ずらしキーワードとは|競合が弱くて稼げるキーワード
ずらしキーワードとは、競合が弱くて稼げるキーワードです。競合が強いキーワードと戦わずに、キーワードを選定することで弱い競合と戦います。
そして、競合が弱いキーワードで検索上位を獲得し、少ないながらもアクセスを増やして稼ぐのが目的です。
ツールを使えば誰でもわかるキーワードではなく、ユーザーがほかに検索しそうなキーワードを考えます。
注意したいのは「ロングテールキーワード=ずらしキーワード」とは限らないということです。検索数が少ないのは、ただのニッチなキーワードです。ニッチなだけで稼げないなら、それはずらしキーワードではありません。
競合は弱いのに稼げてしまうキーワードがずらしキーワードです。
ずらしキーワードがブログ収益化において重要な理由
ずらしキーワードがブログ収益化において重要な理由は、強い競合と戦ってもまず勝てないからです。例えば、大企業が運営しているサイトはドメインパワーが高く、個人ブログでは勝負になりません。
そこで、ずらしキーワードを狙います。
大企業はビッグキーワードでも検索上位を獲得できるので、ロングテールキーワードを対策していない企業も多いです。
そのため、個人ブログはずらしキーワードで検索上位の獲得を狙うと良いでしょう。
ずらしキーワードにこだわりすぎるのはNG
ずらしキーワードを狙うのはいいですが、こだわりすぎるのはNGです。
ブログ運営で最重要なのは、ユーザーにとって役立つ有用なコンテンツを作ることだからです。
ずらしキーワードにこだわりすぎて、ユーザーにとって役に立たない記事を量産しても成果につながりません。
そのため、まずはユーザーの役に立つコンテンツを作り、そのあとでずらしキーワードを狙うのがおすすめです。
ずらしキーワードの見つけ方5選
ずらしキーワードの見つけ方を解説していきます。
- ロングテールキーワードを調べる
- ペルソナをずらす
- 徹底してリサーチする
- Googleサーチコンソールを利用する
- ツールで出てこないキーワードを考える
ロングテールキーワードを調べる
ずらしキーワードを見つけるために、ロングテールキーワードを調べましょう。
ずらしキーワードの大半は、ロングテールキーワードだからです。また、具体的なキーワードのほうが成約につながりやすいです。
ロングテールキーワードを調べる際には「ラッコキーワード」「GetKeyword」などを利用してみてください。
【関連記事】ロングテールキーワードとは?検索上位を獲得できる選び方やおすすめのSEOツール5選を紹介
ペルソナをずらす
ずらしキーワードを見つけるために、ペルソナをずらすのも効果的です。ペルソナをずらすとは、例えば野球が好きな少年だけではなく、草野球が好きな50代に向けて記事を書くイメージです。
一例を見てみましょう。
【レンタルサーバーを売りたい場合】
- 20~30代の若者にレンタルサーバーを売る:「ブログ 始め方」のキーワード
- 50代にレンタルサーバーを売りたい:「ブログ 始め方 50代」のキーワード
上記はあくまで例なので「ブログ 始め方 50代」というキーワードで必ず検索上位を獲得できるわけではありません。
重要なのは、ペルソナをずらせるようになることです。参考にして、ペルソナをずらせるよう練習してみてください。
徹底してリサーチする
ずらしキーワードを見つけるために、徹底してリサーチしましょう。深くリサーチするほど、ユーザーの悩みが見えてくるからです。
普段のコンテンツでもずらしキーワードでもゴールは同じで、ユーザーの悩みを解決することです。
ユーザーの悩みを詳細に把握するためにも、徹底してリサーチしましょう。
【主なリサーチ方法】
- キーワードを参考にして悩みを考える
- WebサイトやSNSなどを利用する
- アンケートを集計する
- 知人に悩みを聞いてみる
- 「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aサイトを利用する
Googleサーチコンソールを利用する
Googleサーチコンソールを利用するのもおすすめです。Googleサーチコンソールを利用する際には、ユーザーが実際に検索した語句である「クエリ」を調べましょう。
クエリを調べることで、新しい発見があるからです。
例えば、まったく狙っていないキーワードで検索順位がついていることがあります。
ツールで調べて出てこないキーワードであっても、検索されているなら少ないながらも需要はあります。
このように、Googleサーチコンソールを利用することでずらしキーワードの発見につながるので、クエリを調べてみてください。
ツールで出てこないキーワードを考える
ツールで出てこないキーワードを考えることも大切です。ツールで出てくるキーワードは、競合も気づいて書くからです。
そのため、ツールで出てこないキーワードを考えましょう。
【ツールで出てこないキーワードを考える際のポイント】
- ユーザーの悩みを深掘りする
- ユーザーが抱えていそうな悩みをキーワード化してみる
- 考えたキーワードを検索し、競合の数や検索数を調べる
ずらしキーワードを成功させる5つのコツ
最後に、ずらしキーワードを成功させるコツを解説します。
- 検索意図を調べる
- 検索意図を絞る
- 意味が似ている言葉を検索してみる
- 競合のドメインパワーを調べる
- SEOライティングの勉強をする
ずらしキーワードで稼ぎたい方は、参考にしてみてください。
検索意図を調べる
検索意図とは、ユーザーが検索した目的を指します。
例えば「ブログ キーワード選定」と検索した場合、ユーザーは「ブログのキーワード選定のやり方を知る」という目的をもって検索しています。
これが検索意図です。
ユーザーの抱える悩みを把握するためにも、ずらしキーワードを考える際に検索意図を調べることが大切です。
検索意図の調べ方は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
検索意図の調べ方やSEOに活用する方法をブログ初心者向けに解説!
検索意図を絞る
調べた検索意図を絞りましょう。絞ったキーワードほど、検索上位を獲得しやすいからです。
例)「ブログ 始め方」
ブログの始め方を絞ると「ブログ 始め方 スマホ」「ipad ブログ 始め方」などのキーワードになります。
「ブログ 始め方 スマホ」で検索したユーザーは、スマホでブログを始める方法を知るために検索しています。
一方「ブログ 始め方」は、パソコン・スマホ・iPadなどでブログを始めようとしている人が検索しているのです。
つまり、絞れていないキーワードなので競合が多いです。実際「ブログ 始め方」は検索数が18,100に対し「ipad ブログ 始め方」は110です(2024年6月時点)。
このように、検索意図を絞ることでずらしキーワードを見つけやすくなります。
意味が似ているキーワードを検索してみる
意味が似ているキーワードを検索するのも効果的です。意味が似ていても、キーワードを変えるだけで検索上位を獲得しやすくなる場合があるからです。
例えば、
- レビューと似たキーワード:評価・評判・口コミ・感想
- 購入と似たキーワード:導入・ダウンロード・インストール
- 価格と似たキーワード:値段・料金
上記などがあります。
検索意図を考えるのは練習が必要ですが、意味が似ているキーワードを検索するくらいなら初心者でもできます。
前述した例を参考にして、意味が似ているキーワードを検索してみてください。
競合のドメインパワーを調べる
コンテンツを作る前に、競合のドメインパワーは調べておきましょう。キーワードをずらしたつもりでも、競合が強いならずらした意味がないからです。
ずらしキーワードにおいてポイントになるのは、検索上位を獲得してアクセスを増やすことです。検索上位をとれるキーワードかを把握するために、競合のドメインパワーを調べましょう。
ドメインパワーは「パワーランクチェックツール」「Ubersuggest」などで調べられます。
SEOライティングの勉強をする
検索上位を獲得するためにも、SEOライティングの勉強をすることをおすすめします。ずらしキーワードは競合が弱いとはいえ、必ず検索上位を獲得できるわけではありません。
キーワード選定は、検索上位を獲得するための1つの手段です。検索上位を獲得するには、SEOライティングのスキルも重要です。
SEOライティングは、以下の記事で詳しく解説しています。SEOで検索上位を獲得したい方は、読んでみてください。
ずらしキーワードのまとめ
ずらしキーワードとは、競合が弱くて稼げるキーワードです。ずらしキーワードをうまく見つければ検索上位を獲得しやすくなり、ブログを収益化することにつながります。
この記事の内容を参考にして、ずらしキーワードを探してみてください。
検索上位をとれなかったりブログで稼げなかったりするのは、キーワード選定に問題があるかもしれません。基本的なキーワード選定のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。