ホワイトハットSEOとは
ホワイトハットSEOとは、Googleが推奨しているSEO対策を指します。
ユーザーに役立つコンテンツを作成し、不正な施策ではなく正攻法でサイト制作をします。
長期的にサイトの信頼性を高め、安定した検索トラフィックの獲得を狙うのがホワイトハットSEOの特徴です。
ホワイトハットSEOの主な手法は後述します。
ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの違い
ホワイトハットSEOはGoogleが推奨しているSEO対策なので、ブラックハットSEOは反対にGoogleが推奨していないSEO対策だといえます。
主なブラックハットSEOは以下のとおりです。
- ワードサラダ
- スパムコメント
- リンクファーム
- 外部リンクの購入
- コピーコンテンツ
- 不正なクローキング
- 隠しテキストと隠しリンク
- キーワードスタッフィング
- 自動生成されたコンテンツ
上記の手段を実行し、不正に検索順位を上げます。
ブラックハットSEOをやるとGoogleからペナルティを受けるおそれがあるので、避けることをおすすめします。
ブラックハットSEOを避ける方法については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策でホワイトハットSEOを推奨する理由
SEO対策でホワイトハットSEOを推奨する理由は、Googleのガイドラインを順守したSEO対策をおこなうためです。
万が一ペナルティを受けると、今までの努力が水の泡になる可能性があります。
また、Googleはユーザーのニーズに応えるコンテンツを評価します。
ガイドラインを順守したSEO対策は、ユーザーに役立つコンテンツを作るためにも大切です。
次で、ホワイトハットSEOの主な手法を紹介します。
ホワイトハットSEOの主な手法7つ
ホワイトハットSEOの主な手法は以下の7つです。
- ユーザーの役に立つ記事を書く
- 内部対策を実践する
- 定期的にリライトする
- ページ表示速度を上げる
- 自然に被リンクを獲得する
- ロングテールキーワードで検索上位を狙う
- モバイルフレンドリーを意識して記事を書く
ひとつずつ見ていきましょう。
ユーザーの役に立つ記事を書く
何といっても、ユーザーの役に立つ記事を書くのが第一です。
ユーザーの役に立つ記事を書けばGoogleの検索エンジンから評価され、検索上位を獲得できます。
実際、Googleもユーザーの役に立つ記事を上位に掲載すると明言しています。
Googleの自動ランキングシステムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。
検索上位を獲得すればWebサイトを訪れるユーザーも増え、商品やサービスを販売するチャンスも増えます。
Webサイトを収益化するためにも、ユーザーの役に立つ記事を書きましょう。
内部対策を実践する
ホワイトハットSEOで成果を出すには、内部対策を実践するのが効果的です。
内部対策とは、自サイト内でおこなうSEO対策を指し、以下のような施策があります。
- 内部リンクを張る
- 画像にalt属性を設定する
- パンくずリストを設置する
- XMLサイトマップを送信する
- メタディスクリプションを設定する
内部対策を実施することで、検索順位の向上が期待できます。
SEO内部対策については以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は参考にしてください。
SEO内部対策とは?チェックすべき19項目やおすすめのツールを紹介!
定期的にリライトする
定期的にリライトし、情報の鮮度を保つのもGoogleが公式サイトで言及しています。
Googleは、検索クエリに対してより鮮度の高いコンテンツが期待される場合にそのようなコンテンツが上位に表示されるように、「検索クエリにふさわしい鮮度」を評価するさまざまなシステムを導入しています。
定期的にリライトすると情報の鮮度が保たれ、検索上位を取りやすくなります。
具体的なリライトのやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。「リライトのやり方がよくわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
ページ表示速度を上げる
ページ表示速度を上げるのもホワイトハットSEO施策のひとつです。
ページの読み込み速度が遅いとユーザーにストレスがかかり、離脱される可能性が高くなります。
実際、Googleが調査したデータによると、ページの読み込み時間が1秒から10秒に増加すると、モバイルサイトを訪問したユーザーが直帰する確率が123%増加すると公表しています。
ページ表示速度を改善するには、Googleが無料で提供している「PageSpeed Insights」を使うのがおすすめです。
自サイトのURLを入力すると、以下のようにページ表示速度をスコアとして表示してくれます。
スコアが赤色で表示された場合は、早急にページ表示速度を改善しましょう。
具体的な改善方法についても、ツール内で教えてくれます。
参考:Google「New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed」
自然に被リンクを獲得する
被リンクとは、外部サイトから自社サイトに貼られたリンクを指します。
被リンクを得ることでWebサイトの「ドメインパワー」が強化され、上位表示されやすくなります。
リンクは、Google が検索ユーザーにとって有用なコンテンツを把握する方法の1つであり、ふさわしいリンクである限り、リンクされるサイトにとっても有益なものです。リンク プログラムに対するGoogleのガイドラインに違反するようなリンク獲得方法を使わないことがベストプラクティスです。
簡単にいえば、被リンクとは「信頼できるWebサイトの証」だといえます。
なお、自作自演で被リンクを獲得するのはブラックハットSEOに該当するので、避けましょう。
あくまでコンテンツが評価され、ユーザーから自然な形で被リンクを得るのが正しいSEO対策です。
ロングテールキーワードで検索上位を狙う
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせて構成されたキーワードを指し、月間検索数が少ない点が特徴です。
例えば、以下のようなキーワードがロングテールキーワードに該当します。
キーワード(3~4語) | 月間検索数(1,000未満) |
seo とは 簡単 に | 480 |
web seo 対策 | 50 |
検索 対策 seo | 20 |
検索数の多いキーワードを「ビッグキーワード」といいますが、これは多くの競合が狙っているので検索上位を取るのは難しいです。
特に、開設したばかりのWebサイトはドメインパワーも低いので、まず勝ち目はありません。
そのため、ドメインパワーの弱いサイトはロングテールキーワードを狙っていくのが効果的です。
検索上位を取れるロングテールキーワードの選び方は、以下の記事で解説しています。
モバイルフレンドリーを意識して記事を書く
モバイルフレンドリーとは、簡単にいえばスマホに対応して記事を書くことです。
近年ではスマホからWebサイトにアクセスして記事を読むユーザーも多いので、Googleも重要視しています。
Google検索は2015年のモバイルフレンドリーアップデートを皮切りに、モバイルデバイス重視の姿勢を強めてきました。
ユーザーがスマホでコンテンツを読む際に「文字が小さすぎる」「リンクをタップしづらい」などの不満があると、結果的にユーザーに役立つ情報を提供できません。
そのため、Googleもモバイルフレンドリーに対応したサイトを評価しています。
モバイルフレンドリー対策をする際には、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
- 文字や画像のサイズを適切にする
- ページの読み込み速度を改善する
- タップしやすいように、ボタンやリンクの間隔をとる
上記のポイントを意識して、モバイルフレンドリーに対応したコンテンツを作ってみてください。
ホワイトハットSEOを実施する際の3つのポイント
最後に、ホワイトハットSEOを実施する際のポイントを解説します。
- 読者ファーストを心掛ける
- 網羅性の高いWebサイトを作る
- 読みやすいように記事の見た目を整える
読者ファーストを心掛ける
前述したように、Googleは読者に役立つコンテンツを提供することを推奨しています。
読者ファーストのコンテンツを作るには、以下のポイントを意識してみてください。
- 読者が知りたい情報を漏れなく伝える
- 読者がもっとも知りたい情報を記事の冒頭で伝える
- 箇条書きや文字装飾などを使って、わかりやすく伝える
読者ファーストを心掛け、質の高い情報をユーザーに届けましょう。
網羅性の高いWebサイトを作る
網羅性の高いWebコンテンツとは、ユーザーが検索したキーワードに関連する情報をできるだけ多く含んだコンテンツのことです。
網羅性の高いWebサイトであればユーザーが知りたい情報を漏れなく得られるので、Googleから評価されやすいです。
ここでも、読者ファーストであるかが問われています。
網羅性の高いコンテンツを作るポイントは以下のとおりです。
- ユーザーの検索意図を理解する
- 競合サイトのコンテンツを分析する
- 狙っているキーワードの関連語や共起語も調べる
網羅性の高いWebサイトを作り、ユーザーに満足してもらえる情報を届けましょう。
読みやすいように記事の見た目を整える
記事の見た目が読みやすいと、ユーザーの興味や注意を引きやすくなります。
逆に見た目が読みにくいとストレスが生じ、早々にサイトを離脱する可能性が高くなります。
読みやすいように記事の見た目を整えるポイントは、以下のとおりです。
- 40~60文字を目安に改行する
- 太字やマーカーなどで重要な箇所を強調する
- 吹き出しやボックスなどで要点を目立たせる
- 画像や図表などを使って内容をイメージしやすくする
- 箇条書きを使ってパッと見で要点を把握できるようにする
まとめ:ホワイトハットSEOで検索上位を取ろう!
ホワイトハットSEOは、不正な施策ではなく正攻法でサイトを制作し、ユーザーに役立つコンテンツを提供します。
長期的にサイトの信頼性を高め、安定した検索トラフィックの獲得が期待できます。
この記事の内容を参考にして、正攻法であるホワイトハットSEOで検索上位を取りましょう。