オーガニック検索とは
オーガニック検索とは、検索ページの広告枠を除いた検索のことです。
ユーザーが「Google」「Yahoo!」などの検索エンジンで検索をおこなった際に、アルゴリズムによってランキング形式で表示される仕組みとなっています。
オーガニック検索により、ユーザーは知りたかった情報を手に入れることができます。
SEOにおけるオーガニック検索の重要性
オーガニック検索は、SEOにおいて重要です。
というのも「オーガニック検索が増える=アクセスが増える」ということなので、自サイトのSEO効果のアップが期待できるからです。
また、オーガニック検索で1位に表示されると、約14%のクリック率を獲得できます。
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
Webサイトへのクリックが増えれば、さらにアクセスが増加し、検索エンジンからの評価が高まるのです。
このように、オーガニック検索が増えると、SEOにおいてさまざまなメリットがあります。
オーガニック検索の流入が増えるメリット
オーガニック検索の流入が増えるメリットは、下記のとおりです。
- 自サイトに無料でアクセスを集められる
- 検索上位を取れば継続的にアクセスを集められる
- 多くのユーザーから認知される
- 商品やサービスが売れるチャンスが増える
- 自サイトのブランディングにつながる
数多くのメリットがあるものの、もっとも大きなメリットは「無料でアクセスを集められる」でしょう。
例えば、リスティング広告であればユーザーのクリック数に応じて、料金が発生します。
一方、オーガニック検索であれば、どれだけクリックされても料金は発生しません。
リスティング広告と比べてアクセスを増やすのに時間がかかりますが、検索上位さえ取れれば、無料でアクセスを集められます。
リスティング広告との違い
オーガニック検索とリスティング広告は、それぞれ意味や役割が異なります。
オーガニック検索:無料で掲載可能。順位はアルゴリズムで決まる。
リスティング広告:有料の広告。順位は「広告ランク」で決まる。
同じ検索ページに表示されるので混同してしまうのかもしれませんが、リスティング広告を見分ける方法は簡単で、リスティング広告は左上に「スポンサー」と表示されます。
オーガニック検索では広告費を支払う必要がなく、広告を出稿しなくても上位表示を狙えます。
ダイレクト検索との違い
ダイレクト検索との違いについても、解説しておきます。
同じ「〇〇検索」という言葉を使っていても、意味が異なります。
Yahoo!は、ダイレクト検索を以下のように定義しています。
「ダイレクト検索」とは、入力したキーワードにマッチする情報を、Yahoo! JAPANが提供するサービスから探し出して、検索結果に直接表示する機能です。
具体的には、天気予報や株価に関するキーワードを入力すると表示されます。
以下の画像は「東京 天気」で検索して表示されたものです。
「検索エンジンで検索すると表示される」という点では同じですが、ダイレクト検索は検索結果をダイレクトに表示してくれる機能を指します。
オーガニック検索を増やすにはSEO対策が必要
ここではオーガニック検索を増やす方法について解説します。
オーガニック検索を増やすには、以下のSEO対策が必要です。
- SEO内部対策
- SEO外部対策
SEO内部対策をおこなう
SEO内部対策とは、Webサイト内でおこなう施策のことで、以下のように数多くあります。
- コンテンツの最適化
- タイトルの最適化
- Webサイト表示スピードの最適化
- alt属性の設定
- アイキャッチや図解の作成
- リンク階層の整理
- セキュリティの強化など
上記の内部対策をおこなうことで、検索エンジンにWebサイトの内容や構造を理解してもらったり、コンテンツの質の向上により読者満足度を高めるのが目的です。
ユーザーや検索エンジンから高く評価されれば上位表示されやすくなるので、オーガニック検索が増えていく可能性は高いでしょう。
内部対策のやり方については、以下の記事で詳しく解説してます。
SEO内部対策とは?チェックすべき19項目やおすすめのツールを紹介!
SEO外部対策をおこなう
SEO外部対策とは、自サイト外でおこなう施策を指し、主に以下があります。
- 被リンクの獲得
- サイテーションの獲得
内部対策はコンテンツの質を高めるために必要で、外部対策は検索エンジンからの評価を高めるために必要です。
被リンクやサイテーションを獲得するほど自サイトの評価は高まり、検索上位を取りやすくなります。
検索上位を取れば、オーガニック検索の増加も期待できます。
そのため、オーガニック検索を増やしたい方は、内部対策だけでなく外部対策もおこないましょう。
外部対策のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
オーガニック検索が減少する理由
オーガニック検索が減少する理由は、主に下記が考えられます。
- 検索順位の低下
- リスティング広告の増加
- アルゴリズムのアップデート
- ゼロクリック検索の増加
- 競合サイトの増加
考えられる理由はいくつかあるものの、もっとも影響を与えるとすれば「検索順位の低下」でしょう。
検索順位が高いほどクリックされる傾向があり、特に検索1位はクリック率が高いです。
そのため「オーガニック検索が減っている」と悩んでいる方は、検索順位を上げることがもっとも効果的な対策だと考えられます。
オーガニック検索数を調べるのに便利なツール
ここではオーガニック検索数を調べられるツールを紹介します。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
Googleアナリティクス
「Googleアナリティクス」は、Googleが提供しているアクセス解析ツールで、無料で利用できます。
オーガニック検索での流入を調べる手順を解説します。
まず、左メニューの「レポート」をクリックしてください。
次に「新規ユーザーの参照元」から「ユーザー獲得レポートを表示」をクリックします。
クリックすると、オーガニック検索が確認できます。オーガニック検索は「Organic Search」と表記されています。
Googleアナリティクスは、オーガニック検索数を調べられるだけでなく、ほかにもWebサイト運営において役立つ機能が数多くある便利なツールです。
Googleアナリティクスを有効活用し、Webサイト運営に役立てましょう。
Googleサーチコンソール
「Googleサーチコンソール」は、Webサイトの検索表示回数・クリック数・平均掲載順位などが確認できるツールです。
オーガニック検索でのアクセス数を調べるには左メニューにある「検索結果」をクリックします。
検索結果をクリックすると、以下の画面が出てきます。
クリック数を確認すると、オーガニック検索でアクセスしてきたユーザー数がわかります。
ほかにも、ユーザーが検索窓に入力したキーワードがわかる「クエリ」も確認できるので、利便性の高いツールです。
オーガニック検索を増やす方法まとめ
オーガニック検索の基礎知識や、増やす方法について解説しました。
オーガニック検索を増やすには「SEO内部対策」と「SEO外部対策」が必要です。
どちらも一朝一夕でおこなえるほど簡単ではないものの、オーガニック検索を増やすだけでなく、自サイトの価値を高めるためにも欠かせない施策です。
この記事の内容を参考にして、SEO対策を実践してみてください。