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【LINE公式アカウントのメッセージ配信】料金プランや種類、やり方などを解説

「LINE公式アカウントのメッセージ配信機能について詳しく知りたい」 「効果的なメッセージの送り方や配信のコツが知りたい」 こういった疑問に応える記事です。 LINE公式アカウントのメッセージ配信は、多くの顧客に情報を届けられる便利な機能です。 しかし「機能が多くて使いこなすのが難しい」と感じる方も多いと思います。 本記事では、LINE公式アカウントのメッセージ配信の基本情報、具体的なメッセージ配信のやり方などを詳しく解説しています。 LINE公式アカウントのメッセージ配信について詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。

目次
LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?3つの特徴多くの友だちへ一斉に情報を届けられる開封率が高くメッセージが読まれやすい配信対象を絞り込み特定の友だちにメッセージを送れるLINE公式アカウントのメッセージ料金プランと通数の仕組み3つの料金プランと無料メッセージ通数無料メッセージ通数を超えた場合の追加料金メッセージ通数のカウント対象になるもの1回の配信は3吹き出しまでで1通とカウントする管理画面でのメッセージ配信数の確認方法LINE公式アカウントで配信できるメッセージの種類テキストスタンプ画像・動画クーポンリッチメッセージリッチビデオメッセージカードタイプメッセージLINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方【簡単3ステップ】STEP1:管理画面からメッセージ作成画面を開くSTEP2:配信先や配信日時を設定するSTEP3:メッセージ内容を作成し配信するLINE公式アカウントのメッセージ配信効果を高める5つのコツ配信のターゲットを明確にする最適な配信頻度と時間帯を見つける最初の1文でユーザーの興味を引く複数の吹き出しを活用する絞り込み配信でユーザーに合う情報を届けるLINE公式アカウントのメッセージ配信ができない原因と対処法「配信可能数を超過しました」と表示される友だちからメッセージが届かないと言われるまとめ

LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?3つの特徴

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、ビジネスの売上向上に役立つコミュニケーション機能です。

ここでは、LINE公式アカウントのメッセージ配信の特徴を解説します。

  • 多くの友だちへ一斉に情報を届けられる
  • 開封率が高くメッセージが読まれやすい
  • 配信対象を絞り込み特定の友だちにメッセージを送れる

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

多くの友だちへ一斉に情報を届けられる

メッセージ配信は友だち追加してくれたユーザー全員に対して、同じ内容のメッセージを一斉送信できます。

個別に対応する手間がかからないため、効率的な情報発信が可能です。

例えば、新商品の案内やセール情報、イベント告知などをタイムリーに配信する際に役立ちます

開封率が高くメッセージが読まれやすい

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、多くのユーザーが日常的に利用するLINEに直接通知が届くため、開封率が高い傾向にあります。

メルマガの開封率は10~30%程度に対し、LINEメッセージ配信の開封率は平均55%です。

メッセージを読んでもらいやすいので、キャンペーン告知や重要なお知らせなどを伝える際に効果的です。

参考:LINEヤフーマーケティングキャンパス|メッセージ配信

配信対象を絞り込み特定の友だちにメッセージを送れる

LINE公式アカウントには、属性や行動履歴に基づいて配信対象を選定する機能があります。

例えば、以下の条件で指定可能です。

  • 友だち期間
  • 性別・年齢
  • OS(iOS, Android)
  • エリア(都道府県)
  • 過去の配信メッセージの開封やクリック

ユーザー全員に同じ情報を送るのではなく、関心の高い層に限定して配信すると、反応率の向上やブロック率の低下が期待できます

絞り込み配信を活用し、ユーザーのニーズに合う情報を的確に届けましょう。

LINE公式アカウントのメッセージ料金プランと通数の仕組み

ここでは、LINE公式アカウントの料金プランとメッセージ通数の仕組みについて解説します。

  • 3つの料金プランと無料メッセージ通数
  • 無料メッセージ通数を超えた場合の追加料金
  • メッセージ通数のカウント対象になるもの
  • 1回の配信は3吹き出しまでで1通とカウントする
  • 管理画面でのメッセージ配信数の確認方法

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、プランごとに定められた範囲内であれば無料です。

それぞれの料金体系を理解したうえで、自社に合うプランを選びましょう。

3つの料金プランと無料メッセージ通数

LINE公式アカウントには、月額固定費が異なる3つの料金プランがあります。

どのプランでも利用できる機能は同じですが、無料で送信できるメッセージ通数が異なります。

プラン名

月額料金(税別)

無料メッセージ通数

コミュニケーションプラン

0円

200通

ライトプラン

5,000円

5,000通

スタンダードプラン

15,000円

30,000通

無料であるコミュニケーションプランの上限は200通です。

まずは無料で試したい方や友だち数が少ない場合は、コミュニケーションプランがおすすめです。

友だち数や配信頻度が増えた際に、上位プランへの変更を検討しましょう。

無料メッセージ通数を超えた場合の追加料金

スタンダードプランのみ無料メッセージ通数(30,000通)を超過した場合でも、追加料金を支払うことでメッセージを配信できます。

追加メッセージの料金は配信数に応じて変動しますが、1通あたり最大3円(税別)です。

「多くの友だちに配信したい」「配信頻度を高めたい」といった場合は、スタンダードプランが適しています。

メッセージ通数のカウント対象になるもの

カウントされるのは、管理画面からのメッセージ配信やAPIを利用したプッシュ通知などです。

一方で、LINEチャットでの送受信や自動応答メッセージは通数にカウントされません。

1回の配信は3吹き出しまでで1通とカウントする

1回のメッセージ配信では、最大3吹き出しまでを1通としてカウントします。

吹き出しとは、トーク画面に表示される1つのメッセージの枠です。

例えば、テキストと画像を組み合わせる場合でも、3吹き出し以内であれば1通の配信として扱われます。

管理画面でのメッセージ配信数の確認方法

月のメッセージ配信数は、LINE公式アカウントの管理画面で確認可能です。

管理画面の左メニューにある「メッセージ配信」→「メッセージリスト」を選択すると、ダッシュボードに配信済みの無料メッセージ数が表示されます。

管理画面のメッセージ配信数

プラン変更を検討する際や、配信回数を調整する際の目安としてご確認ください。

LINE公式アカウントで配信できるメッセージの種類

LINE公式アカウントは、テキスト以外にも様々な形式のメッセージを配信できます。

  • テキスト
  • スタンプ
  • 画像・動画
  • クーポン
  • リッチメッセージ
  • リッチビデオメッセージ
  • カードタイプメッセージ

それぞれの特徴を理解したうえで、配信内容や目的にあわせて使い分けるのが効果的です。

LINE公式アカウントのメッセージを有効活用したい方は、参考にしてみてください。

テキスト

基本的なメッセージ形式です。

絵文字や記号も使用できるため、読みやすさを意識した装飾ができます

新商品のお知らせやイベントの告知など、幅広く活用されています。

スタンプ

感情や反応を視覚的に伝える際に便利です。

また、テキストメッセージにスタンプを添えることで、親しみやすさを出せます。

スタンプのみの配信はメッセージが伝わりにくい場合があるため、テキストと組み合わせて使うのがおすすめです。

画像・動画

画像や動画は、視覚的に情報を伝えられるメッセージ形式です。

テキストだけでは伝わりにくい商品の魅力や、サービスの利用イメージを視覚的にアピールできる点がメリットです。

画像や動画はユーザーの目を引きやすいため、クリック率の向上も期待できます。

キャンペーンのバナー画像や新商品の紹介動画などを送る際に活用しましょう。

クーポン

クーポンは、LINE公式アカウント上で割引や特典を提供できる機能です。

管理画面から簡単に作成でき、メッセージとして配信できます。

クーポンの種類は、以下のとおりです。

  • 割引
  • 無料
  • プレゼント
  • キャッシュバック
  • その他(抽選機能など)

作成したクーポンは、友だち追加時のあいさつメッセージやリッチメニューにも設定できます。

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス|リッチメニュー

リッチメッセージ

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス|リッチメッセージ

リッチメッセージとは、画像とテキスト情報を1つの吹き出しにまとめ、リンクを設定できる機能です。

画像を指定のテンプレートに合わせて分割し、領域ごとに異なるリンク先を設定できます。

項目

説明

特徴

1つの画像に複数の情報を集約し、視覚的にアピールできる

リンク設定

画像全体、または分割した領域ごとにWebサイトなどへの誘導リンクを設定可能

活用例

セール告知や新商品一覧、キャンペーンバナー

テキストのみのメッセージと比較してクリックされやすく、ユーザーを特定のページへスムーズに誘導できます。

リッチビデオメッセージ

リッチビデオメッセージは、受信したトーク画面上で動画が自動再生されるメッセージ形式です。

動画をタップすると、音声付きの全画面再生に切り替わります。

通常の動画配信よりもユーザーから注目されやすい点がメリットです。

動画の最後には、Webサイトや商品購入ページへの誘導ボタンを表示できます。

商品の使用感やブランドの世界観を伝えるのに適しています。

ファクトチェック

カードタイプメッセージ

カードタイプメッセージは、複数の情報をカード形式で横に並べて表示できるメッセージです。

ユーザーは左右にスワイプすることで、複数のカードを閲覧できます。

カードタイプ

主な用途

プロダクト

商品の画像や価格、説明文を表示(ECサイト向け)

ロケーション

店舗の住所や営業時間、地図を表示(店舗向け)

パーソン

スタッフの紹介や写真、役職を表示(サロンや不動産向け)

イメージ

画像と説明文で複数のトピックを紹介

1つの吹き出しで最大9枚のカードを設定でき、それぞれに異なるリンクを設置できます。

複数の商品を紹介する際に便利です。

LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方【簡単3ステップ】

ここでは、LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方を解説します。

  1. 管理画面からメッセージ作成画面を開く
  2. 配信先や配信日時を設定する
  3. メッセージ内容を作成し配信する

メッセージ配信のやり方がわからない方は、参考にしてみてください。

STEP1:管理画面からメッセージ作成画面を開く

まずは、管理画面の左メニューから「メッセージ配信」→「メッセージを作成」をクリックしてください。

すると、メッセージの配信先や配信日時を設定できる画面が表示されます。

STEP2:配信先や配信日時を設定する

メッセージの作成画面から配信先や配信日時などを設定しましょう。

友だちが100人以上いる場合は、配信先を絞り込みできます。

特定のユーザーに向けて情報を届けたい方は、絞り込み配信をご活用ください。

STEP3:メッセージ内容を作成し配信する

最後に、配信するメッセージ内容を作成します。

メッセージの作成

テキストやスタンプ、リッチメッセージなどを組み合わせ、魅力的なメッセージを作成しましょう。

1回の配信で最大3吹き出しまで設定可能です。

完成したメッセージは、画面下部にある「配信」をクリックすると、設定した日時にメッセージが送信されます。

テスト配信機能を活用して事前に確認しよう

配信ボタンを押す前に「テスト配信機能」の利用をおすすめします。

テスト配信機能の説明

テスト機能を活用し、作成したメッセージに誤字脱字やリンク先の間違い、画像の表示崩れなどがないかを確認しましょう。

事前の確認をしっかりしておくと、配信ミスを防ぎやすくなります。

LINE公式アカウントのメッセージ配信効果を高める5つのコツ

メッセージ配信は、ただ送るだけでは成果につながりません。

ブロックされずに読んでもらうには、以下のような工夫が求められます。

  • 配信のターゲットを明確にする
  • 最適な配信頻度と時間帯を見つける
  • 最初の1文でユーザーの興味を引く
  • 複数の吹き出しを活用する
  • 絞り込み配信でユーザーに合う情報を届ける

配信したメッセージをユーザーに届けるためにも、コツを押さえておきましょう。

配信のターゲットを明確にする

ターゲットを明確にすると、自社が情報を届けたいユーザーに向けて的確にアプローチできます

すべての友だちに同じ情報を送るのではなく、自社の情報を必要としている層に届ける意識が求められます。

例えば「30代女性向けの新商品」の情報を、全ユーザーに送る必要はありません。

ターゲットを明確にし、効果的なメッセージを配信していきましょう。

最適な配信頻度と時間帯を見つける

最適な配信頻度と時間帯を見つけることも、メッセージの配信効果を高めるうえで重要です。

配信頻度が多すぎると「しつこい」と思われ、ブロックされやすくなります。

メッセージを配信する時間帯が悪いと、読まれないままほかの通知に埋もれる可能性が高くなります

自社のターゲット層に応じて、最適な配信頻度と時間帯を考えてみてください。

ターゲット層(例)

読まれやすい時間帯(例)

ビジネスパーソン

・通勤時間:7:00~8:00
・昼休み:12:00~13:00

主婦・主夫

・家事が一段落する時間:10:00~11:00
・午後の休憩時間:14:00~16:00

全般(セール告知など)

退勤・帰宅後のリラックスタイム:19:00~21:00

これらはあくまで一例です。

LINE公式アカウントの分析機能で過去の配信をチェックし、反応の良い曜日や時間帯を探しましょう。

最適な頻度とタイミングを見つけることで、開封率の向上が期待できます。

最初の1文でユーザーの興味を引く

メッセージを開封してもらうには、最初の1文でユーザーの興味を引くことが重要です。

興味を引く冒頭文は、例えば以下が考えられます。

  • ユーザーへの呼びかけ(例:〇〇様限定)
  • メリットの提示(50%OFFクーポン配信中)
  • 緊急性や限定性の訴求(本日まで先着100名)
  • 簡潔なキーワード(新発売、セール情報)

トーク一覧で表示される文字数は限られています。

伝えたい内容の要点やユーザーが得られるメリットを簡潔にまとめ、メッセージの開封につなげましょう。

複数の吹き出しを活用する

1つの吹き出しに長い文章を詰め込むと文字が画面を埋め尽くし、読みにくくなります。

結果としてユーザーはストレスを感じ、離脱する可能性が高くなります

ユーザーの離脱を防ぐためにも、文章が長くなる場合は複数の吹き出しを活用しましょう。

例えば、1つ目の吹き出しで「新商品のご案内」とテキストで興味を引き、2つ目で商品の詳細を「リッチメッセージ」で視覚的に見せます。そして、3つ目で「購入ページへのリンク」を貼る、といった使い分けが効果的です。

絞り込み配信でユーザーに合う情報を届ける

友だち全員に同じメッセージを一斉配信すると「自分には関係ない情報」と判断され、ブロック率の悪化につながります。

そのため、以下のような条件で対象を絞り込みましょう。

  • 性別や年代(例:20代女性にコスメ情報を配信)
  • 居住エリア(〇〇店限定のセール情報を配信)
  • 友だち期間(友だち追加から1ヶ月以内のユーザーに限定クーポンを配信)
  • 過去の配信での反応(特定のリンクをクリックしたユーザーに関連情報を配信)

ユーザーのニーズに合う情報を個別に届けることで、メッセージの開封率やクリック率の向上が期待できます

結果としてブロック率が低減し、ユーザーと良好な関係を維持しやすくなります。

LINE公式アカウントのメッセージ配信ができない原因と対処法

メッセージ配信がうまくいかない場合、いくつかの原因が考えられます。

ここでは、LINE公式アカウントのメッセージ配信ができない場合の対処法を解説します。

  • 「配信可能数を超過しました」と表示される場合の対処法
  • 友だちからメッセージが届かないと言われる場合の対処法

メッセージ配信ができない方は、ご参考にしてください。

「配信可能数を超過しました」と表示される

「配信可能数を超過しました」と表示されるのは、契約プランの無料メッセージ通数を超えていることが原因です。

コミュニケーションプランは200通、ライトプランは5,000通が上限です。

対処法としては、翌月まで待つか上位プランへの変更が考えられます。

上位プランであるスタンダードプランは、メッセージ通数の上限である30,000通に達しても、課金することでメッセージを送れます

友だちからメッセージが届かないと言われる

この場合はアカウント側ではなく、ユーザー側の設定に原因があると考えられます。

例えば、ユーザーが自社のLINE公式アカウントをブロックしている場合、メッセージが届くことはありません

「メッセージが届かない」と友だちから言われる場合は、自社のLINE公式アカウントをブロックしていないかご確認ください。

まとめ

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、多くの友だちへ一斉に情報を届けられる点が便利な機能です。

開封率が高く、絞り込み配信で特定のターゲットに送れる点も魅力です。

テキスト以外にも、リッチメッセージやカードタイプメッセージなどを組み合わせられます。

こうした機能を活用することで、ユーザーの反応率を高められる魅力的なメッセージを配信できます。

本記事を参考に、LINE公式アカウントのメッセージ配信を自社ビジネスにご活用ください。

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