「SEO対策は意味がない」といわれる3つの理由
SEO対策は意味がないといわれる理由を解説していきます。
- 検索上位がとれない
- 検索上位はとれても売上が伸びない
- アルゴリズムのアップデートで順位が安定しない
検索上位がとれない
検索上位を狙ってがんばってコンテンツを作っても、検索上位をとれない人も多いです。
競合も真剣に検索上位を獲得しようと必死なので、検索上位をとるのは簡単ではありません。
がんばっても報われないことから、SEO対策は意味がないといわれます。
検索上位はとれても売上が伸びない
SEO対策で検索上位はとれても、売上が伸びないケースもあります。勘違いされがちですが「検索上位を獲得する=売上が伸びる」わけではありません。
自社商品やサービスに関係のないキーワードで検索上位をとっても、売上につながりにくいです。
そのため、SEO対策では検索上位を獲得するための施策だけでなく、売上につながるキーワードを選定することも大切です。
アルゴリズムのアップデートで順位が安定しない
苦労して検索上位をとって売上が伸びても、Googleのアルゴリズムのアップデートで検索順位が大幅に下がるリスクがあります。
Googleのアップデート次第で今までの努力が水の泡になる恐れがあるので、SEO対策は意味がないといわれます。
しかし、アルゴリズムのアップデートで順位が安定しないのも、やり方に問題があるかもしれません。順位が下がる人もいれば、順位が下がらずキープできる人もいるからです。
そのため「SEO対策は意味がない」と考えている方は、正しいSEO対策ができているかをチェックしてみると良いでしょう。
間違ったSEO対策は後述するので、このまま読み進めてみてください。
SEO対策をがんばっても成果が出ない5つの原因
ここでは、SEO対策をがんばっても成果が出ない原因を解説していきます。
- サイトを立ち上げたばかりで評価が低い
- 競合が強すぎる
- 競合と比べて良質なコンテンツ数が少ない
- ジャンル選びで失敗している
- 意味がないSEO対策をしている
SEO対策でなかなか成果が出ない方は、該当するものがないかチェックしてみてください。
サイトを立ち上げたばかりで評価が低い
サイトを立ち上げたばかりだと検索エンジンからの評価が低く、上位表示されるのは難しいです。
具体的には、サイトを立ち上げて3ヵ月以内であれば「SEO対策をしても効果が出ない」と考えるのは早計です。
そのため、少なくとも3ヵ月経つまでは、今まで通りSEO対策を続けてみてください。
競合が強すぎる
競合が強すぎるキーワードを選ぶと、SEOで成果を出すのは難しいです。
例えば、以下の特徴をもった競合は強いといえます。
- ドメインパワーが高い
- 国や大企業が運営している
- 検索上位を量産している
上記に該当する競合に勝つのは法人ブログでも難しく、個人ブログであればまず勝ち目はありません。
このように、競合が強すぎるキーワードを選ぶと、SEO対策で失敗しやすいです。
競合と比べて良質なコンテンツ数が少ない
SEO対策をがんばっても成果が出ないのは、競合と比べて良質なコンテンツが少ない可能性があります。
検索エンジンは、読者の悩みや疑問を解決できる良質なコンテンツを検索上位で表示する仕様になっています。
そのため、良質なコンテンツが少ないと、検索上位をとるのが難しいです。競合より自社のほうが良質なコンテンツが多いと評価されれば、検索順位を上げられます。
ジャンル選びで失敗している
SEO対策をがんばっても成果が出ないのは、ジャンル選びで失敗している可能性があります。ジャンル選びでの失敗とは、前述したように競合が強すぎるジャンルを選ぶことです。
特に競合が強いジャンルのことを「YMYL」といいます。YMYL(Your Money or Your Life)とは、お金や健康などの人生に大きな影響を与えるジャンルを指します。
人の健康やお金に大きく影響するジャンルほど、Googleは厳しくチェックしています。でたらめな情報が書いてあるサイトを検索上位にしてしまうと、ユーザーに多大な悪影響を及ぼす恐れがあるからです。
そのため、YMYLジャンルでは、国や大企業が運営している信頼性の高いサイトが検索上位に表示されやすくなっています。
このように、YMYLジャンルで検索上位を獲得するのは非常に難しいので、避けることをおすすめします。
【関連記事】YMYLとは?該当するジャンル一覧やSEO対策7つのコツを紹介
意味がないSEO対策をしている
意味がないSEO対策をがんばっても、なかなか成果は出ません。
意味がないSEO対策については、次で詳しく解説します。
意味がないNGなSEO対策
意味がないNGなSEO対策は以下のとおりです。
- 低品質な記事を量産する
- キーワードを詰め込む
- 自作自演で被リンクを増やす
- 文字数を意識した長文コンテンツを作る
SEO対策で失敗したくない方は、参考にしてみてください。
【関連記事】ブラックハットSEOとは?主な手法9つを徹底解説!
低品質な記事を量産する
低品質な記事を量産しても、検索エンジンから評価されることは難しいです。
最近は「AIライティング」が流行していますが、おすすめしません。
AIが書いた文章は独自性や信ぴょう性が乏しく、何より機械的で不自然な文章だからです。
検索エンジンが評価するのは、量ではなく質です。
低品質な記事を100本作るより、読者の役に立つ良質な記事を1本書きましょう。
キーワードを詰め込む
キーワードはSEO対策において重要ですが、以下のように詰め込みすぎるのはNGです。
例)「SEO対策は意味がない」というのは誤りです。SEO対策は意味がないという人は、やり方に問題があります。SEO対策は意味がないという人は、次の施策を試してみてください。SEO対策は意味がないという問題を解決できます。
明らかに不自然です。
狙っているキーワードと密度が高い記事だと検索エンジンに認識させるのが目的ですが、ユーザーにとっては迷惑です。
サイトの品質や評判を下げるだけでなく、ペナルティの対象となります。
自作自演で被リンクを増やす
サイトのドメインパワーを上げるために、自作自演で被リンクを増やすのも意味がないSEO対策です。
【意味のない被リンク】
- サイトで発信しているジャンルと関連性の低い被リンク
- 同じIPアドレスからの被リンク
- 信頼性の低いサイトからの被リンク
上記は意味がないどころか、Googleから悪い評価を受ける恐れがあります。
SEO対策で成果を出すために被リンクは重要ですが、自作自演で被リンクを増やすのはやめておきましょう。
文字数を意識した長文コンテンツを作る
長文コンテンツ自体が悪いわけではありませんが、やりすぎるのはNGです。例えば、検索上位を獲得している記事が平均3,000文字だとしたら、1万文字書くイメージです。
「長文コンテンツはSEOで有利」という考え方もあります。しかし、それは長文だから有利なのではなく「ユーザーが知りたい情報を網羅した結果として、長文になった」というだけです。
つまり、長文だからSEOで有利なのではなく、ユーザーが知りたい情報を網羅することがSEOで有利ということです。
意味もなく長文コンテンツを作っても、検索エンジンから高い評価は得られません。
あくまで大切なのは、ユーザーが知りたい情報を網羅することです。
意味のある効果的なSEO対策5選
意味のある効果的なSEO対策は以下のとおりです。
- Webサイトのコンセプトを決める
- 読者の悩みを解決する良質なコンテンツを作る
- SEO内部対策に取り組む
- SEO外部対策に取り組む
- SEOキーワードを選定する
Webサイトのコンセプトを決める
最初に、Webサイトのコンセプトを決めておきましょう。
コンセプトを決めていないと発信内容にブレが生じやすく、読者の悩みを解決するのに役立たないコンテンツになりがちだからです。
そのため、最初にコンセプトを決めておくと良いです。以下にコンセプトの例をまとめたので、参考にしてみてください。
ジャンル | コンセプトの例 |
Webマーケティング | Web担当者のオウンドメディア運営を成功させる |
副業 | 副業初心者が3ヵ月以内に月1万円を稼ぐ |
転職 | 40代の転職活動を成功させる |
コンセプトを決める際のポイントは「誰に、どうなってほしいのか」を決めることです。
例えば、前述したWebマーケティングのコンセプト例は、以下のように決めています。
- 誰に:Web担当者
- どうなってほしいのか:オウンドメディア運営を成功させる
このように決めれば、読者にとって有益なコンテンツをブレなく作れます。
読者の悩みを解決する良質なコンテンツを作る
読者の悩みを解決する良質なコンテンツを作るのは、SEO対策の基本中の基本です。
内部リンクの設置や被リンクの獲得などのSEO対策も重要ですが、最優先すべきは良質なコンテンツの制作です。
【良質なコンテンツを作ることで得られるSEO効果】
- コンテンツの価値が評価され、検索上位を獲得しやすくなる
- ユーザビリティが向上し、コンテンツの評価が上がる
- 被リンクを獲得しやすくなる
- 滞在時間が伸びることでSEO評価が高まる
- 関連コンテンツが増えることで、回遊率が向上しやすくなる
SEO効果を高めて検索上位を獲得するためにも、良質なコンテンツの制作を最優先にしましょう。
良質なコンテンツを作るポイントを以下にまとめたので、参考にしてみてください。
- コンテンツを作る前に読者の悩みを考える
- コンテンツを作る前にリサーチして信ぴょう性の高い情報を集める
- コンテンツに筆者の体験や経験を入れる
- 読者が情報を理解しやすいように図解や表を活用する
- 定期的にリライトして最新の情報に更新する
SEO内部対策に取り組む
SEO内部対策とは名前のとおり、自サイト内でおこなうSEO対策です。
主な内部対策は以下のとおりです。
- SSLを適用する
- 内部リンクを設置する
- 見出しタグを設置する
- 画像のaltタグ設定をする
- XMLサイトマップを送信する
- 良質なコンテンツを制作する
- ページの表示速度を改善する
- メタディスクリプションを設定する
- タイトルや見出しにキーワードを含める
ユーザーにとって使い勝手の良いWebサイトにしたり、検索順位の決定に関与しているクローラーの巡回を促したりするのが目的です。
ほかにも、数多くの内部対策があります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、内部対策を実践したい方は読んでみてください。
SEO内部対策とは?チェックすべき19項目やおすすめのツールを紹介!
SEO外部対策に取り組む
SEO外部対策とは内部対策の反対で、自サイトの外でおこなうSEO対策です。
主な外部対策は、被リンクとサイテーションの獲得です。内部対策と違い、自分の努力でコントロールしにくいのが難点ですが、得られるSEO効果は大きいです。
そのため、まずは良質なコンテンツの制作や内部対策でSEO評価を高め、そのあとで外部対策に取り組むと良いでしょう。
【関連記事】SEO外部対策とは?SEO効果を高める7つのコツや注意点を解説!
SEOキーワードを選定する
SEO対策において、SEOキーワードを選定することは重要です。
【SEOキーワードを選定することが重要な理由】
- コンテンツの構造がわかりにくくなってしまうから
- キーワードによっては競合が強すぎて勝ち目がないから
- 必要のない記事を書いて時間をムダにする可能性があるから
前述したように、キーワードによっては競合が強すぎて、検索上位をとるのは難しいです。
意味のないSEO対策にならないためにも、SEOキーワードを必ず選定しましょう。
SEOキーワードを選定する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。選定方法がよくわからない方は、参考にしてみてください。
SEO対策についてよくある質問
最後に、SEO対策についてよくある質問にお答えします。
SEOはAIの台頭でオワコン化するでしょうか?
10年後、20年後のことはわかりませんが、すぐになくなることはないと思います。
AIは急速に進化しているものの、情報の信ぴょう性に乏しかったり、どこにでも書いてあるような答えしか返せないからです。
少なくとも現時点では、人間が書いた文章のほうがコンテンツとして優れていると思います。
そのため、過度にオワコン化を心配しなくても良いでしょう。
SEO対策は自分でできますか?
自分でもできます。自分でSEO対策をすれば外注費用を支払う必要もないので、経済的です。
ただし、自分でSEO対策をすると以下のデメリットがあります。
- がんばっても検索上位をとれない可能性がある
- Webサイトの収益化が遅れる可能性がある
- 意味のない誤ったSEO対策をする可能性がある
デメリットも考慮したうえで、自分でSEO対策をするかを検討してみてください。
費用を抑えることを重視するのであれば、自分でやると良いでしょう。
SEO対策を個人でやるとどれくらいの費用がかかるでしょうか?
すべて個人でやるのであれば、以下の費用相場となります。
- レンタルサーバー代:約1万円/年
- 検索順位チェックツール代:約1万円/年
少なくとも年間で2万円ほどかかります。
検索順位は無料ツールである「Googleサーチコンソール」でも調べられますが、非効率なのでツールを使うことをおすすめします。
上記にプラスして、有料テーマや「Ubersuggest」などを購入するのもおすすめですが、必須ではないです。
有料テーマは15,000円ほど、Ubersuggestは買い切りプランであれば9,999円です。
SEO対策はまず何をすればいいですか?
まずは、読者の悩みを解決できる良質なコンテンツを制作しましょう。
細かいテクニックはあるものの、もっとも重要なのは良質なコンテンツの制作です。
【良質なコンテンツを作る際のポイント】
- 構成を作る前に読者の悩みを調べる
- 読者の悩みを解決できる情報を入れる
- 読者の知りたい情報を漏れなく書く
- 自身の経験や体験談などを書く
- 情報を理解してもらうためにわかりやすい文章を書く
良質なコンテンツは簡単に作れるわけではないので、くりかえし記事を書いて練習する必要があります。
ポイントを参考にして、コンテンツを作ってみてください。
SEO対策の効果が出るまでにどれくらいかかりますか?
Googleは4ヵ月~1年かかると明言しています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。
引用:Google検索セントラル|SEO 業者の利用を検討する
成果が出るまでの期間に差があるのは、以下の要因が影響しているからです。
- 競合の強さ
- キーワード
- 自サイトのコンテンツ数
- Googleコアアップデート
- コンテンツの質や量
- コンテンツ制作に使えるリソース
- コンテンツ制作チームのスキル
早ければ4ヵ月以内に成果が出ることもありますし、反対に1年以上経っても結果が出ない場合もあります。
いずれにしろ、SEOで成果を出すまでには時間がかかります。
結果を焦らず、地道に良質なコンテンツを作り続けることがSEOの成功において大切です。
まとめ:意味のないSEO対策から卒業しよう!
くりかえしですが、SEO対策で結果が出ないのはやり方に問題があります。
特に、以下のSEO対策は意味がないので避けましょう。
- 低品質な記事を量産する
- キーワードを詰め込む
- 自作自演で被リンクを増やす
- 競合が強すぎるキーワードを選ぶ
- 文字数を意識した長文コンテンツを作る
この記事の内容を参考にして、意味のあるSEO対策に取り組んでみてください。
SEO対策のやり方は以下の記事で詳しく解説しています。より詳しくSEO対策について知りたい方は、読んでみてください。