Instagram広告の種類一覧
Instagram広告の種類は以下のとおりです。
- 写真広告
- 動画広告
- 発見タブ広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- ストーリーズ広告
- その他の広告
ひとつずつ解説していきます。
写真広告
Instagramにおいてもっとも定番の広告で、画像とテキストを組み合わせられます。
写真広告の特徴
- 写真1枚しか扱わないので運用しやすい
- フルスクリーンで表示されるので、訴求力が高い
写真1枚で広告を運用できる手軽さが人気です。
動画広告
動画広告は、Instagramにおいて幅広く活用されている広告です。
動画広告の特徴
- 動画だけでなくテキストも追加できる
- 写真だけでは伝えられない魅力をアピールできる
- Instagramで用意されているエフェクトをかけられる
写真だけでは十分に伝えられない魅力をアピールできます。
また、動画だけでなくテキストも追加できるので、より詳細な情報を伝えられます。
発見タブ広告
発見タブ広告は、Instagramにある虫眼鏡マークをタップすると表示される「発見タブ」に出稿できる広告です。
発見タブの特徴
- 検索結果の一覧に自然と埋没する形で表示される
- ユーザーから人気の高い発見タブに広告を表示できる
似たジャンルに興味のあるユーザーに向けて広告を送れます。
カルーセル広告
カルーセル広告とは、複数の動画と写真を組み合わせた広告です。
カルーセル広告の特徴
- 個別でリンクを配置できる
- 最大10件の画像と動画を掲示できる
- スワイプ形式で動画や写真を表示できる
最大で10件の画像と動画を掲示できるので、商品の特徴を多角的に紹介したい場合に役立ちます。
コレクション広告
コレクション広告とは、自社の商品をカタログ形式で表示できる広告です。
コレクション広告の特徴
- 画像や動画の下に登録した商品が表示される
- ショッピング機能と併用して購買につなげることができる
ショッピング機能と併用して購買につなげることができるので、ECサイトを運用している企業と相性がよいです。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、Instagram内にあるストーリーズに配信される広告を指します。
ストーリーズ広告の特徴
- 写真や動画をアップできる
- フル画面で表示される
- 24時間経つと広告が消える
フル画面で表示されるので、ほかの広告に埋もれて見逃されにくいです。
ほぼ確実に視認されるのは、ストーリーズ広告の大きなメリットと言えます。
その他の広告3つ
その他の広告は以下3つがあります。
- アンケート広告
- ショッピング広告
- ブランドコンテンツ広告
アンケート広告
アンケート広告機能は、タップして回答を選択できるアンケート形式の広告です。
2択なので、ユーザーに気軽に参加してもらいやすいのが特徴です。
利用する用途としては「商品のアンケート調査をする」「ユーザーの注目を集めて、商品を宣伝する」などがあります。
ショッピング広告
ショッピング広告とは、タグをタップすることで購入ページへジャンプできる広告です。
例えば、モデルが着ている洋服にタグ付けし、それをタップすると購入ページにジャンプします。
商品を魅力的に宣伝するだけでなく、コンバージョンへの導線も作れます。
ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーに代理で投稿してもらう広告です。
広告主が投稿を用意するのではなく、インフルエンサーの投稿を広告として使用できるのが特徴です。
質の高い投稿を短時間で広告にできるので、費用や手間が減るメリットがあります。
Instagram広告4つの配信面
ここでは、Instagram広告の配信面について解説します。
- フィード
- 発見タブ
- リール
- ストーリーズ
それぞれ特徴が異なるので、違いを押さえておきましょう。
フィード
出典:Meta「Instagram広告」https://business.instagram.com/instagram-feed?locale=ja_JP
フィードとは、正方形の画像や動画などの投稿のことで、Instagramにおいて基本となる配信面です。
フィードの特徴
- 画像と動画を組み合わせて投稿できる
- 投稿するとプロフィール画面に並んでいく
- フォロワーのタイムライン上に投稿が表示される
フィードに広告を出す方法はあるものの、あまり一般的ではありません。
コンテンツの間に広告が差し込まれると、嫌悪感を覚えるユーザーも多いからです。
そのため、フィードで広告を出す場合、通常の投稿として出しても通用するクオリティが求められます。
発見タブ
発見タブとは、虫眼鏡アイコンをタップすると表示される機能です。
発見タブの特徴
- ユーザーの興味のあるジャンルを判断して表示する
- キーワードを入力して検索することもできる
- ターゲティングに沿ったコンテンツを表示できる
ユーザーが興味関心のありそうな投稿をセレクトし、表示してくれます。
インスタグラムにおいて、ユーザーがフォローしていない人の存在を知るきっかけは、発見タブです。
発見タブで検索するユーザーは、新しい情報を主体的に探しています。
そのため、発見タブ広告を通してアカウントへの流入を増やし、ブランドの認知度向上やフォロワーの増加などが期待できます。
リール
リールとは、最大90秒のショート動画の投稿を指します。
リールの特徴
- 投稿をタップすると動画が流れる
- フル画面でコンテンツが表示される
- BGMを変えたり画像を加工したりできる
リールで広告を出す場合、最初の数秒で印象づけることが大切です。
ユーザーに「興味ないな」と判断されると、すぐに次の動画へスキップされるからです。
そのため、最初の数秒で印象づけるために、アイキャッチ画像やキャッチコピーなどを工夫する必要があると覚えておきましょう。
ストーリーズ
ストーリーズとは、24時間で消える投稿のことです。
ストーリーズの特徴
- 画像や動画などを配信できる
- フル画面でコンテンツが表示される
- 自然な形で広告が表示されるので、視認性が高い
アイコンにピンク色の丸型が表示され、タップすると投稿を閲覧できる仕組みです。
自社コンテンツ以外の情報が表示されないので没入感が高く、ブランドの認知度向上に向いています。
また、表示された広告をタップするとアカウントページに飛ぶので、フォロワーの増加も期待できます。
Instagram広告で成果を出す5つのコツ
Instagram広告で成果を出すコツは以下のとおりです。
- 誰に何を配信するのかを決める
- ターゲティング機能を活用する
- 商品の紹介ではなく体験を紹介する
- 配信面に合ったクリエイティブを用意する
- 複数のクリエイティブを用意してABテストする
誰に何を配信するのかを決める
Instagram広告で成果を出すために、まずは「誰に、何を」配信するのかを決めましょう。
闇雲に広告を打っても精度が悪く、望む成果を出すのが難しいからです。
そのため、誰に何を届けるのかを明確にしたうえで、Instagram広告を運用しましょう。
「誰に、何を」配信するのかを決める際のポイント
- 経験や直感ではなく、データをもとに決める
- Web接客ツールを活用して、判断材料を集める
- 集めたデータをもとに、ペルソナシートを埋めていく
ターゲティング機能を活用する
Instagram広告は、精度の高いターゲティング機能を有しているので、利用しない手はありません。
ターゲティング機能を利用する際のポイントは以下のとおりです。
- 最初はターゲットを広めに設定する
- 短期間で成果を求めず、長期的な視点で広告を運用する
ターゲットを絞り込みすぎると広告の配信数が減り、クリック率が下がります。
クリック率が下がると十分なデータを集められず、ターゲティングの精度も下がります。
そのため、最初はターゲットを広めに設定しましょう。
短期間で成果を求めるのではなく、長期的な視点で広告を運用することが大切です。
商品の紹介ではなく体験を紹介する
Instagram広告の運用で成果を出すためには、商品の紹介ではなく体験を紹介するのが効果的です。
ユーザーが求めているのは商品の機能ではなく、感動や満足感だからです。
そのため、商品を購入することでどんな満足が得られるのか、どんな悩みを解決できるのかを伝えます。
つまり、購入して終わりではなく「購入したあとの満足した未来」をイメージさせることが大切です。
幸せな未来を鮮明にイメージしてもらうために、商品の体験談を伝えましょう。
配信面に合ったクリエイティブを用意する
Instagramで成果を出すためには、配信面に合ったクリエイティブを用意することが重要です。
配信面に合わない質の低いクリエイティブは、ほかの投稿や広告に埋もれてしまうからです。
それぞれの配信面に合ったクリエイティブ制作のポイントを表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
配信面 | クリエイティブ制作のポイント |
フィード | ・広告色の少ない自然な広告を作る ・投稿に埋もれないよう、一目で訴求内容を伝える |
発見タブ | アカウントの認知度拡大や流入を狙って広告を作る |
リール | 動画を開始してから数秒でインパクトを与える広告を作る |
ストーリーズ | 24時間で消える特性を活かし、限定的な内容やリアルタイム性のある広告を作る |
複数のクリエイティブを用意してABテストする
広告の内容によって反応率も変わるので、複数のクリエイティブを用意して、ABテストするとよいでしょう。
反応が悪かった広告は改善を繰り返すことで、効果を高められます。
逆に、反応がよかったものは多様なフォーマットで作成し、リーチを広げます。
クリエイティブを制作する際のポイント
- 具体的な行動(購入やページ遷移)を促す
- ユーザーの感情を動かすことを意識してテキストや画像を決める
上記のポイントを参考にして、最適なクリエイティブを制作しましょう。
Instagram広告についてよくある質問
最後に、Instagram広告についてよくある質問にお答えします。
Instagram広告の課金方法は何種類ありますか?
Instagramの課金方法は以下の4種類です。
課金方法 | 課金される仕組み |
CPC | 広告がクリックされると課金が発生する |
CPM | 広告が1,000回再生されると課金が発生する |
CPV | 動画が再生されると課金が発生する |
CPI | アプリがインストールされると課金が発生する |
予算や配信時期は自由に設定できます。
また、予算の設定は100円からできるので、低予算で気軽に広告を出せるのもInstagram広告の魅力です。
Instagram広告の特徴を教えてください
Instagram広告の特徴は以下のとおりです。
- 短期間で効果が出やすい
- 詳細な広告結果を分析できる
- 広範囲の潜在顧客にリーチできる
- 蓄積しているユーザー情報が莫大にある
- 精密で無駄のないターゲティングができる
最大の特徴は何といっても「Meta社」のデータを利用した高度なターゲティング機能です。
ターゲティングできる項目も複数あり、年齢や性別・興味関心・職種や交際ステータスなど、さまざまな項目を活かしたターゲティングが可能です。
Instagram広告の配信は、どういう仕組みで決まってるんですか?
どこに広告が配信されるかは「手動配置」「自動配置」のどちらを選ぶかで決まります。
手動配置は、自分で選択して配信する方法です。
一方、自動配置はInstagram側が自動で判断して配置してくれます。
Instagramの場合、自動配置の精度が高いので、初心者の方は自動配置で配信するとよいでしょう。
まとめ
Instagram広告の種類や成果を出すためのコツなどを解説しました。
Instagram広告の種類
- 写真広告
- 動画広告
- 発見タブ広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- ストーリーズ広告
- その他の広告
それぞれ特徴が異なるので、自社の広告に合ったものを選んでみてください。
そして、Instagram広告で成果を出すために、ターゲティング機能を活用しましょう。
最初はターゲットを広めに設定し、短期間で成果を求めるのではなく、長期的な視点で広告を運用することが大切です。
この記事の内容を参考にして、ぜひInstagram広告を配信してみてください。
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