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ビッグキーワードとは?ロングテールキーワード・ミドルキーワードとの違い、上位表示するためのSEO対策7選を解説

「ビッグキーワードって何?ロングテールキーワードとの違いは?」 「どうやってビッグキーワードを調べるの?」 「ビッグキーワードを上位表示する方法が知りたい!」 こういった疑問や悩みに応える記事です。 ビッグキーワードで上位表示できれば大幅なアクセスアップが見込めるので、ビッグキーワードで上位表示する方法が知りたいですよね。 そこで本記事では、ビッグキーワードを上位表示する方法を解説しています。 ビッグキーワードを上位表示したい方は、最後まで読んでみてください。

SEOにおけるビッグキーワードとは|月間検索数1万以上のキーワード

ビッグキーワードとは、月間検索数が1万以上で、1~2語の単語で構成されているキーワードを指します。

例えば、以下のキーワードはビッグキーワードです。

  • 「パソコン」
  • 「SEO」
  • 「ブログ 始め方」

1~2語のキーワードで構成されており、検索ボリュームも1万を超えています。

ビッグキーワードで上位表示できれば多くのアクセスを見込めるので、大企業も参入している難易度の高いキーワードです。

ビッグキーワードの重要性

ビッグキーワードで上位表示を獲得できるかで、Webサイトの成功は大きく左右されます。

前述したように、ビッグキーワードは検索ボリュームが多いので、上位表示を獲得できると大幅なアクセスアップが期待できます。

しかし、ビッグキーワードは大企業も狙っているので、開設したばかりの弱ドメインでは相手になりません。

そのため、ビッグキーワードより難易度の低い「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード」も書きつつ、運営することが大切です。

次で、ミドルキーワードとロングテールキーワードについて説明しますね。

ミドルキーワード・ロングテールキーワードとの違い

まず、それぞれの特徴をまとめた以下の表をご覧ください。

キーワードの種類

検索ボリューム

キーワード数

ビッグキーワード

10,000以上

1~2語

ミドルキーワード

1,000~10,000

2~3語

ロングテールキーワード

1,000未満

3~4語

検索ボリュームやキーワード数の違いで、名称が違うことがわかりますね。

キーワードの一例も載せておきます。

【ミドルキーワード】

  • 「パソコン 販売」
  • 「SEO対策 やり方」
  • 「ブログ 無料」

【ロングテールキーワード】

  • 「パソコン オンライン 販売」
  • 「SEO 対策 基礎」
  • 「ブログ 始め方 収益化」

サイトを開設したばかりの時期にビッグキーワードで上位表示を取るのは難しいので、ミドルキーワードやロングテールキーワードも狙っていく必要があります。

【関連記事】ロングテールキーワードとは?検索上位を獲得できる選び方やおすすめのSEOツール5選を紹介

ビッグキーワードを調べるにはSEOツールを使う

ビッグキーワードを調べるには「ラッコキーワード」や「GetKeyword」などのSEOツールを使います。

今回は、GetKeywordというツールを使ってビッグキーワードを調べる方法をお伝えします。

調べ方はとても簡単で、調べたいキーワードを検索窓に入力して、右にある虫眼鏡マークをクリックするだけです。

GetKeywordを使ったビッグキーワードの調べ方の説明。

これで調べたいキーワードの月間検索数が表示されます。

GetKeywordを使ったビッグキーワードの調べ方の説明。

GetKeywordは無料で利用できるので、試しに使ってみてください。

ビッグキーワードを上位表示するためのSEO対策7選

ここでは、ビッグキーワードを上位表示する方法を解説します。

  1. 検索意図を満たしたコンテンツを作る
  2. 競合よりコンテンツ数を多くする
  3. 被リンクを獲得する
  4. 競合を調査してビッグキーワードを決める
  5. SEO内部対策を実施する
  6. YMYLジャンルを避ける
  7. E-E-A-Tを高める

1つずつ見ていきましょう。

1.検索意図を満たしたコンテンツを作る

検索意図とは、ユーザーがキーワードを検索した目的を指します。例えば「ブログ 始め方」というキーワードであれば「ブログの始め方を知りたい」という目的があります。

これが検索意図です。

ビッグキーワードに限らず、SEOで上位表示を獲得するには、ユーザーの検索意図を満たしたコンテンツを作る必要があります。

検索意図を満たしたコンテンツを作るためにも、まずは検索意図を調べましょう。検索意図を調べるには、サジェストキーワードを調べたり「ヤフー知恵袋」などのQ&Aサイトで調べる方法があります。

例えば「SEO」というビッグキーワードをサジェストキーワードで調べたとしましょう。

サジェストキーワードの説明。

サジェストキーワードから察するに「SEOの定義が知りたい」「SEO対策を自分でやる方法が知りたい」などの検索意図が考えられます。

簡単にできるのでやってみてください。

検索意図を満たしたコンテンツの作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。

検索意図の調べ方やSEOに活用する方法をブログ初心者向けに解説!

2.競合よりコンテンツ数を多くする

ビッグキーワードを検索上位に表示するSEO対策として、競合よりコンテンツ数を多くする方法があります。検索エンジンはコンテンツを評価する基準として「どれだけ検索意図を網羅できているか」を見ています。

つまり、コンテンツ数を競合より多くするのは、検索意図を網羅するためです。

検索エンジンから高評価を獲得するためにも、競合よりコンテンツ数を多くすることを意識してみてください。

ただし、検索意図と関係ないことを書いてしまうと順位が下がる可能性が高いので、いたずらにコンテンツを増やすのはNGです。

入念な競合分析とペルソナ設定をしたうえで、必要なコンテンツを増やしましょう。

【参考記事】: General Guidelines|Google

3.被リンクを獲得する

被リンクとは、外部のサイトから自サイトのリンクを張ってもらうことを指します。

被リンクの説明。

被リンクを獲得する目的は、ドメインパワーを高めることです。

上位表示を獲得するにはコンテンツの質だけでなく、ドメインパワーも重要な指標のひとつです。

被リンクを獲得するには、以下の対策が考えられます。

  • 記事を寄稿する
  • 検索上位を獲得する
  • SNSで流入経路を開拓する
  • 営業して相互リンクを提案する
  • 独自性があって拡散されやすいコンテンツを作る

被リンクを獲得するための基本的な対策は、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツを作ることです。

良質なコンテンツはSNSなどで拡散されやすく、被リンクを獲得できるチャンスも増えます。

被リンクを獲得するためにも、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツを作りましょう。

4.競合を調査してビッグキーワードを決める

前述したように、競合が強すぎると、良質なコンテンツを作っても上位表示は難しくなります。

キーワードを慎重に選んだうえで、コンテンツの作成を始めましょう。

【関連記事】SEOキーワード選定のやり方!選定のコツやおすすめツール5選も紹介

5.SEO内部対策を実施する

ビッグキーワードを上位表示するためにも、SEO内部対策を実施しましょう。

SEO内部対策とは、名前のとおり自サイト内でおこなうSEO対策を指します。

【主なSEO内部対策】

  • SSLを適用する
  • 内部リンクを設置する
  • 見出しタグを設置する
  • XMLサイトマップを送信する
  • 良質なコンテンツを制作する
  • ページの表示速度を改善する
  • タイトルや見出しにキーワードを含める

上記のSEO対策を実施し、コンテンツやWebサイトの評価を高め、ビッグキーワードの上位表示の獲得を目指しましょう。

内部対策を実施したい方は、以下の記事を読んでみてください。内部対策のやり方を詳しく解説しています。

SEO内部対策とは?チェックすべき19項目やおすすめのツールを紹介!

6.YMYLジャンルを避ける

YMYLジャンルとは、お金や健康などの人生に大きな影響を及ぼすジャンルを指します。人生に大きな影響を与えるということは、適当な情報を流してしまうと、ユーザーの人生に深刻なダメージを与えるということです。

例えば、ガンの治療法を医者でもない素人がブログに書き、その情報をユーザーが信じたらどうなるでしょうか。命の危険がありますよね。

このような問題を防ぐために、GoogleはYMYLジャンルを特に厳しく審査しています。

つまり、個人ブログでYMYLジャンルを攻略するのは極めて難しいです。そのため、YMYLジャンルは避けましょう。

「自分が書こうとしているジャンルがYMYLに該当するのかわからない」という方は、以下の記事を読んでみてください。YMYLに該当するジャンルを詳しく紹介しています。

YMYLとは?該当するジャンル一覧やSEO対策7つのコツを紹介

7.E-E-A-Tを高める

E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトを評価するために考えた評価概念です。

  • E(Experience):経験
  • E(Expertise):専門性
  • A(Authoritativeness):権威性
  • T(Trust):信頼性

E-E-A-Tで高い評価を得るほど、ビッグキーワードで検索上位を獲得しやすくなります。

ビッグキーワードで上位表示を目指す方は、E-E-A-Tも対策しておきましょう。

E-E-A-Tは以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は読んでみてください。

E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEO評価を高める施策11選を紹介

ビッグキーワードの3つのメリット

ここでは、ビッグキーワードのメリットについて解説します。

  1. アクセスの大幅な増加が見込める
  2. コンバージョンの獲得が期待できる
  3. ブランディングにつながる

「ビッグキーワードを書こうか迷うな」という方は、参考にしてみてください。

1.アクセスの大幅な増加が見込める

ビッグキーワードで上位表示を獲得できれば、大幅なアクセスの増加が見込めます。

特に、トレンドキーワードで上位表示を獲得すれば、さらなるアクセスの増加が期待できるでしょう。

2.コンバージョンの獲得が期待できる

アクセスが増えることで、コンバージョンの獲得も期待できます。

コンバージョンを獲得するにはセールスライティングなども重要ですが、ユーザーから商品やサービスを認知されないと、契約されることはありません。

商品やサービスの契約につなげるためにも、コンテンツの存在を認知してもらう必要があります

ビッグキーワードで上位表示を獲得できれば多くのユーザーから認知を得て、コンバージョンを獲得できる可能性がアップします。

3.ブランディングにつながる

ビッグキーワードで上位表示を獲得することで、ブランディングにつながる可能性があります。特に、競合より自サイトのほうが上位表示されることで、ユーザーからより認知されるでしょう。

また、上位表示を獲得することで、信頼性を得たり専門性のアピールにつながったりします。

ブランディングに成功すれば競合との戦いにおいて有利になるので、さらなるアクセスの増加や収益アップが期待できます。

ビッグキーワードのデメリット

メリットの多いビッグキーワードですが、以下のデメリットもあります。

  • 検索上位を取るのが難しい
  • 成果を出すのに時間がかかる

ビッグキーワードを上位表示するのは容易ではないので、長期的視点で根気強くブログを運営する必要があります。

順番に見ていきましょう。

検索上位を取るのが難しい

ビッグキーワードは大きな成果を見込めるだけに、競争が激しくて検索上位を獲得するのは難しいです。キーワードによっては国や大企業が相手になるので、まるで勝ち目がないケースもあります。

そのため、どのビッグキーワードでコンテンツを作るのか、慎重に見極める必要があります

また、キーワード選定だけでなく、ミドルキーワードやロングテールキーワードを狙ったコンテンツを組み合わせて、戦略的にブログを運営することが大切です。

成果を出すのに時間がかかる

仮にビッグキーワードで上位表示できたとしても、多くの時間がかかります。

目安としては、3~6ヵ月はかかると想定しておくと良いでしょう。

ロングテールキーワードであれば数日で検索上位に表示されることもありますが、ビッグキーワードは時間がかかります

また、いきなり検索上位を取れるような質の高いコンテンツを作るのは容易ではないので、リライト(文章の書き直し)も必要です。

ビッグキーワードで上位表示を獲得するには、長期的な視点でSEOに取り組む必要があります。

ビッグキーワードよりロングテールキーワードのSEO対策を優先すべき理由

最後に、ビッグキーワードよりロングテールキーワードのSEO対策を優先すべき理由を解説します。

  • いきなりビッグキーワードで検索上位を獲得するのは難しすぎるから
  • 検索意図が絞られていて初心者でも書きやすいから
  • 競合が少ないわりにコンバージョンが発生しやすい傾向にあるから

どちらから対策するか迷っている方は、参考にしてみてください。

いきなりビッグキーワードで検索上位を獲得するのは難しすぎるから

ブログを開設して間もないサイトがビッグキーワードで検索上位を獲得するのは極めて難しいです。ブログを開設したばかりのときはドメインパワーも低く、検索エンジンからの評価も低いです。

そのため、仮に検索上位の記事を上回る素晴らしいコンテンツを作れたとしても、まず検索上位は獲得できません

このような理由から、ビッグキーワードよりロングテールキーワードから対策することをおすすめします。

検索意図が絞られていて初心者でも書きやすいから

ビッグキーワードよりロングテールキーワードのほうが検索意図が絞られており、初心者でも書きやすいです。

例えば「ブログ」というキーワードであれば、検索意図がよくわからないですよね?

始め方を知りたいのか、それとも書き方を知りたいのかがキーワードだけではわかりません。

一方「ブログ 始め方 スマホ」というロングテールキーワードであれば「スマホでブログを始める方法が知りたいんだな」と一目でわかります。

このように、ロングテールキーワードのほうが検索意図が絞られていて書きやすいので、初心者はロングテールキーワードから対策すると良いでしょう。

競合が少ないわりにコンバージョンが発生しやすい傾向にあるから

ロングテールキーワードはビッグキーワードと比べて競合が少ないわりに、コンバージョンが発生しやすい傾向にあります。つまり、ロングテールキーワードは初心者でも収益化しやすいキーワードです。

なぜロングテールキーワードのほうがコンバージョンが発生しやすいかというと、検索意図が明確だからだと考えられます。

例えば「WordPress」というキーワードの場合、意味や開設するメリット・デメリット、使い方など数多くの検索意図をもったユーザーが集まります。一方「WordPress 始め方 初心者」というキーワードであれば「WordPressを始めたい」と考えているユーザーが集まるのです。

WordPressを始めたいユーザーであれば、レンタルサーバーや有料のWordPressテーマをおすすめしたときに、契約してもらいやすくなります。

このように、ロングテールキーワードは競合が少ないわりに収益化しやすいので、ブログ初心者はロングテールキーワードから対策しましょう。

ビッグキーワードを上位表示するためにSEO対策を見直そう!

ビッグキーワードの基礎知識や、上位表示する方法について解説しました。

ビッグキーワードを上位表示するためのSEO対策は、以下のとおりです。

  • 検索意図を満たしたコンテンツを作る
  • 競合よりコンテンツ数を多くする
  • 被リンクを獲得する
  • 競合を調査してビッグキーワードを決める
  • SEO内部対策を実施する
  • YMYLジャンルを避ける
  • E-E-A-Tを高める

検索意図を満たした質の高いコンテンツを作れば、SNSなどで拡散され、被リンクを獲得できるチャンスも増えます。

そのため、ビッグキーワードで上位表示を獲得するには、質の高いコンテンツを作るのが最重要です。

ビッグキーワードで上位表示を獲得すれば大幅なアクセスの増加につながり、収益化も期待できます。

しかし、ブログ初心者がビッグキーワードで検索上位を獲得するのは難しいので、まずはロングテールキーワードから対策することをおすすめします。

狙ったキーワードで対策したコンテンツを上位表示するには、SEO対策を強化することが大切です。以下の記事でSEO対策のやり方を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

【初心者OK】SEO対策のやり方を基本からわかりやすく解説