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CTAボタンのデザインや作り方などをわかりやすく解説!

「CTAボタンの作り方が知りたい!」 「CTAボタンをどんなデザインにすればいいかわからない…」 「CTAボタンを作成する際のポイントは?」 こういった疑問や悩みに応える記事です。 【この記事でわかること】 ・CTAボタンの基礎知識 ・CTAボタンのデザインを最適化するための基本事項 ・【CVRを高める】CTAボタンの作り方7つのポイント ・CTAボタンの成功事例3選 ・CTAボタンを作る際の注意点 本記事では、CTAボタンの作り方や作成する際のポイントなどを解説しています。 この記事を読めば、コンバージョン率(CVR)を高めるCTAの作り方がわかります。 CTAボタンについて詳しく知りたい方は、最後まで読んでみてください。

CTAボタンとは

CTAボタンとは、ユーザーのクリックを促し、行動(コンバージョン)へ導くためのボタンを指します。


例えば、以下がCTAボタンです。

CTAボタンの説明。
出典:SiteLeadホームページ


LP(ランディングページ)では、商品の購入ボタンや資料請求などがあります。


ユーザーにクリックを促す際に、テキストだけでは目立ちません。


CTAボタンを設置することで、ユーザーにひと目で次の行動を促せます

マーケティングにおけるCTAボタンの重要性

マーケティングにおいて、CTAボタンは重要です。

適切なCTAボタンを設置できるかで、CVRが大きく違ってくるからです。


前述したように、CTAボタンはユーザーの次の行動を目立たせる役割があります


また、ユーザーの離脱を防ぐ効果も期待できます。


ユーザーのニーズに合ったCTAボタンを設置することで、CVの向上につながるのです。

CTAボタンとCVボタンの違い

CTAボタンとCVボタンは似ているので、違いがよくわからない方も多いでしょう。


CVボタンとは、購入や申込みなど、コンバージョンに直結するボタンのことです。

一方でCTAボタンは、コンバージョンには直結しない別ページへの誘導も含まれます


どちらも行動を促す点では同じですが、コンバージョンに直結するかしないかの違いがあります。

CTAボタンのデザインを最適化するための基本事項

CTAボタンのデザインを最適化するための基本事項を解説します。

  • 配色
  • 形状
  • サイズ
  • アニメーション

配色

配色(カラー)は、赤やオレンジなどの目立つ色が必ずしも良いとは限りません。配色は自サイトのブランドカラーや背景に合わせることも大切だからです。


目立たせることも重要ですが、過度に目立たせると違和感が生じ、かえって逆効果となります


そのため、全体のバランスを考えてCTAボタンの配色を決めましょう。

形状

ボタンの形状は以下があります。

  • 四角
  • 角丸
  • 円形


一般的な形状は角丸ですが、必ずしもベストとは限りません。

重要になってくるのは、ブランドイメージです。


それぞれの特徴に合わせて形状を決めましょう。


【形状の特徴】

  • 四角:信頼性・安定性・厳格さ
  • 角丸:柔らかい・優しい・親しみやすい
  • 円形:安心・調和・包容


サイズ

サイズは大きすぎても小さすぎても問題なので、以下を目安にしてみてください。

  • ひと目でCTAボタンの存在に気づける
  • スマートフォンの表示でもクリックしやすい

上記を意識しつつ、全体とのバランスを調整したサイズにすることが大切です。

アニメーション

アニメーションをつけるのも効果的です。

CTAボタンに動きをつけることで、より目立つからです。


【アニメーションの例】

  • CTAボタンが点滅する
  • CTAボタンが上下する
  • CTAボタンがクリックされたようにへこむ

上記を参考にして、アニメーションをつけるか検討してみてください。


ただし、動きをつけすぎると主張が強くなり、ユーザーを不快にする恐れもあります


あくまで少し目立たせる程度のアニメーションにしておくと良いでしょう。

【CVRを高める】CTAボタンの作り方7つのポイント

ここでは、CTAボタンを作成する際のポイントを解説します。

  1. シンプルな文章にする
  2. 行動のハードルを下げる文言を入れる
  3. マイクロコピーを活用する
  4. 自サイトのブランドカラーに合わせる
  5. 写真や画像を活用する
  6. ABテストを活用してCTAボタンを改善する
  7. ヒートマップを活用してクリックアクションを確認する


1つずつ見ていきましょう。

シンプルな文章にする

CTAボタンを作成する際はシンプルな文章を心がけましょう。

情報を詰め込みすぎると、伝えたい情報がうまく伝わらないからです。


そのため、文章は以下のようにシンプルにしましょう。

  • 無料で登録する
  • 今すぐ購入する
  • 公式サイトをチェックする


商品やサービスにニーズを感じているなら、上記のようなシンプルな文章でも成約につながります。

行動のハードルを下げる文言を入れる

CVRを高めるためにも、行動のハードルを下げる文言を入れましょう。

例えば、以下があります。

  • 無料で登録する
  • 1分で申込み完了
  • 無料でお見積り
  • 今すぐの購入で50%オフ
  • 無料モニターに参加する

行動のハードルを下げれば、ユーザーも次の行動がしやすくなります


簡単にできるので、試してみてください。

マイクロコピーを活用する

行動のハードルを下げる文言を使う際に活用したいのがマイクロコピーです。


マイクロコピーとは、CTAボタンの近くに設置する短い文章を指します。

マイクロコピーの説明。

ボタン内の文章とは別にマイクロコピーを設置することで、ユーザーがクリックしたくなる価値を感じさせる効果が期待できます


【マイクロコピーの例】

  • 残り10個!
  • 終了まで残り3日!
  • 無料でお試しいただけます
  • 60日間の返金保証付き


上記のような文言をマイクロコピーに記載し、CVRの向上につなげましょう。

自サイトのブランドカラーに合わせる

自サイトのブランドカラーに合わせてCTAボタンを作成しましょう。


統一感がないと、読者から見て違和感を覚える可能性が高いからです。


例えば、ブランドカラーが青や緑などの落ち着いた色に対して、CTAボタンが赤やオレンジなどの目立つ色だと、違和感を覚えるでしょう。


そのため、CTAボタンを作成する際には、自サイトのブランドカラーに合わせることが大切です。

写真や画像を活用する

視覚的に目立つので、写真や画像を活用するのもおすすめです。


一例として、食材宅配サービス大手である「Oisix」のCTAボタンを紹介します。

OisixのCTAボタンの紹介。
出典:Oisixホームページ

CTAボタンの上に、食材の画像を掲載しています。


購入すると届く商品を掲載することで、ユーザーの安心感が増す効果が期待できます。

ABテストを活用してCTAボタンを改善する

CVRを高めるためには、ABテストを活用してCTAボタンを改善することも大切です。


比較検証しないと、最適なCTAボタンを作るのが難しいからです。


異なるデザインや文章のCTAボタンを作成し、CVRやCTR(クリック率)などを比較しましょう。

ヒートマップを活用してクリックアクションを確認する

ヒートマップとは、Webサイトを訪問したユーザーの行動を可視化できるツールです。

ヒートマップを活用すればCTAボタンのクリック数がわかるので、改善につなげられます。

設置したCTAボタンがまったくクリックされていない場合は、デザインや配置などを変更すると良いでしょう。

CTAボタンの成功事例3選

ここでは、CTAボタンの成功事例を3つ紹介します。

  1. 楽天
  2. Apple
  3. SUNTORY


CTAボタンを作る際の参考にしてみてください。

楽天

最初に紹介するのは「楽天」のCTAボタンです。

楽天のCTAボタンの紹介。
出典:楽天ホームページ

楽天の強みである「ポイントサービス」をアピールしたCTAボタンとなっています。


こうすることで「楽天のサービスに契約すれば、お得にポイントを貯められる」とユーザーに訴求することに成功しています。

Apple

2つ目に紹介するのは「Apple」のCTAボタンです。

AppleのCTAボタンの紹介。
出典:Appleホームページ

印象的なキャッチコピーの下に、CTAボタンが2つ設置されているのが特徴です。


選択肢を2つ用意することで、ユーザーの購買意欲に応じて好きなほうを選択できます。


また、高級感のある製品を下に掲載しておくことで、ユーザーの購買意欲を高めています

SUNTORY

最後に紹介するのは、大手飲料メーカーである「SUNTORY」のCTAボタンです。

UNTORYのCTAボタンの紹介。
出典:SUNTORYホームページ

新規と他社からの乗り換えの2つを用意しています。


他社のウォーターサーバーから乗り換えようか迷っているユーザーに対して、うまく訴求しています。

CTAボタンを作る際の注意点

最後に、CTAボタンを作る際の注意点を解説します。

  • 作りっぱなしで放置しない
  • CTAボタンを増やしすぎない
  • CTAボタンを適当に配置しない


CTAボタンの作成に失敗しないためにも、注意点を押さえておきましょう。

作りっぱなしで放置しない

CTAは作りっぱなしにせず、定期的に改善しましょう。


前述したABテストツールやヒートマップを使うだけでなく、以下の点も意識してみてください。

  • CTAまでの導線で離脱要因がないか
  • ユーザーニーズに沿わない文言はないか
  • まったくクリックされていないCTAボタンはないか


定期的にCTAボタンを改善し、CVRの向上につなげましょう。

CTAボタンを増やしすぎない

CTAボタンを設置しすぎるのはNGです。


多すぎるとコンテンツが読みにくくなってしまい、読者満足度が下がる可能性が高いからです。


読者満足度が下がるほど、次の行動を起こしてもらうのが難しくなります。


そのため、多くても10個以内に収めると良いでしょう。

CTAボタンを適当に配置しない

配置場所によってCVRも異なるので、適当に配置するのは問題です。


場所によってはCTAボタンを見落としたり、クリックしにくかったりする可能性があります。


CTAボタンは、以下の箇所に設置するのがおすすめです。

  • 冒頭文の下
  • コンテンツの最後
  • フッターの上
  • ポップアップ
  • 商品やサービスの下


コンテンツの冒頭はよく読まれますし、最後までコンテンツを読んでくれたユーザーは、次の行動を起こしてくれる可能性が高くなります。


ただし、前述したように設置して終わりにするのはNGです。


ABテストやヒートマップを活用し、最適な配置場所を探してみてください。

まとめ

マーケティングにおいて、CTAボタンは重要です。

適切なCTAボタンを設置できるかで、CVRが大きく違ってきます


この記事の内容を参考にして、CTAボタンを最適化しましょう。


LPのCVRを改善したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。


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