サジェストキーワードとは
サジェストキーワードとは、Googleの検索窓に文字を入力した際に自動表示されるキーワードです。
Googleアルゴリズムが入力したキーワードを読み取り、ユーザーが知りたいことを予測してキーワードを提案します。
また、過去に検索したキーワードがあれば、優先的に表示してくれます。
サジェストキーワードの仕組み
サジェストキーワードが表示される仕組みは、以下3つの要因が関係しています。
- 検索数
- 過去に検索したキーワード
- 検索したユーザーが住んでいる場所
ひとつずつ解説します。
検索数
検索数の多さによって表示されるかが変わります。
例えば、検索窓に「SEO」というキーワードを入力してみます。
このキーワードを入力すると表示されるのは「seo対策とは 」「seo対策 費用」などです。
「Ubersuggest」というツールでそれぞれの検索数を調べると、以下の結果となりました。
- seo対策とは:6,600
- seo対策 費用:1,300
よく検索されているキーワードが表示されているとわかります。
検索したユーザーが住んでいる場所
検索したユーザーが住んでいる場所によって、表示が変わります。
例えば、検索窓に「ラーメン」と入力してみます。
このキーワードを入力すると表示されるのは「ラーメン 新宿 」です。
このように、検索したユーザーが住んでいる場所によって表示が変わります。
過去に検索したキーワード
サジェストキーワードは、過去に検索したキーワードが優先して表示される仕組みとなっています。
この仕組みは、パーソナライズを有効にしていると発生します。
「アカウントに基づく情報の表示」にて、オンオフの切り替えも可能です。
サジェストキーワードと関連キーワードの違い
サジェストキーワードと関連キーワードは似ているので、それぞれの違いがわからない方も多いでしょう。
関連キーワードとは、検索窓で検索したキーワードに関連するキーワードを指します。
サジェストキーワードは検索窓に表示されるのに対し、関連キーワードは検索結果ページの下部に表示される点が違います。
また、サジェストキーワードはユーザーによって表示されるキーワードが変化する一方で、関連キーワードはどのユーザーが調べても変わりません。
それぞれの違いを以下にまとめます。
- 表示場所が異なる
- ユーザーに応じて表示に変化がある
関連キーワードは以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
サジェストキーワードを調べる方法
「サジェストキーワードって、どうやって調べるの?」
サジェストキーワードを調べる方法は、以下のとおりです。
- Google検索窓を使う
- サジェストキーワードを取得できるツールを使う
順番に解説します。
Google検索窓を使う
サジェストキーワードは、Google検索窓を使うことでわかります。
例えば「ブログ 始め方」と入力すると、以下のように表示されます。
このように、簡単にサジェストキーワードがわかります。
しかし、検索窓で表示されるサジェストキーワードは少ないのが難点です。
サジェストキーワードを取得できるツールを使う
サジェストキーワードを多く取得したい場合は、ツールを使うのがおすすめです。
有料ツールもありますが、無料でもサジェストキーワードを多く取得できる優秀なツールが数多くあります。
次でおすすめツールを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
無料でサジェストキーワードを取得できるおすすめツール5選
無料でサジェストキーワードを取得できるツールを5つ紹介します。
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー
- GetKeyword
- Keyword Tool
- OMUSUBI
ラッコキーワード
「ラッコキーワード」は、サジェストキーワードや共起語を無料で取得できるツールです。
無料で利用できるにもかかわらず、多くのサジェストキーワードを取得できます。
ただし、月間検索数は無料プランだとわかりません。
月間検索数も知りたい場合は、有料プラン(最安で月額440円)に加入する必要があります。
キーワードプランナー
「キーワードプランナー」はGoogleが提供している広告運用ツールで、サジェストキーワードを取得できます。
無料で利用できますが、無料版だと検索ボリュームが「100~1000」「1万~10万」など、詳細な数値はわかりません。
正確な検索ボリュームを知りたい場合、広告出稿が必要です。
GetKeyword
「GetKeyword」は、無料でサジェストキーワードを取得したり、キーワードのSEO難易度を調査できるツールです。
このツールがすごいのは、無料で検索ボリュームを取得できることです。
無料でサジェストキーワードと検索ボリュームを同時に取得したい方は、GetKeywordを利用してみてください。
Keyword Tool
「Keyword Tool」は、750以上のサジェストキーワードに対応したツールです。
Googleだけでなく、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSにも対応しているのが特徴です。
ラッコキーワードと同様に、月間検索数を知りたい場合は有料プランに加入する必要があります。
OMUSUBI(おむすび)
「OMUSUBI」は、マインドマップのようにサジェストキーワードを表示してくれるツールです。
階層でサジェストキーワードを表示してくれるのが特徴です。
Googleだけでなく、YouTubeやAmazonなどのサジェストキーワードも調べられます。
SEO対策におけるサジェストキーワードの活用方法3選
最後に、サジェストキーワードをSEO対策に活用する方法を解説します。
活用方法は以下の3つです。
- キーワード選定やニーズの理解に活用する
- 新規コンテンツ作成に活用する
- リライト作業で活用する
サジェストキーワードを活用してSEO評価を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
キーワード選定やニーズの理解に活用する
サジェストキーワードは、キーワード選定やニーズの理解に活用するのがおすすめです。
選定したキーワードは新規コンテンツの作成やリライトで活用でき、発見したニーズはコンテンツの充実度を高めるのに役立つからです。
具体的な活用方法は、次で詳しく解説します。
新規コンテンツ作成に活用する
「ブログ 始め方」というキーワードを例にして、新規コンテンツ作成の実演をします。
まず、サジェストキーワードを取得します。
今回は、GetKeywordで取得してみました。
「ブログ 始め方」のコンテンツで必要そうなキーワードを選びます。
例えば「収入」や「稼ぐ」などのキーワードが見られるので、ブログ初心者が収入を得る方法をまとめた新規記事を作成するのが考えられます。
次に、ニーズを理解する方法を見ていきましょう。
サジェストキーワードを見るに「ブログ 始め方」で検索した人は、以下のニーズがあると予測できます。
キーワード | ニーズ |
ブログ 始め方 無料 | ブログを無料で始めたい |
wordpress ブログ 始め方 | WordPressでブログを始めたい |
ブログ 始め方 スマホ | スマホでブログを始めたい |
ブログ 稼ぐ 始め方 | ブログで稼ぎたい |
アフィリエイト ブログ 始め方 | アフィリエイトで稼ぎたい |
このように、サジェストキーワードを調べることで、ユーザーのニーズを把握できます。
把握したニーズをコンテンツに組み入れることで、ユーザー満足度が向上し、SEO評価を高める効果が期待できます。
新規コンテンツ作成に、サジェストキーワードを活用してみてください。
リライト作業で活用する
サジェストキーワードは、リライト作業でも活用できます。
サジェストキーワードを調査することで、既存コンテンツになかった情報を加えるのに役立つからです。
例えば、先ほどの「ブログ 始め方」で発見したニーズを基に、以下の見出しを作れます。
ニーズ | 見出し |
ブログを無料で始めたい | h2:おすすめの無料ブログサービス〇選 |
WordPressでブログを始めたい | h2:WordPressでブログを始める〇つの手順 |
スマホでブログを始めたい | h2:スマホでブログを始める〇ステップ |
ブログで稼ぎたい | h2:ブログで稼ぐ〇つのコツ |
アフィリエイトで稼ぎたい | h2:ブログ初心者がアフィリエイトで稼ぐ〇つのポイント |
このように、サジェストキーワードから発見したニーズを基に、新しい情報を加えられます。
リライト作業でサジェストキーワードを活用し、SEO評価を高めましょう。
まとめ
サジェストキーワードは、SEO評価を高めるためにも必ず調査しておきたい情報です。
取得したサジェストキーワードは、新規コンテンツの作成やリライトで活用できます。
この記事の内容を参考にして、サジェストキーワードをSEOに活用してみてください。