SEOにおけるタイトル(titleタグ)とは
SEOにおけるタイトル(titleタグ)とは、ページタイトルを表すHTMLタグを指します。
画像のように、検索結果ページ(SERPs)に目立つ形で表示されます。
読者はタイトルを参考にしてコンテンツを読むかを決めるので、クリック率(CTR)に大きな影響を及ぼします。
また、検索エンジンがコンテンツの内容を判断する際にも利用されているので、SEOにおいても重要な要素のひとつです。
タイトルタグを設定する方法
タイトルタグを設定するには、HTMLの<head>内に<title></title>で囲んで記述します。
タイトルタグを確認する方法
設定したタイトルタグを確認するには、タイトルタグを確認したいWebページ上で右クリックし「ページのソースを表示」を選択してください。
これで前述した画像のように、タイトルタグを確認できます。
SEOに効果的なタイトルの文字数
SEOに効果的な文字数は、PC(パソコン)かスマホかで異なります。
PCとスマホでは、検索結果ページに表示される文字数が異なるからです。
筆者がPCとスマホで表示される文字数を調査したところ、PCは平均30.9文字、スマホは平均33.5文字となりました。
※調査概要
- 調査日:2024年8月9日
- PC・スマホそれぞれで10サイトのタイトル文字数を調査
- 調査したキーワードは「seo タイトル 文字数」
- タイトルが切れずに表示されているサイトは調査の対象外
- PCの最小表示文字数は26文字、最大表示文字数は35文字
- スマホの最小表示文字数は31文字、最大表示文字数は36文字
スマホのほうがPCより表示される文字数が多いとわかります。タイトルが途中で切れるか切れないかで、クリック率に影響を及ぼす可能性があります。
このような理由から、PCとスマホでは適切な文字数の目安が異なるのです。
次で、それぞれの最適な文字数の目安を解説するので、参考にしてみてください。
PCは30文字前後
調査結果を見る限り、PCは30文字前後がSEOに効果的な文字数です。
最大で35文字表示されていましたが、平均値で見ると、35文字以上にすると途中でタイトルが切れる可能性が高いです。
なるべくタイトルが途中で切れないようにするために、30文字前後を目安にタイトルを考えてみてください。
スマホは33文字前後
スマホは33文字前後がSEOに効果的な文字数です。PCより平均で2文字ほど多く表示されるので、PCよりは長めのタイトルを付けられます。
とはいえ、最大表示文字数は36文字だったので、36文字以上のタイトルにすると途中で切れてしまうでしょう。
スマホは33文字前後を目安にして、タイトルを付けてみてください。
SEO効果を高めるタイトルタグの付け方5つのコツ
ここでは、SEO効果を高めるタイトルタグの付け方のコツを解説していきます。
- 狙っているキーワードを左側に配置する
- 数字を入れて具体的なタイトルにする
- 記号を活用してタイトルを目立たせる
- パワーワードを入れて読者の興味を引く
- 簡単にできる内容だとアピールする
タイトルにおいてSEO効果を高める基本は、クリック率を高めることです。
クリックを増やして多くの読者に満足してもらえれば、SEO評価の向上につながります。
クリック率を高めるタイトルの付け方を解説していくので、参考にしてみてください。
狙っているキーワードを左側に配置する
狙っているキーワードは左側に配置しましょう。読者は左側からタイトルを読むからです。つまり、狙っているキーワードを右側に配置すると、気づかれずにスルーされる可能性が高くなります。
キーワードの存在にすら気づいてもらえないと「自分の知りたい情報はなさそう」と判断され、クリックされない可能性が高くなります。
また、右側に配置するとタイトルが途中で切れてしまい、キーワードを認識してもらえない可能性もあります。
狙っているキーワードを読者に認識してもらうためにも、狙っているキーワードはなるべく左側に配置しましょう。
数字を入れて具体的なタイトルにする
数字を入れて具体的なタイトルにしましょう。
タイトルを具体的にすると成果をイメージしやすくなり、コンテンツの内容に興味をもってもらいやすくなるからです。
悪い例と良い例を比較して見ましょう。
- 悪い例:SEOでアクセスを増やす方法
- 良い例:SEOで半年以内に10万アクセス増やす方法
良い例のほうが、成果をイメージしやすいと思います。読者に興味をもってもらうためにも、数字を入れて具体的なタイトルにしましょう。
記号を活用してタイトルを目立たせる
記号を活用してタイトルを目立たせるのもSEOに効果的な方法です。
うまく目立たせることができれば、クリック利率の向上が期待できます。
【タイトルでよく使う記号】
- 隅付き括弧:【】
- クエスチョンマーク:?
- エクスクラメーションマーク:!
- バーティカルバー:|
記号を活用したタイトル例を考えたので、参考にしてみてください。
- Googleアップデート【2024年最新版】
- SEO対策とは?やり方を初心者向けにわかりやすく解説
- ブログの始め方5つの手順!スクショ200枚を用いて丁寧に解説
パワーワードを入れて読者の興味を引く
パワーワードとは、読者の興味を引く言葉を指します。パワーワードで読者の興味を引くことに成功すれば、クリックしてもらえる可能性が高くなります。
クリック率を高めるためにも、パワーワードを入れて読者の興味を引きましょう。
【パワーワードの例】
- たった〇〇で
- 〇〇必見
- 悪用厳禁
- 至高の一品
- 超一流の〇〇
簡単にできる内容だとアピールする
簡単にできる内容だとアピールするのも、クリック率を高めるのに効果的です。
読者は難しい内容のコンテンツより、簡単な内容のコンテンツを求めているからです。
悪い例と良い例で比較してみます。
- 悪い例:3年間毎日10時間作業してブログ収入5万円を達成する方法
- 良い例:半年間で週10時間作業してラクにブログ収入5万円を達成する方法
良い例のほうがクリックしたくなると思います。
大半の人は難しい内容のコンテンツより、簡単な内容のコンテンツを選びます。
簡単にできる内容だとアピールするために、タイトルに以下の言葉を入れてみてください。
- 簡単
- 超簡単
- 簡単〇〇分
- サクッと
- らくらく
- 誰でもできる
- 真似するだけで
- 〇〇するだけで〇〇ができる
- 中学生でもわかるように解説
Googleによるタイトルタグの書き換えの対処法
Googleは、設定したタイトルタグを書き換えることがあります。
設定したタイトルタグを書き換えられるとクリック率に悪影響を及ぼす可能性があるので、注意が必要です。
【タイトルタグの書き換え対策】
- 記事の内容と合致したタイトルタグを設定する
- タイトルタグに日付を記載している場合、最新の日付に更新する
タイトルタグを書き換えられないためにも、上記の対策を実践してみてください。
【参考記事】Google検索セントラル|Google によるウェブページ検索結果のタイトル生成方法の詳細
まとめ:30文字前後を目安にタイトルを作ってみよう!
SEOに効果的なタイトルの文字数は、30文字前後です。30文字前後であれば、検索結果ページにすべて表示される可能性が高くなります。
とはいえ、すべての文字を必ず表示しないといけないわけではありません。
例えば、タイトルの文末によくある「解説」「紹介」などの文字が切れたところで、クリック率に大した影響はありません。
タイトルが切れていないかチェックする際には、読者に見てほしい重要な言葉が切れていないかを確認しましょう。
この記事の内容を参考にして、タイトルを考えてみてください。タイトルの付け方は、以下の記事で詳しく解説しています。