示されやすくなるので、SEOにおいて重要です。
【関連記事】外部リンクとは?SEOに効果的な被リンクを獲得する5つの対策を解説
内部リンクの調べ方
「Googleサーチコンソール」を使った内部リンクの調べ方を解説します。
Googleサーチコンソールの左メニューから「リンク」をクリックしてください。
これで内部リンクを確認できます。
SEO対策で内部リンクを設置するのにおすすめの場所【貼り方も解説】
ここでは、内部リンクを設置するのにおすすめの場所を解説していきます。
- アンカーテキスト
- サイドバー
- HTMLサイトマップ
- フッター
- パンくずリスト
内部リンクをどこに貼ればよいのかわからない方は、参考にしてみてください。
アンカーテキスト
アンカーテキストとは、 ページ内に設置するリンク付きの文章を指します。例えば、以下はアンカーテキストです。
クリックすると、当サイトにあるWebページにジャンプします。
アンカーテキストによってリンク先の内容を示すことで、読者や検索エンジンに内容を正確に伝えられるメリットがあります。設置方法としては、記事タイトルをアンカーテキストにするのが一般的です。
例えば、記事タイトルが「内部リンクとは?おすすめの設置場所やポイントを解説」であれば、アンカーテキストも記事タイトルをそのまま使えばOKです。
アンカーテキストの貼り方
アンカーテキストの貼り方は簡単で、まずはWebページのタイトルをコピペして貼り付けます。
次に、飛ばしたいページのURLをコピーしてください。URLはWebページの上部に表示されています。
続いて、アンカーテキストを設定したい文字列を選択し「リンク」をクリックしてください。
最後に、先ほどコピーしたURLを選択した文字列に設定します。
これでアンカーテキストの設定は完了です。
サイドバー
サイドバーは、Webサイトの横に表示されるメニューや広告を指します。
トップページや記事の横に設置すると目立つので、クリックされやすいです。
一般的には「人気記事」「新着記事」「カテゴリー」として内部リンクが設置されます。
フッター
フッターは、ページの下部に表示されるメニューです。
フッターに内部リンクを設置しておくことで、読んでほしいページへの誘導やクローラーの巡回を促せます。
サイドバーに載せきれなかった情報を、内部リンクとして設置すると良いでしょう。
HTMLサイトマップ
HTMLサイトマップは、サイト全体の構成を一覧にしたページのことです。
読者にサイトの内容を示し、目的のページを探すのに役立ちます。
また、クローラーもサイトマップを利用してサイトを巡回するので、クローラビリティの向上にもつながります。
パンくずリスト
パンくずリストとは、サイト内での現在のページ位置を示すリストのことです。
パンくずリストを設置すると、サイト内のカテゴリーや階層がわかりやすくなるので、読者満足度の向上につながります。
まだパンくずリストを設置していない方は、この機会に設置してみてください。
SEO対策で内部リンクを設置する際の3つのポイント
ここでは、内部リンクを設置する際のポイントについて解説します。
- アンカーテキストを設定する
- 読んでほしいページに内部リンクを張る
- 読者がクリックしたくなる内部リンクを張る
記事内にアンカーテキストを設定する
内部リンクのクリックを促すために、記事内にアンカーテキストを設定するのは基本です。
読者が知りたい情報であれば、アンカーテキストをクリックして、内部リンクを経由してもらえる可能性が高くなります。
内部リンクを経由してほかのページを読んでもらうほど、商品やサービスを契約してもらえる確率もアップするので、収益化につながるでしょう。
また、前述したようにクローラーが内部リンクを経由することで、クローラビリティの向上にもつながります。
メリットが多いので、記事内にアンカーテキストを設定しておきましょう。
読んでほしいページに内部リンクを張る
内部リンクを張る際には、サイト内で特に読んでほしいページに張りましょう。
具体的には、収益につながりそうな記事に内部リンクを張ることで、商品やサービスを契約してもらえる可能性がアップします。
また、多くの読者に評価されそうな記事に、内部リンクを張るのも効果的です。
多くの読者に評価される記事は被リンクを獲得できたり、SNSでシェアされて拡散されることが期待できるからです。
読んでほしいページに内部リンクを張り、収益性を高めていきましょう。
読者がクリックしたくなる内部リンクを張る
内部リンクを張るのはSEOにおいて重要とはいえ、まったくクリックされないと効果は期待できません。内部リンクを設置する主な目的は、サイトの利便性を高めることです。
サイトの利便性を高めれば読者満足度の向上につながるので、SEOにおいて効果が期待できます。
読者が内部リンクをクリックしたくなるように、アンカーテキストを設定したり文章と関連のある内部リンクを設置したりしましょう。
SEO対策における内部リンクについてよくある質問
最後に、内部リンクについてよくある質問にお答えします。
内部リンクが多すぎるとSEOで問題でしょうか?
Googleの公式サイトも直接的に「内部リンクが多すぎるのはダメ」とは言及していないですが、SEOに悪影響を及ぼす可能性のある言及はしています。
それは、以下の文章です。
Google は、ウェブページの関連性を判断するための要素としてリンクを使用しています。Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。 リンクスパムの例としては、次のようなものが挙げられます。
引用:Google検索セントラル|Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー
検索順位の向上を狙って過度に内部リンクを張った場合、リンクスパムと見なされる可能性があります。
また、スパムになるならないに関わらず、ユーザーからしてもリンクの多すぎるWebページは読みづらいです。
ユーザビリティを損ねることでSEOに悪影響を及ぼす恐れもあるので、過度に内部リンクを張るのは避けましょう。
内部リンクをチェックできるおすすめのツールは?
内部リンクをチェックできるおすすめのツールは、以下のとおりです。
- Googleサーチコンソール
- Ahrefs
Googleサーチコンソールであれば、内部リンクを無料で調べられます。
まとめ:内部リンクの設置以外にもSEO対策をしよう!
内部リンクの基礎知識や、おすすめの設置場所などについて解説しました。内部リンクはSEOにおいて効果があるだけでなく、読者満足度を高める効果もあります。
読者満足度が上がればサイトの滞在時間も伸びて、商品やサービスが成約される確率も上がります。
この記事の内容を参考にして内部リンクを設置し、アクセスの増加や収益化につなげましょう。
SEO内部対策をされている方は、以下の記事も読んでみてください。SEO内部対策のやり方を詳しく解説しています。