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LPの構成案を作成する7つの手順!鉄板といえる構成要素・構成例も解説

「LPを作りたいけど、構成の作り方がわからない…」 「どんな構成にすると商品やサービスの成約につながるの?」 こういった疑問や悩みに応える記事です。 本記事では、LPの構成案の作り方や構成例などを解説します。 LPの構成の作り方がわからない方は、最後まで読んでみてください。

LPの構成とは

LPの構成とは、LPを効果的に設計するための情報の配置や流れです。

優れた構成を作れると、ユーザーをスムーズに目的の行動(購入・資料請求など)に誘導できます。

反対に、構成がないと情報が散乱し、商品の魅力をうまく伝えられません。商品の魅力が伝わらないと、コンバージョンが発生する可能性は低減します。

コンバージョンが安定して発生する「売れるLP」を作成するためにも、構成は入念に作ることが大切です。

関連記事:ランディングページ(LP)とは?意味やメリット・デメリット、作成のポイントなどを解説

LPの鉄板といえる構成要素

LPの構成要素

LPの鉄板といえる構成要素は、以下のとおりです。

  • ファーストビューエリア
  • オファーエリア
  • コンテンツエリア

それぞれの構成要素を1つずつ解説します。

ファーストビューエリア

サイトリードのファーストビューエリア

ファーストビューエリアとは、ページを開いた瞬間に目に入るエリアです。

LPの第一印象を決める場所であり、ここでユーザーの興味を引けるかが成否を左右します

具体的には、視認性の高いキャッチコピーや魅力的な画像などを提示し、ユーザーの関心を引きつけます。

伝えたいメッセージを簡潔にまとめ、次のコンテンツエリアにつなげましょう。

オファーエリア

サイトリードのオファーエリア

ユーザーの行動を促すための要素がオファーエリアです。

商品の購入を後押しするために、特典やキャンペーンなどを提示します。

明確に次の行動を示すことで、ユーザーは迷わずに次のステップへ進みやすくなります

コンテンツエリア

サイトリードのコンテンツエリア

ファーストビューで商品に興味をもったユーザーに対して、以下のような情報を提供するのがコンテンツエリアです。

  • 商品の特徴
  • 商品の実績
  • 購入するメリット
  • 利用者の声
  • 他社商品との違い

文章だけでなく、画像や比較表などを活用すると理解しやすくなります。

比較表

読み進めやすいデザインにしつつ、ユーザーが納得できる情報を提供しましょう。

LPの構成案を作成する7つの手順

LPの構成案を作成する手順を解説します。

  1. LPのゴールを決める
  2. ペルソナを設定する
  3. ファーストビューの構成を決める
  4. コンテンツエリアの構成を決める
  5. オファーエリアの構成を決める
  6. LPのレイアウトを決める
  7. 作成した構成に問題がないかチェックする

手順1:LPのゴールを決める

最初に、LPのゴールとなる数値目標(KGI)を決めます。

「LPを活用してどんなゴールを達成したいのか」をチームで共有すると、方向性が明確になり効果的な設計がしやすくなります。

売れるLPを作るためにも、まずはゴールを決めましょう。

例えば、以下のゴールが考えられます。

  • 商品の売上を10%向上させる
  • 新規の申込みを100件増やす
  • LP経由の問い合わせ件数を50件増やす

ゴールの達成度合いを評価するために、具体的な数字を入れることがポイントです。

関連記事:KGIとは?設定方法や職種別の設定例を徹底解説!

手順2:ペルソナを設定する

ペルソナとは、自社商品を購入するであろう具体的なユーザー像を指します。

ペルソナの説明

現実にいそうな人物を設定すると商品の魅力が伝わるLPを作りやすくなり、結果としてコンバージョン数の向上が期待できます

コンバージョン数を増やしたい方は、ペルソナを設定してみてください。

ペルソナを設定する方法は、以下の記事で確認できます。

関連記事:ペルソナ設定の方法を初心者向けにわかりやすく解説【テンプレート付き】

手順3:ファーストビューの構成を決める

ページを開いた瞬間に目に入るファーストビューエリアが商品の印象を決めます。

ファーストビューエリアでユーザーの興味を引けないとすぐに離脱される可能性が高いため、最重要の情報を明示してアピールします。

最重要の情報とは、例えば以下です。

  • 商品の強みや特徴が伝わるキャッチコピー
  • 商品の実績
  • 商品の魅力が伝わる画像や動画
  • 購入を促すボタン

上記の情報を組み合わせるとユーザーの興味を引きやすくなり、早期の離脱を防ぎやすくなります。

ファーストビューで最重要の情報を伝え、ユーザーの興味を引きましょう。

手順4:コンテンツエリアの構成を決める

ユーザーが詳しく知りたい情報をコンテンツエリアでまとめます。悩みの共感から解決策の提示まで、論理的な流れで伝えましょう

最初に、ペルソナが抱える課題を明確にし、共感を得られる内容を記載することが重要です。

次に、課題を解決する方法として商品の特徴を伝えます。

文章だけで商品の特徴を伝えるのは理解しづらく説得力に欠けるため、画像や動画などを活用しましょう。

また、商品の使用例や導入事例を紹介すると、具体的なイメージが伝わりやすくなり効果的です。

手順5:オファーエリアの構成を決める

オファーエリアで購入のハードルを下げると、LPのコンバージョン率を高める効果が期待できます。

まず、提供する特典や割引情報などを明示しましょう。

オファーの例)

  • 無料体験
  • 返金保証
  • 〇〇%OFF

次に、申し込みの方法や流れをシンプルに説明します。

購入に必要なフォームの入力項目を最小限にすると、入力の手間を減らせるため離脱を防ぎやすくなります

手順6:LPのレイアウトを決める

LPのレイアウトは、ページ全体の流れを視覚的に良くするために大切です。

情報が散乱していると読みにくいため、すぐに離脱してしまう可能性が高くなります。

レイアウトを作成する際は、ユーザーがスムーズにLP内を移動できるように設計することがポイントです。まずはユーザーの視線の流れを考え、重要な情報は以下のように配置します。

ファーストビュー

キャッチコピーを中央や左上に設置する

コンテンツエリア

文章と画像をバランスよく配置する

オファーエリア

赤や橙(オレンジ)などの目立つデザインのボタンを設置する

また、PCだけでなくスマートフォンでも見やすいレイアウトを意識することも欠かせません。

LPのレイアウトを決めたあとは、PCの画面だけでなくスマートフォンの画面でも必ずチェックしましょう。

手順7:作成した構成に問題がないかチェックする

LPの構成が決まったら、問題がないかチェックします。適切な流れになっているかを確認し、不要な要素が含まれていないか見直すことが重要です。

次に、各要素が適切な順番で配置されているかをチェックしましょう。

ファーストビューで興味を引き、オファーエリアで行動を促し、コンテンツエリアで納得感を与える流れになっているかを確認します。


また、リンクやボタンの動作確認を行い、ユーザーがスムーズに操作できるかをテストします。

確認して問題がなければ、LPの構成案は完成です。

LPの構成例

LPの構成案を作成する手順をお伝えしましたが、事例がないとわかりづらいと思います。

そこで、弊社のWebツール『サイトリード』のLPを用いて構成例を解説します。

ファーストビューエリア

ファーストビューエリア

弊社LPのファーストビューでは、以下の情報をまとめています。

  • キャッチコピー
  • CTAボタン
  • ツールの使用画像
  • プランや機能などのツールに関する情報

サイトリードの強みがひと目で伝わる情報を配置しています。

また、ファーストビューの少し下にサイトリードの実績を明記しています。

サイトリードの実績

ユーザーから信頼されやすくなるため、商品実績がある場合は明記しておきましょう。

オファーエリア

ファーストビューのすぐ下にオファーエリアがあり、料金プランがひと目でわかるようにしています。

オファーエリアの料金プラン

ユーザーがすぐ行動できるように、CTAボタンを設置しています。

文言は「利用開始する」とシンプルにし、橙色で目立たせています。

コンテンツエリア

コンテンツエリアは、以下の流れで商品を紹介しています。

  1. 悩みの提示
  2. 商品の特徴の紹介
  3. 競合商品との比較
  4. 利用者様の声

Webサイトの改善について悩みを抱えているWeb担当者様や経営者様に向けて、商品の情報をまとめました。

LPのコンテンツエリア
コンテンツエリア

コンテンツエリアは商品の情報はもちろん、利用者様の声をまとめておくと信頼を得るのに効果的です。

利用者様の声

最後に「無料お申込みはこちら」「年間契約なら40%OFF」などを明記し、お得に契約できることをお伝えしています。

CTA

弊社のLPを参考にして、構成案を作成してみてください。

>サイトリードのLPを参考にする

売れるLPの構成3つのポイント

ここでは、売れるLPの構成のポイントについて解説します。

  • ユーザーの視点で構成を作る
  • 構成を作成する前に必要な情報を集める
  • 見出しを読むだけで要点がわかるようにする

LPの成果を高めるためにも、ポイントを押さえておきましょう。

ユーザーの視点で構成を作る

LPを作成する際には企業の伝えたい内容ではなく、ユーザーが求める情報を優先します。

ユーザーは自分の課題や悩みを解決するために情報を探しているため、企業の一方的なアピールに興味はないからです。ユーザーの視点で価値のある情報を提供することで興味をもたれ、コンバージョンにつながりやすくなります。

売れるLPにするためにもユーザーの悩みを具体的に想定し、解決策をわかりやすく伝えられる構成を作りましょう。

構成を作成する前に必要な情報を集める

効果的なLPを作るには、以下のような情報を集める必要があります。

  • ユーザーの抱えている悩み
  • ユーザーの属性(年齢・性別など)
  • 商品やサービスの強みの整理
  • 競合他社のLPの内容

上記の情報を構成に反映することで、ユーザーに信頼してもらえる説得力のあるLPを作れます

また、商品の実績やユーザーの声を活用すると、より信頼されやすくなります。

見出しを読むだけで要点がわかるようにする

ページ全体を詳細に読まないユーザーもいるため、見出しだけでも要点が伝わるようにします。

要点を把握してもらえないと商品の魅力が伝わらず、コンバージョンが発生する機会を失う可能性が高くなります。

短く簡潔な言葉で構成し、ひと目で要点が伝わる見出しにすることが売れるLPを作るために大切です。

LPを作成する際に活用したいおすすめツール

最後に、LPを作成する際に活用したいおすすめツールを紹介します。

  • LP作成ツール
  • ヒートマップツール
  • アクセス解析ツール

LPを効率よく作成したい方は、参考にしてみてください。

LP作成ツール

LP作成ツールは、テンプレートを活用して効率よくLPを作成できて便利です。LPの専門的な知識がない方でも、短時間で良質なページを作成できます。

人気の高いLP作成ツールは、以下のとおりです。

上記のツールは無料プランもあるため、興味のある方は試しに利用してみてください。

デザインの自由度や連携できるサービスの種類などを確認し、最適なツールを選びましょう。

ヒートマップツール

ヒートマップツールとは、Webサイトを訪問したユーザーの行動を可視化できるツールです。

ヒートマップの説明

ユーザーの詳細な行動を分析できるため、LPを改善する際に役立ちます。ヒートマップツールを利用して改善点を洗い出さないと「いつも決まった箇所で読者が離脱している」といった損失に気づけません。

本来であればコンバージョンにつながったはずの機会を捨てているため、LPに投資してきた資金や時間をロスしているのと同じです。

コンバージョンの機会損失を防ぎたい方は、ヒートマップツールのご利用を検討してみてください。


ヒートマップツールに興味のある方は、以下の記事がおすすめです。おすすめのヒートマップツールを紹介しています。

関連記事:おすすめのヒートマップツール11選を徹底比較!

アクセス解析ツール

アクセス解析ツールとは、Webサイトに訪問したユーザーのデータを解析できるツールを指します。

LPの効果を検証して改善するには、アクセス解析ツールを活用するのが効果的です。

PV数やページ滞在時間、コンバージョン率などのデータを収集することで、LPの課題を明確にできます。また、流入経路を分析すると、どの広告や検索キーワードが効果的かを判断しやすくなります。

ここまで紹介したツールを活用し、LPの作成や改善にお役立てください。

関連記事:おすすめのアクセス解析ツール11選!選び方4つのポイントと併せて解説

LPの構成まとめ

LPの構成案の作り方や構成例などを解説しました。

初めは慣れていないため大変かもしれませんが、構成はLPの成果を大きく左右します。

本記事の内容や先ほど紹介したツールを活用し、LPの構成を作成しましょう。

「LPの構成は完成した」という方は、以下の記事を読んでみてください。LPの作り方を詳しく解説しています。

関連記事:LPの作り方と基本的な流れを初心者向けに解説!おすすめのツールやギャラリーサイトも紹介