そもそもSEOとは
SEOについてわからない方のために、SEOの意味から解説します。
「SEOの意味くらいは知ってる」という方は、飛ばしてもらってOKです。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」となります。
簡単にいえば、GoogleやYahoo!などに表示されるページに、自サイトのコンテンツを上位表示する対策です。
上の画像はGoogleの検索ページです。弊社のサイトが1位に表示されているとわかります。
これがSEO対策です。検索ページの上位に表示されることで多くの読者から注目され、次で紹介する多くの効果を得られます。
SEOで得られる4つの効果
SEOで得られる効果を解説していきます。
- Webサイトのアクセスが増える
- コンバージョン数の向上が期待できる
- 低コストで集客を仕組化できる
- ブランディングにつながる
1.Webサイトのアクセスが増える
SEOにより検索順位が向上することで、Webサイトのアクセスが増える効果が期待できます。
以下の資料をご覧ください。
画像出典:seo Clarity|CTR調査研究
ご覧のように、検索順位が高いほどクリック率が高い傾向にあります。クリック率が高くなるほど、Webサイトへのアクセスが増えます。
このように、SEOによってアクセスが増える効果を得られます。
2.コンバージョン数の向上が期待できる
Webサイトへのアクセスが増えることで、コンバージョンが発生するチャンスが増えます。
コンバージョンが発生するほど、Webサイトの収益化につながります。
3.低コストで集客を仕組化できる
SEOに成功すれば、低コストで集客を仕組化できます。
Web広告でも集客を仕組化することもできますが、SEOと比べるとコストが高くなる傾向があります。Web広告はSEOと比べるとすぐに成果が出やすいものの、高コストになるのが難点です。
低コストで集客を仕組化したい方は、Web広告よりSEOを実践すると良いでしょう。
4.ブランディングにつながる
アクセスや収益が増加することで、ブランディングにつながる効果も期待できます。
特に、SEO会社がSEOで実績を作ると、仕事の獲得につながります。
このように、SEOはアクセスや収益の向上が期待できるだけでなく、ブランディングの効果も得られるのです。
SEO効果が出るまでの期間の目安【4ヵ月~1年】
Googleの公式サイトによると、SEO効果が出るまでの期間の目安は、4ヵ月~1年です。
SEOはWeb広告と違い、成果が出るまでに時間がかかります。なかなか成果が出ないと焦るかもしれませんが、焦りは禁物です。
SEOは成果を出すまでに時間がかかると心得て、読者の役に立つ良質なコンテンツを制作していきましょう。
【参考記事】Google検索セントラル|SEO 業者の利用を検討する
SEO対策をしても効果がない5つの原因
ここでは、SEO対策をしても効果がない原因を解説します。
- ジャンル選びを間違っている
- キーワード選定に問題がある
- コンテンツの質が低い
- E-E-A-Tが不足している
- Googleが推奨していないSEO対策をしている
SEO対策をしてもなかなか効果が出ない方は、該当する原因がないかチェックしてみてください。
1.ジャンル選びを間違っている
SEO対策をしても効果がない原因として、ジャンル選びを間違っていることが考えられます。
具体的には、国や大企業が本気で運営しているジャンルは、まず勝ち目がありません。こうした難易度の高いジャンルは「YMYLジャンル」に該当するケースが多いです。
YMYLとは、簡単にいえば「お金や健康に関するジャンル」です。お金や健康は、人生に良くも悪くも多大な影響を及ぼすので、Googleも信頼できる情報元かを厳しくチェックしています。
個人ブログは国や大企業と比べても信頼性がないので、YMYLジャンルではまず勝てません。
このように、SEOでなかなか効果が出ないのは、ジャンル選びを間違っている可能性が考えられます。
【関連記事】YMYLとは?該当するジャンル一覧やSEO対策9つのコツを解説
2.キーワード選定に問題がある
キーワード選定に問題があってSEOで効果が出ていない可能性もあります。
ジャンルと同様に、大企業が狙っているキーワードを狙ったところで、勝ち目はありません。
大企業は基本的に、検索ボリュームが1万以上のキーワードを狙ってきます。これを「ビッグキーワード」と呼びます。ビッグキーワードを適当に書いたところで、SEOで効果を出すのは非現実的です。
SEOで成果を出すには、キーワード選定が極めて重要です。
3.コンテンツの質が低い
コンテンツの質が低いと、検索上位に表示されにくいです。
ジャンル選びやキーワード選定も重要ですが、コンテンツの質を高めるのが基本的なSEO対策です。SEOで成果を出すためにも、この機会にコンテンツの質を見直すと良いでしょう。
コンテンツの質を改善するコツはのちほど詳しく解説するので、このまま読み進めてください。
4.E-E-A-Tが不足している
SEOで効果が出ないのは、E-E-A-Tが不足しているのが原因かもしれません。
E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトを評価するために提唱した4つの評価概念を指します。
要素 | 説明 |
E(Experience):経験 | 個人的な経験を有しているかを判断するための指標 |
E(Expertise):専門性 | 高度な知識やスキルを有しているかを判断するための指標 |
A(Authoritativeness):権威性 | 業界での認知度や、実績があるかを評価した指標 |
T(Trust):信頼性 | 信頼できるコンテンツかを判断するための指標 |
上記の要素を満たすほどE-E-A-Tで評価され、SEO評価の向上が期待できます。
コンテンツの質もSEOにおいて重要ですが「誰が書いているのか」も重要です。
読者や検索エンジンから信頼してもらうためにも、E-E-A-Tを高めることを意識してみてください。
【関連記事】E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEO評価を高める施策11選を紹介
5.Googleが推奨していないSEO対策をしている
Googleが推奨していないSEO対策をしてしまうと、SEO評価を下げてしまいます。この間違ったSEO対策を「ブラックハットSEO」と呼びます。
【ブラックハットSEOに該当するSEO対策】
- ワードサラダ
- リンクファーム
- スパムコメント
- コピーコンテンツ
- 不正なクローキング
- 外部からのリンク購入
- 隠しテキストと隠しリンク
- 自動生成されたコンテンツ
- キーワードスタッフィング
上記のSEO対策をしていないか、チェックしてみてください。該当するSEO対策をしているなら、それが原因かもしれません。
読者や検索エンジンから評価されるためにも、正しいやり方でSEO対策をしましょう。
正しいSEO対策のやり方はのちほど詳しく解説するので、このまま読み進めてください。
SEO効果を高める7つの基本的な対策
最後に、SEO効果を高める基本的な対策を解説します。
- 読者の悩みを解決する良質なコンテンツの制作
- 良質な被リンクの獲得
- SEOキーワード選定
- SEOリライト
- 内部リンクの最適化
- E-E-A-Tを高める施策
- ホワイトハットSEO
SEO対策で成果を出したい方は、参考にしてみてください。
1.読者の悩みを解決する良質なコンテンツの制作
SEO効果を高めるには、読者の悩みを解決する良質なコンテンツの制作が最重要です。
【読者の悩みを解決する良質なコンテンツのポイント】
- 検索意図(読者が検索した目的)を満たせているか
- 読者がもっとも知りたい情報をコンテンツの上部に記載できているか
- 箇条書きや図解などを用いてわかりやすく解説できているか
なかなかSEOで効果が出ない方は、上記を参考にしてコンテンツの質を見直してみてください。
2.良質な被リンクの獲得
SEO効果を高めるためにも、良質な被リンクを獲得しましょう。
被リンクとは、外部のサイトからあなたのサイトに張ったリンクを指します。
良質な被リンクの獲得は、Googleも公式で効果を認めているSEO対策の1つです。
大切なのは、良質な被リンクを集めることです。自サイトと関連性のないサイトから被リンクを得たところで、効果は期待できません。
SEO効果を得るためにも、良質な被リンクを獲得しましょう。
【良質な被リンクを獲得する方法】
- 読者の悩みを解決するコンテンツを作る
- 独自性の高いコンテンツを作る
- 被リンクの営業をする
- Webサイトの利便性を高める
- 他サイトと共同コンテンツを作る
【参考記事】Google が掲げる 10 の事実
3.SEOキーワード選定
前述したように、SEO対策をしても効果が出ないのは、キーワード選定に問題があると考えられます。
SEO効果を高めるためにも、正しいやり方でSEOキーワードを選定しましょう。
SEOキーワード選定のやり方は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
SEOキーワード選定のやり方!選定のコツやおすすめツール5選も紹介
4.SEOリライト
SEO効果を高めるためにも、SEOリライト(コンテンツの修正)をおこないましょう。
適切なSEOリライトをおこなうことで、検索順位の向上が期待できます。検索順位の向上が期待できるのは、Googleのランキングシステムが影響しています。
以下はGoogle公式サイトからの引用です。
Google は、検索クエリに対してより鮮度の高いコンテンツが期待される場合にそのようなコンテンツが上位に表示されるように、「検索クエリにふさわしい鮮度」を評価するさまざまなシステムを導入しています。
引用:Google検索セントラル|Google 検索ランキング システムのご紹介
Googleが公式サイトで述べているように、情報の鮮度を評価するランキングシステムを採用しているのです。読者に最新の情報を届けるためにも、定期的にSEOリライトをおこないましょう。
SEOリライトのやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。
リライトとは?意味やSEO効果を高めるリライトのやり方を徹底解説!
5.内部リンクの最適化
SEO効果を高めるには、内部リンクを最適化することも大切です。
内部リンクとは、自サイトのコンテンツをつなぐリンクを指します。
内部リンクを最適化することで、以下のSEO効果が期待できます。
- クローラーの巡回を促せる
- サイトの利便性が向上する
内部リンクを張ることで、クローラーが巡回してくれる頻度が増えます。
また、関連した内部リンクを張ることで、読者が必要な情報を探しやすいメリットがあります。つまり、サイトの利便性が向上するということです。
読者が快適にサイトを利用できるほど滞在時間の向上につながるので、結果としてSEO評価が向上しやすくなります。
内部リンクを最適化して、SEO効果を高めましょう。
【関連記事】内部リンクとは?SEO効果を最大化するための貼り方を解説!
6.E-E-A-Tを高める施策
Googleはコンテンツの質だけでなく「誰が書いているか」も重要視しています。そのため、SEO効果を高めるためにはE-E-A-T対策も重要です。
以下にE-E-A-T対策のポイントをまとめたので、参考にしてみてください。
- 自分が経験したことや体験したことを基にコンテンツを制作する
- アンケートや独自で調べたデータを公開する
- 制作したコンテンツに監修者をつける
- 資格や実績をプロフィールに記載する
- インタビューした内容を基にコンテンツを制作する
7.ホワイトハットSEO
ホワイトハットSEOとは、Googleが推奨しているSEO対策を指します。
【主なホワイトハットSEO】
- 読者に有用な記事を書く
- SEO内部対策を実践する
- リライトして最新の情報を提供する
- ページ表示速度を改善する
- 良質な被リンクを獲得する
読者の悩みを解決できる有用なコンテンツの制作が、ホワイトハットSEOにおいて重要です。読者と検索エンジンから高い評価を得るためにも、ホワイトハットSEOを実施しましょう。
ホワイトハットSEOのやり方は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
Webサイト運営を成功させるためにSEO対策を始めよう!
SEOの効果や、効果を高めるSEO対策のやり方を解説しました。
【SEO効果を高める7つの基本的な対策のおさらい】
- ユーザーの悩みを解決する良質なコンテンツの制作
- 良質な被リンクの獲得
- SEOキーワード選定
- SEOリライト
- 内部リンクの最適化
- E-E-A-Tを高める施策
- ホワイトハットSEO
正しいやり方でSEO対策を実践すれば、徐々にSEO効果も出てきます。
この記事の内容を参考にして、SEO対策を実践してみてください。
SEO対策のやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。SEO対策についてさらに詳しく知りたい方は、読んでみてください。